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最終章
96 混ざり合う五人の狂熱(2)(☆)
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ダリオに奥を突かれながら、アルトゥールとクレイグに胸の先端を弄り倒される。
三人から同時に刺激を加えられ続けているヒナリが、悦びに浸りつつベッド脇に視線を向けると、そこには雑にガウンを羽織ったベルトランが居た。円卓から移動してきた椅子に座って足を組み、ベッドの上の狂宴を楽しげに眺めている。瓶入りの水を呷り、乱れ髪を掻き上げてからヒナリに微笑みかけてくる。
「ヒナリ。もっと、狂ってみせて」
その言葉を合図にダリオの抜き差しが激しくなった。ぱんぱんと肌の打ち合う音と、ぐちゃぐちゃとふたりが深く絡み合う水音が部屋中に響き渡る。
「ヒナリの中、ひくひくと悦んでいるね。こんなに感じてくれて、とても嬉しい」
汗に飾られた顔に笑みを輝かせる。ヒナリの両脚を抱き締め、肌に手のひらを滑らせながら口の端を吊り上げた。
「ヒナリ。君が一番感じるところ……たっぷり愛してあげる」
「――っ! んあっあっあっあっ」
重い快感が響く下腹の一点を芯の切っ先で丹念に擦り上げられて、全身が悦びに打ち震える。
その間にも胸の突端は両側から伸びてくるふたりの手にずっと弄り倒されっぱなしで、三つの刺激が絡み合う心地よさに涙が浮かんでくる。
ヒナリは三人の賢者から与えられる快感に酔い痴れながら、赤い魔眼をまっすぐに見上げた。
「ダリオ。どれだけ、私が感じてるか、……見えてるでしょ?」
「うん。今までに見たことがないくらい、君から快楽のオーラが大量に溢れ出ている。こんなにも広いベッドからこぼれ落ちるくらい、君が善がっているオーラが噴き出しているよ」
「そうでしょう? とってもとっても気持ちいいもの……!」
自分の言葉を言い聞かせるようにダリオと繋がっている部分に力を込めると、ダリオがぎゅっと目を閉じ歯を食いしばった。
「くっ……締め付けすぎだよヒナリ……! ――ぐっ……!」
切羽詰まった声と共に、ダリオの芯がヒナリの体内で幾度も脈動した。
体の奥底にじんわりと熱が広がっていく。その熱さは祈りの儀のときに感じる熱に似ていて、賢者の魔力が今まさに自分の体内に注ぎ込まれたのだと実感させられる。
賢者だけを先に達させたのは初めてだなと、呆けた頭の中にもどことなく得意な気持ちになっていると、突然腕を引かれて起き上がらせられた。クレイグだった。
そのままの勢いでヒナリの足元側に仰向けになる。クレイグの芯が、天に向けてそそり立っている。
「おいでなさい、ヒナリ」
「……うん」
眼鏡の向こうから金色の瞳に射抜かれて、その輝きに操られたかのようにヒナリはクレイグの上に跨がった。ゆっくりと高ぶりを飲み込んでいく。
硬い腹筋の上に座り込む。合わさった肌は、汗に湿っていた。
ふたりで手のひらを合わせた瞬間、強く引かれてクレイグの上に倒れ込まされる。頭を抱き込まれると同時に唇を奪われて、舌が滑り込んでくる。
クレイグと胸や腹を密着させたヒナリは、深く舌を絡ませ合いながら、自ら腰を揺らし始めた。
クレイグとのキス、そして硬い芯に掻き混ぜられる心地よさに没頭する。
ヒナリ自身の舌がクレイグの口内で溶けるような、クレイグの硬直がヒナリの体内で溶けてしまうような――まさに今クレイグとひとつになっていると実感しながら、交わる心地よさに浸り続ける。
ふと唇を浮かせたクレイグが、至近距離でふわりと笑みを浮かべた。
