今日から悪役令嬢になります！～私が溺愛されてどうすんだ！

第四章.魔法学園

14.再会

ぶつかったのはお互い様名のに明らかに被害者だと言わんばかりの態度だった。

「何所を見てい歩いているのよ！怪我でもしたらどうしてくれるの！」

「申し訳ありません」

「大体、庭師が校舎のど真ん中を歩くなんて非常識もも程があるわ。私を誰だと思っているの？たかが学園の使用人如きが私にぶつかるなんて！」


頭を下げながら謝るマリーに流石に言い過ぎだろうと二人は苛立ち、前に出ようとするが。


「何の騒ぎだ」

「どうしたんだ」


そこに現れたは二人の男子生徒だった。


「チャーリー？」

「は？マリー！」


顔を上げると、すぐにお互いが驚く。


「マリー！元気だったか」

「はい、チャーリーも元気そうで！」


唖然とするサングリアを軽くスルーを」してマリーに駆け寄る。


「しかし、その恰好はどうしたんだ？」

「えっと…」

「野外授業の恰好か…似合っているよ」

「ありがとうございます」


チャールズは直ぐに機転を利かせ、野外授業の一環だと言うことにした。
おそらく新し遊びであることは解ったが、そんなことをここで言おうものなら周りからなんといわれるか解ったものじゃない。


「ふむ、勉強熱心で感心だ」

「あっ、ごきげんよう。フィリップ様」

「ああ」

隣にいるフィリップも関心するような素振りを見せれば、、周りの生徒は納得した。

学園の首席と次席の言葉には説得力がある。
特にフィリップは社交界でも有名で憧れの対象なので、ここで批難する生徒はいなかった。


「お二人共…何を言ってますの！」

「お姉様、さっきはぶつかって申し訳ありません！お怪我はありませんでしたか？」


顔を上げ、マリーはサングリアにもう一度謝りながら手を差し伸べるも。


バシッ！

「汚い手で触らないで！」

「あっ！」

「サングリア！」


扇で手を叩かれ、痛そうに顔を歪める。
あまりの態度にチャールズは声を荒げるも、サングリアは謝るどころか、マリーを見下した。


「そんな恰好で学園内を歩くとは、恥さらしも良い所ですわ。我が公爵家の名に泥を塗る気ですの？」

「はい…申し訳ありません」

「そこの貴女達も、取り巻きならば、もう少し考えなさい」

「お姉様！」

取り巻きと言われて唖然とした。
マリーにとって彼女達は大切な友人なのだ。

「彼女達は私が無理を言ったんです。それに、取り巻きだなんて言い方はお止めくださ…」

「私に口答えする気ですの？姉に逆らうとは…なんて傲慢なの」

「お姉様…」

これまではサングリアに逆らうような事はなかった。

けれど、友達を悪く言われたので反抗的な態度を取ってしまったのだが…


「お姉様、私はそのようなつもりはありません。ですが、私の大切な友人なんです。取り巻きなんて言い方はお止めください」

「…公爵家の娘として恥ずべき行動は控えなさい」


マリーの思いも空しく、サングリアは冷たい目で向く出しながらその場を去って行くのだった。