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2 少しずつ感じられる成長
6 デビュタントのドレス
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結局、ブラッドリーと話し合った結果、穏便に姉と仲直りして、今までのように少しずつ距離を取りつつ、自分の成績や実績を上げて公にしていき、卒業後に家と縁が切れるように動くという方針をとることにした。
ブラッドリーから以前作成するように勧められた、母や姉や妹に費やした時間の一覧や、本来マルティナに回されるはずだった金額の一覧も長期休暇の間にコツコツ作成していて、完成している。
一番の難所は、家政の財務の確認だったが、家令に見せてくれるように頼むと、あっさり許可が出た。条件は作成した資料を家令に提出することのみ。家令の立会いの元、お母様がつけた母と三姉妹にかかった経費関連の帳簿や領収書を出してくれて、書き写すことができた。今はその数字を元に、表にして見やすいように工夫しているところだ。
「お姉様、ごめんなさい。お姉様がもうすぐ結婚してしまうから、寂しくて、試すようなことをしてしまったの。これまで通りお姉様の勉強のフォローも生徒会のお仕事もするから、お姉様の傍にいてもいい?」
腸は煮えくり返っているが、それをなんとか抑えて、リリアン直伝のうるみ目で訴える。普段嘘をつかないマルティナの迫真の演技が功を奏したのか、自分の思う通りに進めば、後はどうでもいいのか、あっさりと姉はマルティナを許した。
それからは、また穏やかな日々が戻ってきた。姉の卒業と結婚が待ち遠しいが、姉が卒業するということは、ブラッドリーも卒業してしまうということで、お別れの日が近づいているということだった。
毎日の昼食や授業後の時間を、マルティナは日々噛み締めるようにして過ごした。今はまだ、ブラッドリーが隣からいなくなる日のことは考えたくない。
◇◇
デビュタントが近づいてマルティナはそわそわしていた。
マルティナには自分のことやイベントについて気にしてくれる大人はいない。このところ、ずっとデビュタントのドレスについて悩んでいた。
新年の王宮の夜会で、その年に十六歳になった貴族令嬢のデビュタントが行われる。茶会や夜会はほとんど欠席となっているマルティナもさすがにデビュタントの夜会を欠席することは許されない。
以前の自分だったらどうしたかしら?
ブラッドリーと会う前の自分だったら。きっと何も言い出せず、最悪、ドレスが用意できなくて、欠席していたかもしれない。そうなったら、貴族令嬢としては失格だ。
いえ、きっと去年の姉のデビュタントのドレスを加工しろって言われて、その通りにして、公爵家から物言いが入って、大事になっていたかもしれない。
『とにかくなんでもやってみるんだ。行動でしか状況は変えれない』
ブラッドリーの言葉がふいに頭に響く。
諦めないで、考えるのよ。最悪な状況は何? 今できることはなに?
「あの、お母さま、今年、デビュタントなのですが…、あと一ヶ月しかないのですが、私のドレスは用意されていますか?」
なるべく母親と話したくなかったが、勇気を出して、マルティナは切り出した。何より醜聞を嫌う母が、貴族令嬢のお披露目を欠席させることはないだろう。だが、きっと今年マルティナがデビュタントだと覚えているか怪しいし、覚えていてもドレスのことなんて考えてもいないだろう。
「わかってるわよ。いつものように、去年のアイリーンのドレスをなんとかすればいいじゃない。いちいち、私に聞かないで、自分で考えて行動してちょうだい。あなたと違って、私は忙しいのよ」
「あの……いつも、お姉様のドレスを直して着ていたのですが、この前のお姉様の誕生日パーティーで、お姉様の婚約者様がお姉様に贈られたドレスを加工して着てしまっていて、叱責されました。お姉様のデビュタントのドレスは婚約者様からのプレゼントだと記憶しています。なので、今回はお姉様のドレスを着るわけにはいきません」
「はぁ。わかったわ。なんとかするわよ」
マルティナの話を聞いているような聞いていないような母の様子に、マルティナは不安が募ったが、それ以上、言葉を重ねることはできなかった。
マルティナの不安は的中して、それから一週間が経ったが、母からはなにもドレスに関する話が出ない。あまりこちらから何度も話題に出しても、機嫌が悪くなるだけだと我慢していたが、さすがに限界だ。
だって、この一週間の間に二回は、例の母の愚痴を聞くだけのティータイムがあったのだ。悪意があるのかないのかは、わからないが、マルティナのドレスについて母は忘れているに違いない。
諦めないで、考えるのよ。今できることはなに?
