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第四章.ダンジョン攻略大作戦
27.痔はツライ
俺が悪いのか?
確かに冒険中にトリュフに松茸に目がくらんだけど。
でも、これはないだろう!
「俺は、無実だぁぁぁぁ!!」
「被告人の発言を許していない」
「だから!」
俺は何もしていない!
何でだ?
俺は行き倒れのキノコを助けただけだ!
褒められることをしても咎められることは何もしてない。
「これ」
「あ?」
「たわけぇぇぇ!」
「ぶふぉ!」
一瞬の出来事だった。
小さな体のシメ爺は杖を振り回し、ハルは吹き飛んだ。
「「「ええええ!!」」」
漸く現実に戻った俺達は叫んだ。
「ハル!!」
「ぶももも!!」
壁に突っ込んだハルは壁に挟まってしまった。
「人間の分際で、無礼を弁えぬか。小童が」
「ぶっ!」
「ちょっと!」
シメ爺は既に頭が壁にめり込んだ状態のハルのお尻を杖で叩きだす。
「愚かな種族の分際で我らの主に無礼を働くとは、お尻100叩きじゃ!」
バシバシ!!
「きゃあああ!ベルンハルト様!」
「お止めなさい!ベルンは打たれ弱いのですわ。お尻をそんなに叩いたら…」
「おい、ゴリラ女!そういう問題じゃないだろ!あまり叩くと痔になるだろうが」
「大丈夫だ、後で俺がドーナッツ型のクッションを買ってやろう」
言いたい放題だな。
頭が見えないが体がにじみ出るハルの怒りを感じることが出来た。
「シメ爺、お願いだからやめてください。この通り、頭下げるから」
「むっ…主様がそう言われるのならば。小童、感謝するのだぞ」
ハル…なんて可哀想な子!
後でボラギノールを送ってあげよう。
それからドーナツ型のクッションも俺が作ってあげるから…
だから許してくれ!!
「何で俺がこんな目に」
解放された後、とりあえずラナリア嬢の治癒魔法で治療してもらうも、ソファーに座ることができず立っていた。
「ハル、痔は大丈夫か」
「痔じゃねぇ、別に痛くねぇ…」
「ほれ」
「ああああああ!!」
ウィルフレッド殿下ぁぁぁ!
なんてことをするんですか!
「貴様、なんてことを!」
「何だ?痛かったのか」
「ウィルフレッド殿下!貴方は鬼ですわ、悪魔ですわ」
「非道いです!」
痔で苦しんでいるハルは必死に痛みに耐えているのに、ウィルフレッド様は痛い場所をぽインポイントで攻撃するなんてなんて酷い人なんだ。
(くそ…この腹黒王子が!)
ああ、ハルの表情がドンドン険しくなっていく。
よっぽど痛いんだな。
「おい、ベルンハルト。痛いならばミツバに痔を見て貰え」
「できるか!」
「レントン様、流石にデリカシーが無さすぎますわ」
「うむ…では俺が薬を塗ってやろう」
「気持ちだけ受け取らせてもらう」
レントン様は悪気が無く、壺から薬を取り出し、お尻に塗るつもりだったが、ハルからすれば屈辱だったのだろう。
悪気が無いからこそ質が悪すぎだ。
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