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始まりの章
第6話 開始
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第6話 開始
遡ること1週間前。久遠邸にて
「地下闘技場…?」
戸惑う俺を前に社長は言葉を続ける
「そう。私の推薦で出場する事になった選手は基本的には選手入試を免除となる。だがその場合本戦出場のために別の条件を出させて貰っている。それが、地下闘技場への出場と勝利。言わば裏世界のWDMCに出て勝ち続けることだ」
「つまりそれは…そういった闇だらけの世界で戦えという事か…」
「そう。普通では物足りない世界中のセレブや富豪、政治家達が集まる殺し以外ならなんでもありのルール。登場する選手は私が見つけてきた元犯罪者や元悪役プロレスラー、後は腕に自信のあるヤクザや達人なども居る。人呼んでReverse World Different Martial arts Championship。略してRWDMC」
「RWDMC…」
「あの時は突然の事でなにがなんだかだったが、ここに来ちまった以上後戻りは出来ねえ。何がなんでも勝ち進んでやる」
勝利を目指し本戦に出場する事を目標に掲げ、俺は会場内へと入る
「待っていたよ閃光くん。まずは君にこれを渡しておこう」
入口で待っていた社長は俺にカードキーのようなものを渡してきた
「これは?」
「選手登録の際に必要となるカードキーだよ。内部のチップで選手のデータ確認をAIがするようになっている。この会場を出入りする時にも必要だから肌身離さず持っておいてね」
「分かった」
カードキーの紐を首にかけ、俺は地下へ向かう
またも大きなドアが目の前に現れた
「ここが地獄の入口…」
「せめて1回戦くらいは勝ってくださいね」
「会長。なんでここに」
「激励です。貴方には頑張ってもらわないと、せっかく連れてきた私のメンツがたちませんから」
「相変わらず皮肉たっぷりだねぇ。大丈夫。俺は負けねえよ」
「その根拠は一体どこから来るのか…ぜひ拝見させて頂きます」
会長は上に上がり、一般席側に向かっていった
「ふぅ…ヨシ!」
ピッ
「選手データ確認出来ました。ようこそRWDMCへ。ご健闘を」
「機械にまで心配されてちゃおしまいだな」
ガコン…!
大きな音をあげながらドアが開く。中に入ると人がたくさん居た。出場選手だろうか、なかなか強面な人達が集まっている
「なんだ…ガキじゃねえか…」
「おいおい…ここはいつからスポーツテスト会場になったんだ?」
散々な言われ様である。それもそうだ。周りの出場選手は大人ばかりで、俺なんて肉食獣の群れに放り込まれた餌のようなものだ
「やれやれ。早くもアウェーだねこりゃ」
ある程度ルールの説明を受け、それぞれ用意された専用の控え室へと向かっていく。その途中俺は奇妙な男に呼び止められた
「Hey!!Youが噂のNew Face Boyかい?」
よくわかった。どうやらこの目の前のやたらと陽気な謎の男のテンションについて行けるほど、今の俺のコンディションは良くないらしい
「なるほど。さっさと部屋に戻って休まないとなこりゃ」
「Stop!!Don't move!!ちょっとオイラの話をListenしちゃくれないかい?」
「悪いけど俺、早く部屋行きてぇんだけど」
「まあまあちょっと自己紹介くらいさせてくれたってイイじゃない」
「はあ…そういう事かよ…」
どうやら自己紹介をしたかったようだ。ならば正直尚更普通にしてて欲しい
「俺は初出場の天 閃光だ。よろしく頼む」
「オイラはここで実況をやってるジョニー。人呼んでファンキーMCのジョニーDa」
「実況?裏と言ってもそういうのはあるんだな」
「表向きは公式じゃないとはいえ、これも一応裏の方でOAされるからね。期待のNew Face!!YouのAction楽しみにしているYo」
「まっ、お手柔らかに」
「おっとそうだ。これオイラの電話番号とLEENのID。何か分からないことがあったらいつでもコールしておくれYo」
「サンキュ。助かるよ」
どうやらジョニーは本当に自己紹介だけだったようだ
