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第二章
エピローグ
三人は感染者で重病だという事で監視付きの療養施設に入れられ、意識が戻り次第裁判に手裁かれる事となった。
裁判ではこれまでの罪状と、多くの人を騙し傷つけ苦しめた罪。
そして姪である私を長きにわたり虐待した事も明らかになり、二十年は刑務所から出る事は出来なくなった。
対するアルミナは寝たきり状態で裁判に出る事もできなかったのだが、これまで麻薬売買や詐欺紛いな方法でお金を騙した罪は親である二人が背負う事になった。
既に借金地獄なのに、さらに借金を背負う事になった二人はある意味三食付いている刑務所の方が幸せだったかもしれない。
私はというと。
「本当に大変でしたのよお姉様」
「ごめんなさい」
「アゼリア、心配だったと素直に認めるべきだ」
「貴方は黙ってて」
何故か私を出迎えてくれたアゼリアの隣には何時も以上の輝くような笑みを浮かべているジークヴァルト様。
「今回の事件で私は確信しました」
「はい?」
「嫌な予感が…胃が痛い」
隣で真っ青な表情をするルシウス様。
「私も何も聞きたくないのだが」
ヨーゼフお兄様も頭を押さえながらポケットから薬を取り出していた。
「姉上、貴女様はスパイの才能が有ります。その才能に行動力と強運さ…素晴らしい」
「「あああ!」」
ルシウス様とヨーゼフお兄様が悲鳴を上げた。
「私の右腕に是非。貴女のような女性はそういません」
「まぁ、意外性はありますし。いいのではなくて?」
「アゼリア!ダメだ…私の胃が潰れる」
今回の事件で私はスパイの才能がある事が解った。
禁忌の花をアルミナが持っている事や何処で生産されているか解ったのは私が手紙と一緒に花を栞にして贈ったのが原因だったらしい。
他にも諸々あるらしいのだけど。
「さっそく大臣に報告しなくては」
「お待ちを!」
だけど私がスパイになる事も探偵になる事も大反対していたルシウス様はその後も必死で止めようとするも。
王家直属の情報機関。
スパイの組織を設立した。
「さぁ今日も楽しく調査だ」
「頼むから無茶はしないでくれ」
結局押し切られて止めに入る事は出来ず。
私達でスパイ集団をつくることになったのだけど、あくまで調査員という形を取った。
シーナはというと。
侍女としてハミルトン家で働くことになり、お母さんの病気もすっかり良くなった。
私もお母様の遺産を正式に引き継いだ後に、ルシウス様と結婚し…。
「さぁ今日も気合を入れるわ」
「グレーテル、侯爵夫人の仕事を間違えているぞ」
「私はダリア様のように立派な女性になります!手始めに鞭の使い方を習得します」
「貴族夫人は鞭なんて使わないからな」
私達の生活は変わらなかった。
これからも皆と一緒に楽しく過ごせますように。
そう願うのだった。
終わり
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