久しぶりに父が邸に戻ってきたので、廊下ですれ違った父親に直接訴えた。
「お父様、お久しぶりです。今度の新年の夜会で、私はデビュタントを迎えます。お母さまがお忙しくて、ドレスの手配が進んでないようなのですが、自分で手配してもよろしいでしょうか?」
「は? 久しぶりに会ったと思ったら、不躾になんだ? マーガレットがつつがなく手配しているのではないのか? おい、マーガレット、どうなってるんだ?」
「久方ぶりです。旦那様。御機嫌よう。ええ、ええ、伯爵家の事はつつがなく取り仕切っております。最近、立て込んでおりまして、今日、ドレスを見に行くと朝言ったでしょう? マルティナが忘れていただけですわ。きっと久々にお会いした旦那様の気をひきたかったのでしょう。本当にマルティナは大げさなんだから。さぁ、行くわよ。では、旦那様、失礼しますね」
父には嫋やかに微笑み、マルティナには刺すような視線を寄越して、背を向けた母に大人しく従う。
「意趣返しのつもり? 私がちゃんと考えていると言ったでしょう? 少しも待てないのね。よりによって、旦那様に直接訴えるなんて、何様のつもりなの? 私の完璧な采配にケチをつけないでちょうだい」
急きょ、ドレスを買いに行くことになり、母と二人きりの馬車の中、母の怒りは止まらない。母の手の中の扇がぎりぎりと絞られ、華奢な骨格が変形していくのを、マルティナはじっと見ていた。
お母様はこれが、私とのはじめての買い物だと知っているのかしら?
ずっと、お母様と買い物に行くことやドレスを買ってもらうことに憧れていたのに、全然うれしくない。
そもそも、お母様と買い物に行きたかったわけではなく、別にブラッドリーの商会のレンタルドレスでもいいと思っていたし、ブラッドリーに見立ててもらうほうがよっぽどよかったのに……
ただ、レンタルするのにも買い物をするのにも、経費をまわしてもらわないといけないし、あまりに安っぽいとまた、母の顰蹙をかうから……
「この子の新年のデビュタント用のドレスを見繕ってちょうだい。ああ、サイズさえあっていて、伯爵家としてそこそこ見栄えがすれば、なんでもいいわ。時間がないから、急いでちょうだい」
連れて行かれたお店はもちろんオーダーメイドではなく、既成品の店で、娘のデビュタントのドレスをどうでもいいことのように言い放つ母に、店員は一瞬驚いた顔をしたものの、そういった訳有りの客に慣れているのか、テキパキとドレスを選び説明をはじめる。
「お嬢様の体形と雰囲気ですと、こちらの三点がお似合いだと思います。こちらが……」
「いいから。とりあえず一番安い物を試着して、大丈夫ならそれをいただくわ。マルティナ、早く着ていらっしゃい!!!」
気の毒そうに見てくる店員に着付けてもらい、母の前に立つ。
「サイズがあってるならそれでいいわよ。お会計はスコールズ伯爵家にまわしてちょうだい。マルティナ、さっさと帰るわよ。予定がつかえてるのよ」
母のマルティナへのぞんざいな態度には慣れたつもりだったが、さすがにこの態度は堪えた。
母にとって、私のデビュタントは祝うことではなく、面倒くさいイベントにすぎないのだわ……
今更、母に何を求めていたというの……
母親らしく、デビュタントの準備を進めてくれるとでも思っていた?
娘のデビュタントを祝ってくれると思っていた?
マルティナは自分に驚いた。何回も何回も存在をないもののように扱われ、姉と比べられ、叱責され、愚痴の吐き出し先になってもなお、まだ、自分が母を母親として求めていることに。
姉の勉強や生徒会の仕事を手伝っているのにいつか気づいてくれて褒めてくれるかも。
実は成績がいいのに気づいて認めてくれるかも。
手のかかる妹の世話をしていることに感謝してくれるかも。
……何回も何回も、そんな期待を抱いて、そのたびに、その期待はたたき落とされて。
期待が膨らむたび、つぶされて、それでも勝手に期待が膨らんで……
それでも、母を、母に認められることを、求めてしまう……
マルティナは自分の手をじっと見つめた。この手には、この体には母の血が流れていて、それゆえになのか、母のお腹から産まれてきたからなのか、マルティナを見てくれない母を求めてしまう。これは、抗えない本能なのかしら?
