兄を溺愛する母に捨てられたので私は家族を捨てる事にします!

ユウ

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第三章

10悪女

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出来る限り人相の悪いギルドを選び、突入した。


「ごきげんようダニア夫人?いいえただのダニア」

「なっ…」

「この度を持って貴女達は平民でしかも、他人の家に勝手に侵入した罪人ですわよ」


これでもかと言う程に馬鹿にして見下すような視線を向ければ怒り狂う。

「この成金が!」

「まぁ、最高の褒め言葉ですわ」

扇を片手に高笑いをする。
ちゃんと悪女の身の振り方を勉強しておいたわ。


「所詮は負け犬の遠吠え。痛くもかゆくもないわねぇ…何もかも失ってもまだそんな元気があるなら何処でも生きていけるわ。そうだわ娼婦にでもなったらいかが?」

「何ですって?」

「熟女が好きな殿方も探せばいるかもしれないわ。まぁよっぽどの物好きでしょうけど」

「ふざけるなぁぁぁ!」


傍にいるあの使えない男が私に襲い掛かろうとする。


「奥様!」

「下がりなさい」


こんな男の為に動く必要はないわ。


「ぎゃあ!」

「あら痛かったかしら?」


懐に忍ばせて置いた愛用の鞭を取り出し背中を叩く。


服が破れ、皮膚が赤くなる。
効果は抜群ね?

しかも鞭には唐辛子を擦り込んであるわ。


「痛い!染みるぅ!」


「シェパード!」

「あらこの程度で泣くなんてだらしない事。マリーちゃんの痛みはこんなものじゃないわ」

そうよ。
長年、マリーちゃんが受けた屈辱と痛みはこんなものじゃないわ。

絶対に許すものですか。


「さぁ立ちなさい?まぁこのまま建物の下敷きになりたいならいいわ」

「何を…」


バキバキと音がして屋根が外れる音がする。


「私の邸!」

「何度も言うけど、この邸は既に老朽化が進んでいるわ。今壊さなくても台風で吹き飛ぶわ…まぁ買い取った私がより壊しても問題ないわ」

「奥様、よろしいですか?」

「ええ跡形もなく粉々にしてちょうだい」


私は合図すると邸の取り壊しを行われる。


「屋根が…」


「次はは柱よ…いいえ、調度品を粉々にしなさい」


一瞬で壊すのでは現実を見れないわ。
精神的な打撃を耐える為に少しづつ壊すけど、数時間で全て壊すべきね。



「私の邸が…」

「そんな…」


三時間ほどで取り壊しは叶った。
もっと時間をかけても良かったけど既にあちこち古くなっている所為で簡単に壊れてしまった。


まるで砂の城ね。
崩れるのは一瞬だったわ。


「どうして…酷い。あんまりだわ」

「お前は鬼だ。悪魔だ」


良く言うわ。
長い間私の大事な息子を侮辱して置きながら。


「その言葉、そっくりそのまま返してあげる」

「ぎゃああ!」


失神している馬鹿息子の手をヒールで踏みながら笑みを浮かべる。

これで終わりとは思わない事ね!


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