実況者楽屋
「どうだった?彼は」
「ちょっと緊張気味かな?まあ時期に慣れていくサ」
「その強さ。どれだけのものか見せてもらおうかな。レジェンドの息子」
遡ること1週間前。久遠邸にて
「地下闘技場…?」
戸惑う俺を前に社長は言葉を続ける
「そう。私の推薦で出場する事になった選手は基本的には選手入試を免除となる。だがその場合本戦出場のために別の条件を出させて貰っている。それが、地下闘技場への出場と勝利。言わば裏世界のWDMCに出て勝ち続けることだ」
「つまりそれは…そういった闇だらけの世界で戦えという事か…」
「そう。普通では物足りない世界中のセレブや富豪、政治家達が集まる殺し以外ならなんでもありのルール。登場する選手は私が見つけてきた元犯罪者や元悪役プロレスラー、後は腕に自信のあるヤクザや達人なども居る。人呼んでReverse World Different Martial arts Championship。略してRWDMC」
「RWDMC…」
「あの時は突然の事でなにがなんだかだったが、ここに来ちまった以上後戻りは出来ねえ。何がなんでも勝ち進んでやる」
勝利を目指し本戦に出場する事を目標に掲げ、俺は会場内へと入る
「待っていたよ閃光くん。まずは君にこれを渡しておこう」
入口で待っていた社長は俺にカードキーのようなものを渡してきた
「これは?」
「選手登録の際に必要となるカードキーだよ。内部のチップで選手のデータ確認をAIがするようになっている。この会場を出入りする時にも必要だから肌身離さず持っておいてね」
「分かった」
カードキーの紐を首にかけ、俺は地下へ向かう
またも大きなドアが目の前に現れた
「ここが地獄の入口…」
「せめて1回戦くらいは勝ってくださいね」
「会長。なんでここに」
「激励です。貴方には頑張ってもらわないと、せっかく連れてきた私のメンツがたちませんから」
「相変わらず皮肉たっぷりだねぇ。大丈夫。俺は負けねえよ」
「その根拠は一体どこから来るのか…ぜひ拝見させて頂きます」
会長は上に上がり、一般席側に向かっていった
「ふぅ…ヨシ!」
ピッ
「選手データ確認出来ました。ようこそRWDMCへ。ご健闘を」
「機械にまで心配されてちゃおしまいだな」
ガコン…!
大きな音をあげながらドアが開く。中に入ると人がたくさん居た。出場選手だろうか、なかなか強面な人達が集まっている
「なんだ…ガキじゃねえか…」
「おいおい…ここはいつからスポーツテスト会場になったんだ?」
散々な言われ様である。それもそうだ。周りの出場選手は大人ばかりで、俺なんて肉食獣の群れに放り込まれた餌のようなものだ
「やれやれ。早くもアウェーだねこりゃ」
ある程度ルールの説明を受け、それぞれ用意された専用の控え室へと向かっていく。その途中俺は奇妙な男に呼び止められた
「Hey!!Youが噂のNew Face Boyかい?」
よくわかった。どうやらこの目の前のやたらと陽気な謎の男のテンションについて行けるほど、今の俺のコンディションは良くないらしい
「なるほど。さっさと部屋に戻って休まないとなこりゃ」
「Stop!!Don't move!!ちょっとオイラの話をListenしちゃくれないかい?」
「悪いけど俺、早く部屋行きてぇんだけど」
「まあまあちょっと自己紹介くらいさせてくれたってイイじゃない」
「はあ…そういう事かよ…」
どうやら自己紹介をしたかったようだ。ならば正直尚更普通にしてて欲しい
「俺は初出場の天 閃光だ。よろしく頼む」
「オイラはここで実況をやってるジョニー。人呼んでファンキーMCのジョニーDa」
「実況?裏と言ってもそういうのはあるんだな」
「表向きは公式じゃないとはいえ、これも一応裏の方でOAされるからね。期待のNew Face!!YouのAction楽しみにしているYo」
「まっ、お手柔らかに」
「おっとそうだ。これオイラの電話番号とLEENのID。何か分からないことがあったらいつでもコールしておくれYo」
「サンキュ。助かるよ」
どうやらジョニーは本当に自己紹介だけだったようだ
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