そんな自分をこれまで、認めたくなかったけど。気づいてしまったら、もう見ないふりはできない。
母がマルティナを娘として認めてくれる日は来ない。母の娘は美しい姉と可愛い妹だけなのだ。マルティナを産んだことはなかったことなのだ。
マルティナにできることは、心の中で、そっと母との絆を切ることだけだ。
『さようなら、お母さま』
もう、あなたに認められることも、褒められることも、感謝されることも……愛されることも求めません。
そうね、ブラッドリーの言う通りだわ。
『この状況が嫌ならあがくしかない。でも、よけいに状況が悪化して、傷が深くなることもある』
今回はピンチの状況は抜け出せたけど、心には痛手をおった。
それでも、ブラッドリーがいてくれる。
だから、まだ私は大丈夫。
寝室で一人、ブラッドリーからもらったクマのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。
ブラッドリーから以前作成するように勧められた、母や姉や妹に費やした時間の一覧や、本来マルティナに回されるはずだった金額の一覧も長期休暇の間にコツコツ作成していて、完成している。
一番の難所は、家政の財務の確認だったが、家令に見せてくれるように頼むと、あっさり許可が出た。条件は作成した資料を家令に提出することのみ。家令の立会いの元、お母様がつけた母と三姉妹にかかった経費関連の帳簿や領収書を出してくれて、書き写すことができた。今はその数字を元に、表にして見やすいように工夫しているところだ。
「お姉様、ごめんなさい。お姉様がもうすぐ結婚してしまうから、寂しくて、試すようなことをしてしまったの。これまで通りお姉様の勉強のフォローも生徒会のお仕事もするから、お姉様の傍にいてもいい?」
腸は煮えくり返っているが、それをなんとか抑えて、リリアン直伝のうるみ目で訴える。普段嘘をつかないマルティナの迫真の演技が功を奏したのか、自分の思う通りに進めば、後はどうでもいいのか、あっさりと姉はマルティナを許した。
それからは、また穏やかな日々が戻ってきた。姉の卒業と結婚が待ち遠しいが、姉が卒業するということは、ブラッドリーも卒業してしまうということで、お別れの日が近づいているということだった。
毎日の昼食や授業後の時間を、マルティナは日々噛み締めるようにして過ごした。今はまだ、ブラッドリーが隣からいなくなる日のことは考えたくない。
◇◇
デビュタントが近づいてマルティナはそわそわしていた。
マルティナには自分のことやイベントについて気にしてくれる大人はいない。このところ、ずっとデビュタントのドレスについて悩んでいた。
新年の王宮の夜会で、その年に十六歳になった貴族令嬢のデビュタントが行われる。茶会や夜会はほとんど欠席となっているマルティナもさすがにデビュタントの夜会を欠席することは許されない。
以前の自分だったらどうしたかしら?
ブラッドリーと会う前の自分だったら。きっと何も言い出せず、最悪、ドレスが用意できなくて、欠席していたかもしれない。そうなったら、貴族令嬢としては失格だ。
いえ、きっと去年の姉のデビュタントのドレスを加工しろって言われて、その通りにして、公爵家から物言いが入って、大事になっていたかもしれない。
『とにかくなんでもやってみるんだ。行動でしか状況は変えれない』
ブラッドリーの言葉がふいに頭に響く。
諦めないで、考えるのよ。最悪な状況は何? 今できることはなに?
「あの、お母さま、今年、デビュタントなのですが…、あと一ヶ月しかないのですが、私のドレスは用意されていますか?」
なるべく母親と話したくなかったが、勇気を出して、マルティナは切り出した。何より醜聞を嫌う母が、貴族令嬢のお披露目を欠席させることはないだろう。だが、きっと今年マルティナがデビュタントだと覚えているか怪しいし、覚えていてもドレスのことなんて考えてもいないだろう。
「わかってるわよ。いつものように、去年のアイリーンのドレスをなんとかすればいいじゃない。いちいち、私に聞かないで、自分で考えて行動してちょうだい。あなたと違って、私は忙しいのよ」
「あの……いつも、お姉様のドレスを直して着ていたのですが、この前のお姉様の誕生日パーティーで、お姉様の婚約者様がお姉様に贈られたドレスを加工して着てしまっていて、叱責されました。お姉様のデビュタントのドレスは婚約者様からのプレゼントだと記憶しています。なので、今回はお姉様のドレスを着るわけにはいきません」
「はぁ。わかったわ。なんとかするわよ」
マルティナの話を聞いているような聞いていないような母の様子に、マルティナは不安が募ったが、それ以上、言葉を重ねることはできなかった。
マルティナの不安は的中して、それから一週間が経ったが、母からはなにもドレスに関する話が出ない。あまりこちらから何度も話題に出しても、機嫌が悪くなるだけだと我慢していたが、さすがに限界だ。
だって、この一週間の間に二回は、例の母の愚痴を聞くだけのティータイムがあったのだ。悪意があるのかないのかは、わからないが、マルティナのドレスについて母は忘れているに違いない。
諦めないで、考えるのよ。今できることはなに?
