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第四章若き王と明日への架け橋
6利用価値~マリアンナside
私にとってアルセウスは利用できるだけだった。
悪役令嬢ルートを進める為に必要だった。
幼少期の頃から私の周りをチョロチョロしていた。
そして勝手に私と立場が同じだと思い込んでいたけど、同じのはずないでしょう。
「王太子になりたくて私に近づいたんでしょ?」
「違う…そんなことを」
「自分の方が優秀だ、才能がある…温室しか知らない王子様が考えそうなことだわ」
「マリアンナ!君はずっと私をそんな風に思っていたのか」
「だってそうでしょ?血の繋がらない兄ばかりを愛する母親を取られた子供と変わらない。何故母上はあんな出来損ないのを愛するんだ…僕の方が優秀なのにって…くだらない劣等感」
「やめろ…」
「どんなに優劣を見せつけても、王妃陛下はフィルベルトを愛する気元は変わらない。失脚すれば見限るとでも思ったんでしょう」
今までフィルベルトがいたらからアルセウスは持てはやされていた。
自分よりも血筋が劣る兄がいたから比べる対象があっただけ。
そして王太子として改革をしていたけど、失敗も多かったからこそ未だに何もしていないアルセウスの方が優秀だと思者も多い。
だってアルセウスは何もしてないのだから。
「馬鹿じゃないの…アンタは守られているだけ。誰からも守られている温室から出た事がない。温室の花は外から出れば生きて行けない。黄金の鳥籠で飼われている鳥と同じよ」
「やめろ…やめろぉぉぉ!」
耳を塞いでも無駄だわ。
現実を受け入れようとしないなんて子供ね。
「一人じゃ何もできない」
「止めてくれ…」
「なのに思いあがって馬鹿じゃないの?私はアンタなんて愛してないわ…そしてアンタも私を愛してない」
少し優しくしたからって勘違いして。
私は…
私が愛したのはナツメ様なのに。
なのに、すべて台無しだった。
「この国を出て私は王妃になるはずだったのに…」
全ての計画は狂わされた。
ヒロインをざまぁする側だったのに、予測外の事が起きた。
それにステラは、断罪イベントで私に噛みつかなかった。
ただ黙っているだけ。
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だけどきっと誰かが裏で動いているはず。
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私は前世でも良く聞いた言葉がある。
ヒロインは愛される補正がつく。
ゲームでも好感度を上げる事で攻略対象に愛される。
「やっぱりビッチで悪女じゃない!」
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フレデリカだって怪しいわ。
きっと転生者で私に嫉妬して復讐しようとしているのよ。
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