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第四章
11耳を疑う報告
急いで早馬を用意させ、別邸に向かったはずだった。
しかし――。
「マリー!」
「あら?アンリ、どうしたの?」
別邸では大勢の騎士に囲まれ、簀巻きにされている二人がいた。
「これは…」
「遅かったですね皆さん」
「「キム!」」
隣にはキムが見事な上腕二頭筋を晒していた。
他にもマッチョな軍団が控えていた。
「あら皆さんお揃いで」
「ごきげんよう」
何故かオリアナ様とエリアナ様が優雅に紅茶を飲んでいる。
いやいや、何だこれは!
「貴方、助けてください」
「今すぐこの無礼者に罰を…」
簀巻きにされながらも十分元気だな。
この二人は目の前にいる二人が誰か理解していないようだ。
「お前達…」
「すぐにこの女を!いいえ、マリーを捕まえて!この私に無礼を働いたのよ…死刑になっても許されないわ」
「そうだ!マリーの分際で!」
こいつ等、またしてもマリーに。
自分達の立場をまるで理解していないようだ。
「あら?まだ元気なのね」
「やっぱり口も大人しくする方が良かったかしら」
この二人を哀れだと思わない。
どんな酷い目に合っていたとしても自業自得だ。
「罪人にそんな権利はありませんよ。ちなみに罪人とは貴女の事ですダニア」
「は?」
「貴女の父君の死因は病死ではなく薬による毒殺。直接関わった医師はこの世にいませんが、同席したした若い医師がカルテを保管していたようです」
「何を…」
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「母親を呼びしてに…」
「既に親子ではありません。口を慎むのはお前です!」
マリー。
これまでならばこんな見下した言い方はしなかった。
なのに心から軽蔑したような言い方をしている。
それ程に傷つけられたのか?
俺達がここに来るまでに一体何があったと言うんだ!
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