久しぶりに父が邸に戻ってきたので、廊下ですれ違った父親に直接訴えた。
「お父様、お久しぶりです。今度の新年の夜会で、私はデビュタントを迎えます。お母さまがお忙しくて、ドレスの手配が進んでないようなのですが、自分で手配してもよろしいでしょうか?」
「は? 久しぶりに会ったと思ったら、不躾になんだ? マーガレットがつつがなく手配しているのではないのか? おい、マーガレット、どうなってるんだ?」
「久方ぶりです。旦那様。御機嫌よう。ええ、ええ、伯爵家の事はつつがなく取り仕切っております。最近、立て込んでおりまして、今日、ドレスを見に行くと朝言ったでしょう? マルティナが忘れていただけですわ。きっと久々にお会いした旦那様の気をひきたかったのでしょう。本当にマルティナは大げさなんだから。さぁ、行くわよ。では、旦那様、失礼しますね」
父には嫋やかに微笑み、マルティナには刺すような視線を寄越して、背を向けた母に大人しく従う。
「意趣返しのつもり? 私がちゃんと考えていると言ったでしょう? 少しも待てないのね。よりによって、旦那様に直接訴えるなんて、何様のつもりなの? 私の完璧な采配にケチをつけないでちょうだい」
急きょ、ドレスを買いに行くことになり、母と二人きりの馬車の中、母の怒りは止まらない。母の手の中の扇がぎりぎりと絞られ、華奢な骨格が変形していくのを、マルティナはじっと見ていた。
お母様はこれが、私とのはじめての買い物だと知っているのかしら?
ずっと、お母様と買い物に行くことやドレスを買ってもらうことに憧れていたのに、全然うれしくない。
そもそも、お母様と買い物に行きたかったわけではなく、別にブラッドリーの商会のレンタルドレスでもいいと思っていたし、ブラッドリーに見立ててもらうほうがよっぽどよかったのに……
ただ、レンタルするのにも買い物をするのにも、経費をまわしてもらわないといけないし、あまりに安っぽいとまた、母の顰蹙をかうから……
「この子の新年のデビュタント用のドレスを見繕ってちょうだい。ああ、サイズさえあっていて、伯爵家としてそこそこ見栄えがすれば、なんでもいいわ。時間がないから、急いでちょうだい」
連れて行かれたお店はもちろんオーダーメイドではなく、既成品の店で、娘のデビュタントのドレスをどうでもいいことのように言い放つ母に、店員は一瞬驚いた顔をしたものの、そういった訳有りの客に慣れているのか、テキパキとドレスを選び説明をはじめる。
「お嬢様の体形と雰囲気ですと、こちらの三点がお似合いだと思います。こちらが……」
「いいから。とりあえず一番安い物を試着して、大丈夫ならそれをいただくわ。マルティナ、早く着ていらっしゃい!!!」
気の毒そうに見てくる店員に着付けてもらい、母の前に立つ。
「サイズがあってるならそれでいいわよ。お会計はスコールズ伯爵家にまわしてちょうだい。マルティナ、さっさと帰るわよ。予定がつかえてるのよ」
母のマルティナへのぞんざいな態度には慣れたつもりだったが、さすがにこの態度は堪えた。
母にとって、私のデビュタントは祝うことではなく、面倒くさいイベントにすぎないのだわ……
今更、母に何を求めていたというの……
母親らしく、デビュタントの準備を進めてくれるとでも思っていた?
娘のデビュタントを祝ってくれると思っていた?
マルティナは自分に驚いた。何回も何回も存在をないもののように扱われ、姉と比べられ、叱責され、愚痴の吐き出し先になってもなお、まだ、自分が母を母親として求めていることに。
姉の勉強や生徒会の仕事を手伝っているのにいつか気づいてくれて褒めてくれるかも。
実は成績がいいのに気づいて認めてくれるかも。
手のかかる妹の世話をしていることに感謝してくれるかも。
……何回も何回も、そんな期待を抱いて、そのたびに、その期待はたたき落とされて。
期待が膨らむたび、つぶされて、それでも勝手に期待が膨らんで……
それでも、母を、母に認められることを、求めてしまう……
マルティナは自分の手をじっと見つめた。この手には、この体には母の血が流れていて、それゆえになのか、母のお腹から産まれてきたからなのか、マルティナを見てくれない母を求めてしまう。これは、抗えない本能なのかしら?
そんな自分をこれまで、認めたくなかったけど。気づいてしまったら、もう見ないふりはできない。
母がマルティナを娘として認めてくれる日は来ない。母の娘は美しい姉と可愛い妹だけなのだ。マルティナを産んだことはなかったことなのだ。
マルティナにできることは、心の中で、そっと母との絆を切ることだけだ。
『さようなら、お母さま』
もう、あなたに認められることも、褒められることも、感謝されることも……愛されることも求めません。
そうね、ブラッドリーの言う通りだわ。
『この状況が嫌ならあがくしかない。でも、よけいに状況が悪化して、傷が深くなることもある』
今回はピンチの状況は抜け出せたけど、心には痛手をおった。
それでも、ブラッドリーがいてくれる。
だから、まだ私は大丈夫。
寝室で一人、ブラッドリーからもらったクマのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。
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