地獄の沙汰も慈愛次第!婚約者は姉を溺愛したので私は真実の愛を貫きます!

ユウ

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第三章時を超えた想い!純白の絆が奇跡を生む!

66立ち聞き





三人だけの作戦会議が立てられ、バイエル領地に応援に向かうことになった。
その後にマリンフォール領地に加勢に行く手はずとなっている。


「ディアナが闇落ちを防いだから、被害は問題ないはずだ」

「バイエル領地は国の最後の砦ですからね」


国にとっても最後の守りとなる領地を守らなくてはならないので今すぐにでも加勢に行きたいのだが問題がある。


「現在ウィステリアは帝国と外交問題が難航している」


「そこに、ディアナが表立って手助けをするのは危険ですね」

「帝国に狙われるということですか」

「ああ」


表立って行動すれば後々帝国から目をつけられる。
かといって騎士団を派遣するには公に動かなくてはならない為、後方支援としてこっそりまぎれて加勢をする形を取る必要がある。


「非常に心苦しいが、生徒会幹部には内密に動いた方がいいな」

「幹部は王家に忠誠を誓う家柄ですから」


ロクサーヌとアリエスにばれたら最悪な事態になる。
だが、バイエル領地に行くには馬車の調達が必要になり、尚且つ隠密行動では必要な馬車を用意し尚且つ港から船を出さなくてはいけないのだが…


「こんな時は私にお任せよ!」


「何でいる!」


音もなく現れたのはユーリだった。


「船の手は胃なら私に任せなさい!」

「いや、お前は…」

「話は全て聞かせてもらったわ!私の出番ね!」

「いや、だから…」

「さぁそうと決まればちゃっちゃ準備よ!」

シリルの話などまるで聞いていない。
自分も同行する気でいるユーリに眩暈がしたが、ここで反対をしても意味がない。
あの手この手を使って同行すると言うに決まっている。


「私もいるわよ」

「マリー」


「何で次から次へと」

丸で待ち伏せしていたかのようだと三人は思ったが、そんなはずはない。
そんな真似ができたら諜報員になれる。

「マリー、お仕事は?」

「もっちろん、ご機嫌取りの贈り物の準備は完璧よ」

ピースをする姿を見て、帝国の怒りを鎮める品を見つけることができたのだろうと安堵するも、やはりマリーを同行させるのは心配だったがハイネが目で告げていた。


   『諦めろ』と。


「どうせ私も同行するつもりだったし…隠密ならね?」

「ええ、とっても素敵な旅になりそう」


普段優雅な二人が般若のような顔つきになっていたので断ることはできなかった。




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