「ああ……。やはり私は貴女に上に乗ってもらうのが一番好きですね。初めて貴女と肌を合わせた際、貴女に押し倒されましたから」
「うん、そうだったね」
「今は魔法薬は抜きですが……ヒナリ、もっと激しく動けますか?」
「うん、もちろん。あなたを気持ちよくしてあげる」
繋いだ手に体重を支えてもらいながら上体を起こし、足全体に力を込めて自ら腰を浮かせていく。そしてすぐに腰を落とす。
その動きを何度も何度も繰り返し、クレイグの体の上で身を弾ませて、欲望の化身を丹念に搾り上げていく。
「ああ、ああ……。とてもいいですよ、ヒナリ」
うっとりと目を閉じたクレイグが、掠れ声を洩らした。
ヒナリはクレイグに下から貫かれる心地よさに没頭するうちに、周りからの視線が体のあちこちに突き刺さるのを感じた。下半身を力ませてクレイグの高ぶりを夢中で搾り上げながらも、辺りをそっと見回してみる。
ベッドから下りたアルトゥールが全裸のまま水を呷っていた。口を拭い、笑顔を輝かせる。
「なんと淫らな光景だろう……!」
と言ってヒナリたちを感激した顔で眺める。その芯は雄々しく勃ち上がっていて、それを誇示するかのような立ち姿にヒナリは思わずくすっと笑ってしまった。
ベルトランは相変わらず椅子に座ったまま、足を組んで頬杖を突き、ヒナリたちの行為を興味深げな眼差しで観察している。
その隣にはベルトランと同じくガウンを羽織ったダリオが座っていて、ヒナリの顔ではなく、股の付近、すなわちクレイグとヒナリが性器を絡み合わせている部分を注視していた。時折視線がもたげられるもヒナリの顔は見て来ず、弾む胸をじっと見つめる。
遠慮のない視線にいっそ楽しくなったヒナリは、三人の賢者の視線を浴びる中、天井を見上げて目を閉じて、腰を前後にくねらせ始めた。体内ではクレイグの芯を締め上げて、外側の秘所をクレイグの下腹に擦り付けて、貪欲に快楽を追求する。その淫らな姿を賢者たちに見せつける。
「すごい……」
感嘆の呟きが聞こえてくる。
見られているという事実にすら興奮させられる。賢者たちの反応に煽られて、身体の奥から悦びが無尽蔵に湧き出してくる。静まり返った寝室に、水音と息遣いだけが響く。
「……ヒナリ」
下からの呼び掛けに目を開くと、ひどく幸福そうな瞳がそこにはあった。
「貴女は……媚薬なしでもこんなに淫らになるのですね」
金色の輝きを見つめつつ、唇を尖らせてみせる。
「淫らな私は、嫌いになっちゃう?」
そんなの寂しい――そんな想いを込めてクレイグの芯を締め付ける。すると、
「っ……!」
クレイグが眉をひそめて息を呑んだ。
しかしすぐに表情を和らげる。
「いいえ、嫌いになんて、決してなりません。淫らな貴女も、優しく朗らかな貴女も、どちらの貴女も大好きですよ」
「本当に?」
「ええ。本当です」
「そっか。ありがとう、クレイグ」
そう言って微笑み返してみせた途端、クレイグに腰をつかまれた。
温かな光を称えていた瞳に突如として情欲が滾り、下から激しく突き上げられ始めれば体内に蓄積されていた喜悦が一気に爆発する。
「あっあっあっあっ、もうイっちゃう、イっちゃうう……――はあああっ……!」
悲鳴と共にヒナリがびくりと仰け反った瞬間、クレイグの芯もまたヒナリの体の奥深くで強く脈動したのだった。
絶頂の余韻に全身がびくびくと震えている。
ヒナリは咳き込むように息をしながら両脚に力を込めてゆっくりと腰を持ち上げていくと、眼下で横たわるクレイグとの繋がりを解いていった。
芯を全て抜き出した瞬間、ちゅぽん、と音が鳴り、熱い体液がどっと溢れ出した。賢者の精液は魔力となり聖女の体に吸収されているので、太ももや尻を濡らし、内ももに垂れていく粘液はすべてヒナリ自身のものだった。
(こんなに濡れちゃったんだ、私)
ぼんやりとそう思いながら脱力するに任せてシーツの上にへたり込む。すると左右からベルトランとダリオの手が伸びてきて、腕や背中を支えてくれた。いつの間にかベッドの上に乗り上げてきていたらしい。
「最後は……私だな」
その低い声に顔を上げると、アルトゥールが膝立ちの姿勢になっていた。目の前に、張り詰めた芯が誇示される。
初めは直視できなかった雄々しい半身を、ヒナリはじっと見つめた。それに貫かれた瞬間を思えば、疲れ切った体であってもまたすぐに欲求が湧いてくる。
「その期待する眼差しは嬉しいな。そんなに楽しみにしてくれているのか?」
「うん、いっぱい気持ち良くしてくれるから……大好き」
ヒナリは顔を綻ばせながらそっと指を差し出すと、硬く勃ち上がったその表面に走る血管を指先で辿っていった。指に伝わる硬い手応えに、たちまち胸が高鳴り出す。
根元をそっと握り込み、先端へと向かって手のひらを滑らせていき、指に引っ掛かった頭の縁を親指で弾く。ここで私の中を何度も引っ掻いて欲しいと願いながら。
「っ……!」
ごくり、とはっきりと息を呑む音が聞こえてきた。
直後、芯を弄っていた手が取り上げられ、ヒナリの手をぎゅっと握ったアルトゥールが膝立ちのまま向きになったようなスピードで近付いてきた。ベルトランとダリオを無言で追い払い、ヒナリの背後、枕側に回り込む。
何をする気だろうとヒナリが身を強張らせていると、シーツの上に腰を下ろしたアルトゥールはヒナリを挟むようにして両脚を伸ばしてから膝を立てた。
大人しく次の行動を待つヒナリの腰がつかまれて、尻を浮かせられる。緊張に身をすくませつつ、熱い手のひらに導かれて徐々に腰を落としていく。すると、秘部に硬直の切っ先が押し当てられた。
「んっ……」
今まで飲み込んできたものとは明らかに異なる質量が、ヒナリの体内にずるりと潜り込んでくる。
雄々しい高ぶりが、ごくゆっくりと挿入されていく。時間を掛けてすべて埋め込まれ、アルトゥールの下腹と太ももとに腰を下ろす形となった途端、膝裏がつかまれてヒナリの脚が大きく開かれた。
「どれ、我々が深く繋がり愛し合っている様を、皆に見せつけてやろう」
と宣言するなり下から小刻みに突き上げてきた。
体を持ち上げられた状態で、逞しい芯の先端に腹の内側を細かく擦り上げられればたちまち快楽の波に引きずり込まれていく。
「あっあっあっあっ……! ああっああっはううっ、はああっ……!」
天井を見上げて声を放っていなければ、その無尽蔵の快感を受け止めきることができない。
無意識のうちに逃げ出しそうになっても腰をしっかりと固定されてしまい、快感を絶えず送り込まれて狂いそうになる。
すると突然、アルトゥールに強引に顔を振り向かせられて、唇を合わせられて舌をねじ込まれた。
「んんっ! んう、んん……!」
舌を絡める情熱的な感触と、体の中心を貫く感覚が混ざり合い、全身が快楽一色に染まる。
ヒナリがアルトゥールの唇と芯とに夢中になっていると、ふと唇を離したアルトゥールが、今度はヒナリの顎に手を添えて顔を正面に向かせた。
「ヒナリ、ほら、皆が見ているぞ」
耳元の囁きにはっとして、おぼろげだった焦点を前方に合わせる。すると、知らぬ間にベッドの足側に特等席を設けたベルトランとダリオが並んで椅子に座り、楽しげな顔をしてヒナリたちを見ていた。
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