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第四章
1.新生活
卒業式を終え、新学期が訪れた。
私達は二年生になり、無事に進級できることになった。
青銅ランクのままならばそこまで苦労しなかったのだが、白金ランクを得てしまった所為で試験の合格点が上がってしまった。
それだけではなく淑女科の試験は90点以下は許さないとエカテリーナ様に言われ春休み返上で特訓の日々だった。
本当に辛かった。
「二年生に無事に上がれて良かった」
「いい加減に廊下で止めてくださる?迷惑だし邪魔だし、不愉快ですわ」
相変わらずのツンの三連コンボ。
辛口なエカテリーナ様にもすっかり慣れてしまった。
「さぁ、今年も元気に張り切って行きましょう」
「ちょっと、何故私の腕を組むのです!お待ちなさい」
成績とランクが上がった事で私はエカテリーナ様と同じクラスになった。
ついでに言えば選択授業も。
「今日からクラスメイト。仲良くしましょう。そしてお昼も一緒に…」
「勝手な事をおっしゃらないでください!誰が…」
私の腕を振りほどき逃げようとするも。
「そうですか。ロニー様。エカテリーナ様は不参加だそうです」
「なっ!」
私は振り返りロニー様に今日の昼食会を府参加することを告げようとしたが。
「もごっ!」
「何を言ってますの?参加しないなんて言ってませんわ…」
「もごもご!」
「ええ、参加しますわ。絶対に」
ロニー様の事になると節操がないな。
普段の態度はとは全く変わるし、これもゲームでは知られなかった事だ。
「おーい、エリーゼ。早くしないと入学式の挨拶に遅刻するぞ」
「ハッ、私とした事が!」
「あ、忘れていた」
今日は生徒会とは別に白金として挨拶をすることになっていた。
なんせ白金は権限はなくとも象徴でもあるらしく、新入生に挨拶をしなくてはならないのだ。
「ちゃんと練習はしてきましたわね」
「ちゃんとここに」
「覚えて来なさい」
カンペを見せると呆れるエカテリーナ様だったが、保険は大事だわ。
万一の時はカンペに頼らなくては。
「エリーゼ!」
「ロミオ様?」
その隣にはロベルト様も一緒だった。
卒業した二人であるが、学園内の敷地内にある図書館にて出入りしている。
特に官僚補佐として働くロミオ様は王宮と学園の行き来をしなくてはならあい。
ロベルト様も同様に学園内の研究所に出入りしているのだ。
「図書館の方角とは違うのではありませんか?」
「問題ない」
「大問題ですわ」
エカテリーナ様とロミオ様が微笑み合いながらも火花が飛んでいた。
「エリーゼ様、先に行きましょう」
「いいの?サーシャ」
「ええ」
私達を呼びに来たサーシャは私の腕に抱き着きながら急ぐように促された。
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