95 / 102
最終章
95 混ざり合う五人の狂熱(1)(☆)
しおりを挟む※18歳未満閲覧禁止
---
広いベッドの上で四つん這いになったヒナリの正面にダリオ、左側にアルトゥール、右側にクレイグが立つ。目の前に晒されたそれぞれの昂ぶりに、心臓が高鳴り始める。
しかしベッドの上に立つという異様な光景に加えて全裸の男たちに四方から見つめられている状況は、恐怖に近い緊張感を誘った。
その心境は、この世界に降臨した直後に感じた恐ろしさを彷彿とさせる。
とはいえ何をされるか分からず混乱した当時と決定的に違うのは――今から自分は確実に、四人の賢者から際限なく愛されるということ。
「んっ……」
そんな中、ベルトランの硬直が秘部に宛がわれ、即座にずるりと体内に侵入してきた。初めてのときは徐々に繋がりを深くしていったのに、賢者たちの手によって充分に解きほぐされた今は、張り詰めた芯をすんなりと飲み込んでいけた。
昂ぶりが根元まで埋め込まれ、肌が触れ合う。そのまま動き出すのかと思いきや、
「わっ……?」
後ろから羽交い締めにされるように上体を持ち上げられて、両膝はシーツに突いたままでベルトランの太ももの上に座らされた。硬い芯の先端が一番奥に押し付けられ、その刺激に何度も体の中の硬いものを締め付けてしまう。
急に体を起こされてヒナリが目を丸くしていると、不意に顎をすくわれた。視線をもたげると、目の前に立つダリオが興奮を滲ませた赤い瞳でヒナリを見下ろし、唇に芯の先端を添えてきた。
「いいかい?」
無言で頷き、口を開いてみせる。するとダリオは緊張した面持ちで息を呑み、ヒナリの口に自身の欲望の化身を挿入していった。
口いっぱいに頬張ったそれに舌を這わせ、唇を締め付ける。すると頭の上から切なげな声が聞こえてきた。
「っ……! ああ、君の口の中、とても熱いね……」
頭を撫でる優しい手付きがまるで『上手だよ』と誉めてくれているようで嬉しくて、ヒナリは懸命にダリオの芯を唇で締め付け、繰り返し食む動きをしてみせては舌を左右に動かして舐め回した。涎が垂れそうになり、じゅるじゅると音を立てて硬直したものをしゃぶっては唾液を飲み込む。刺激を加える度に頭上から切れ切れの弱々しい声が降ってきて、自分の口戯に感じてくれていることを実感し、興奮を誘われる。
さらに刺激してあげたくてダリオの芯に手を添えようとした矢先、両手が同時にさらわれた。左右に立つアルトゥールとクレイグに、それぞれの昂ぶりをつかまされたのだった。
「我々も触ってもらえないだろうか」
「もしお辛いようでしたら無理しなくても構いませんよ、ヒナリ」
さっき四人から同時に触ってもらったのだから、自分からもみんなをいっぺんに気持ちよくしてあげなきゃ――。背後のベルトランに下から貫かれながらダリオを咥えている状態は辛かったが、ヒナリは必死にアルトゥールとクレイグの芯をぎゅっと握り締め、扱き始めた。この逞しいものをあとで挿れてもらえるんだ、たくさん体の中を掻き混ぜて奥深くを繰り返し突いて夢心地にさせてもらえるんだと期待に胸を膨らませながら、そこを握った手をしきりに上下させ、手応えを堪能する。
すると両側から吐息混じりの囁きが聞こえてきた。
「ああヒナリ、とても、心地よいな……」
「ヒナリっ……、貴女はっ、手淫も、お上手ですね……」
四人全員と触れ合ったところで、再びベルトランがゆっくりと抜き差しを始める。
「ん! んんーっ!」
高ぶりを半分ほど抜き出しては根元まで埋め込む、その滑らかな動きが繰り返される度に、体の中心を快感が駆け抜けていく。強くも甘い刺激に全身が震え上がり、ダリオを頬張る口と、アルトゥールとクレイグを握り締める手を止めてしまいそうになる。しかし皆を気持ち良くしてあげたいその一心で、それぞれの高ぶりを包みこんだ両手と口、そして舌を動かし続ける。
ベルトランがヒナリの体を後ろからきつく抱きすくめて上下に揺さぶりながら、切なげな声を洩らした。
「っ、あ、ああっ……、ヒナリ、ヒナリっ……!」
肌が打ち合う音の間に、切羽詰まった吐息が混じり出す。
「はあっ……! ヒナリっ、そんなに締め付けないで……!」
今までに一度として聞いたことのない、余裕をなくした声が背後から聞こえてくる。その声を自分が出させていると思えばひどく興奮させられる。
ぎゅっと抱き締められて肌が密着した状態で、次第に抜き差しのペースが速くなってくる。最奥をがつがつと幾度も突き上げられて、快楽の渦に飲み込まれていく。
「んっんっんっんっ……! んーっ! んんーっ!」
縋るように口の中のものにしゃぶり付けば、ダリオがびくりと腰を震わせた。
「っ、ヒナリ、僕ってそんなに美味しいんだ……?」
頷いてみせる代わりに、ダリオの芯の先端に舌の先をねじ込む。
「くうっ……!」
髪をつかまれると同時に口の中のダリオの半身がびくりと震え上がり、先走りの液を吐き出した。その粘液ごと硬直の切っ先を舌の腹で舐め回せば、頭の上から抑えた声が降ってくる。口内を突くダリオの腰の動きもまた速くなっていく。
