【完結】聖女を愛する婚約者に婚約破棄を突きつけられましたが、愛する人と幸せになります!

ユウ

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第二章聖女と勇者と巫女

12愚弟

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クレイン家の世代交代はとても用意周到な物だった。
オンディーヌが追放されたことだけに貴族側は集中していたので、オズワルドは隠れて動いていたのだ。


パークアイ公爵家の傘下は気づかずにしてやられ、気づいた時には手遅れだった。
クレイン家との繋がりは完全に切れてしまいジルフォードは彼等の膿を取り出す為に徹底的な改革を行っていた。

以前から増税すべきだと言っていた裏では貴族側が再び懐を潤そうとしていた事にはオズワルドは気づいていたので理由をつけて断っては会議では先延ばしにしていた。

その理由は決定づける証拠を突きつける為だった。


そしてその証拠をつきつけられたパークアイ公爵は。


「ロジャー!説明せよ!」

「これは…なんと申しますか」

「脱税までは疑っていた、だが教会の寄付金を懐に入れていたとは…どうりでおかしいと思い。金の流れを止めていたが…まさか読みが当たるとは。その復讐か!オンディーヌを虐げたのは」

「誤解です」


「何が誤解だ!キャルティはオンディーヌを追放して聖女を利用しようとしていたのだろう?聖女リリーはキャルティに付きまとわれて病んでいたらしいな。必要以上に体に触れようとするのをオンディーヌは止めたという報告も上がっている。お前は過去にも巫女に手を出して謹慎になった前科があるからな」

「兄上!」

「兄と呼ぶでない!汚らわしい」

汚いゴミでも見る様な視線を向ける国王。
彼は過去にも弟の不祥事で妃が困らされたことを今も忘れていない。

「蛙の子は蛙か…最悪の事態を覚悟せよ。隣国より女王陛下が裁判に直々に参加するとのことだ」

「は?他国の王族が」

「他国に手をだし外交問題にしたのだ!解っているのか馬鹿者!」


隣で沈黙を守っていたアンジェリークが前に出る。

「私の唯一の侍女であり友を痛めつけて私を失脚させたかったのかしら?」

「なっ!」

「怒った私が醜態を晒せば評価はさがります。ですが私はこの国の第一王位継承者としてそんな振る舞いはいたいsませんわよ。パークアイ公爵」

既に叔父と呼ぶことはない。
大事な親友を奪い、その実家を傷つけ、未だに責任を取る姿勢を見せないのだから。

「裁判は我が国とクローバー王国でも行います。国民の前で公開裁判を行います」

「そんな真似をすればどうなるか」

「覚悟の上です。国民の怒りを買ってしまっても受け入れます。王家としての勤めです。貴方も最後の勤めをお果し遊ばせ」

「最後…」


この後に及んで責任逃れをするこの男にアンジェリークは怒りを覚えるのだった。


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