冷遇ですか?違います、厚遇すぎる程に義妹と婚約者に溺愛されてます!

ユウ

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第七章

6.地下牢での対面





薄暗い地下牢。
蝋燭の灯を頼りに私は下へ下へ降りて行く。


そこは小さな窓に柵がされており脱出不可能となり重罪人が入る牢屋。


光も見えない場所で暗闇で己の罪を懺悔する場でもある。



「こちらです」

「ありがとうございます」

「エリーゼ、本当に良いんだな」

「はい」


今私はイズラの元に向かっている。
本来ならばちゃんとした場で面会をする事が可能だったのだが、イズラの罪状では牢屋から出る事は許されなかった。


なので監視と騎士団とロミオ様が同行する形で地下牢に出向くことになった。


「あら、不愉快な面会人だこと。ドブネズミが」

「貴様!」

私の顔を見た瞬間イズラが放った言葉に監視は胸倉を掴むも、イズラは気にも留めない。


「偽りの令嬢が…本物を追い落とした気分はどう?さぞいい気分のようね」

「エリーゼ」

「いいです」

言わせておけばいい。
イズラはどうあっても私を認めたくないのだろう。

ここまでするのはきっと彼女も…。

「何よその目。昔から不愉快だったのよ」

「イズラ…」

「何よ!アンタは昔から」


私に飛びつこうとするも足枷で動けず、椅子に座らせられていたイズラはバランスを崩す。


「貴女は私を憎んでいた。それは何故?魔力がないから?」

「そうよ…魔力がなくて出来損ないの癖に!何でアンタが重宝されるのよあの子がその場にいるはずだったのよ!なのに…」


「貴女はマリアンヌの…」

「そうよ。私はマリアンヌ様の母君の侍女だったのよ!あの方の忘れ形見であるあの方が公爵令嬢として王家に嫁ぎ王妃になるのが正しい道だった!なのに…」


ずっと私を見下し妬んでいたのは、私が公爵家にいればあの子を脅かすから?


「マリアンヌ様を見た時直ぐに解ったわ。だけど確信がなかった…だから旦那様とあの方が関係を持ったのだと思った…だけど旦那様はそんな甲斐性はないとすぐに気づいた」

「貴女にとって男の甲斐性はそんな小さいのね。怒りを通り越して哀れだわ」

イズラの実家は子爵家。
今では実家も没落寸前と聞いているけど、男の甲斐性が愛人を複数持つなんて。


「哀れだわ」


「煩い!」

動けないのに暴れるイズラが哀れでならなかった。

男尊女卑が激しい世の中だけど、私の環境は違う。

お父様はお母様を深く愛しているもの。
伯母様だって伯父様に大切にされているのは十分わかっている。

でもその一方で多くの貴族は恋愛と結婚は別と考えている。

特に魔力がすべてと思っている貴族は魔力ない子供を冷遇する。
例え魔力を持っていても利用価値があるから重宝すると思っている者も少なくない。


だからなのかもしれない。

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