前後から突かれる中、芯をしごく両手に力を込めればまるで子を褒めるかのように手の甲や手首をさすられた。
「ああヒナリ、そこまで翻弄されておきながら、我らのことも忘れず愛撫してくれてとても嬉しいぞ……!」
「後ろから貫かれながら必死に口淫する貴女、大変淫らですよ……!」
左右から上擦った声が聞こえてくる。ベルトランに突き上げられる度に体内に走る刺激だけでも耐えがたいのに、自分が四人を同時に気持ちよくしてあげられているという状況は、どうしようもなく興奮を誘った。
ダリオに口内を犯される一方で、ベルトランが高みに向けて激しくヒナリの体内を貪り尽くそうとする。最奥をずんっと何遍も容赦なく突き上げてきて、腹の底が途方もない悦びに湧き立つ。体の中心を駆け抜ける快楽が脳の底を殴り付けてきて、気が触れそうになる。
「くっ……、ヒナリ、ヒナリっ……! イクよっ……!」
「んっ! んんっ! んんっ! ……んーーーっ!」
体の一番深いところでベルトランの脈動を感じる中、ヒナリもまた絶頂を迎えたのだった。
「はあっはあっはあっはあっ……!」
ヒナリは絶頂後の脱力感に任せてシーツの上に崩れ落ちた。汗が噴き出し、頭が朦朧として何も考えられない。うつ伏せの体勢では胸が潰されて苦しくなり、寝返りを打って仰向けになり、肩で息をする。
周りで賢者たちが場所を入れ替えている。その動きでベッドが軋んだ音を立てた。
不意に、誰かに足首をつかまれた。
驚いて視線をやると、ダリオが赤らんだ顔を微笑ませていた。
ヒナリの両脚を大きく開きながら、欲情に染まった視線を突き刺してくる。
「ヒナリ。お口の続きを、今度は君の中でさせて」
「うん、ダリオ、来て……!」
叫んだ瞬間、ダリオの切っ先が体内に突き込まれた。すぐに滑らかな抜き差しが開始される。
硬直で粘膜を余さず擦り上げられる度に快感が打ち響き、全身にくまなく行き渡っていく。
「あっあっはあっはああっ、ダリオ、ダリオっ……!」
「ああ、ヒナリ、君の中……いつもよりもっと熱くなっているね……」
ダリオがヒナリの両脚を抱き締めるようにして支えながら腰を打ち付け、恍惚とした表情を浮かべる。
その凄まじい色気を漂わせる顔をじっと見上げて微笑んでみせる。
「ねえ、ダリオ。……私の口と、私の中と、どっちが好き?」
「……!」
赤い目が見開かれる。
しかしすぐに柔らかな笑みを浮かべると、溜め息混じりに感嘆の声をこぼした。
「まったく君は……こんなにも淫らな一面を隠し持っていたんだね」
そう言いながら覆い被さってきて、唇を塞がれる。すぐに舌を押し込まれて、ヒナリの舌がぬるりと絡め取られる。
それと同時に、ずっと抜き差しを繰り返していた昂ぶりが、ぐっと根元まで突き込まれた。ダリオ自身の言葉を言い聞かせるかのように、とんとんと一番奥を小突き回す。
キスと、最奥への刺激と。全身を巡る快感に、ヒナリはただただ夢中になった。
しばらくそれが続けられたあと、唇を離したダリオがゆっくりと体を起こし、舌なめずりをしてから微笑んだ。
「うん。君の中も、可愛いお口も、どちらも大好きだ」
「っ……、本当に?」
「うん、君は本当に、どこもかしこも最高だ」
「そっか。嬉しい……」
視線を絡めて微笑み合う。
しばらくダリオから与えられる快楽に没頭していると、両側から手が伸びてきた。クレイグとアルトゥールだった。
「おふたりの世界に浸っているところ恐縮ですが。ヒナリ、貴女が望んだのでしょう? 私たち四人と一遍にしたいって」
「そうだぞヒナリ、我々のことも忘れないでくれ」
そう言って、ふたりがヒナリの胸に手を添えてくる。膨らみを辿った手はすぐに頂点に辿り着き、突端を指の間に挟んだり指先で弾いたりして両胸から刺激を送り込んできた。ふたりの愛撫の心地よさに、体内のダリオを無意識のうちにぎゅっぎゅっと締め上げてしまう。
直後、ダリオの切なげな声が聞こえてきた。
「っ、ヒナリ、君の中、すごく、うねってる……!」
それを聞いたクレイグとアルトゥールがヒナリの顔を覗き込み、からかうような笑顔に変わった。
「貴女は別々のふたりから胸を弄られるのが、本当にお好きなのですね」
「ヒナリ、貴女の強欲さを見せてもらえてとても幸せだ」
口々にヒナリに声を掛けては熱心に胸の尖りを弾く。
ダリオに中を突かれるだけでも充分に気持ちいいのに、さらにふたりから胸も刺激されて、体内で合わさった快感に堪らずヒナリは顔を綻ばせた。
「みんな、とってもとっても、気持ちいよ……」
「ふふ。素直なヒナリ、とても素敵だよ」
少し離れた場所からベルトランの声が聞こえてきた。
9
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
黒騎士団の娼婦
星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる