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第二章魔導士の条件
8光の中で
キメラを拒絶する結界が学園中を守った。
そして光と共に現れたのは魔獣に乗ったメアリだった。
「天使様?」
「いや戦女神様?」
その場にいた生徒達はメアリを神話に出てくる女神のように見えた。
銀色の光と共に現れる姿は似通っていた。
「メアリ様!」
「姫様!」
メアリの後に続きミカエルとユリウスも続く。
「無事だったか」
「間一髪だな」
メアリはリーシアを抱きしめた。
「ご無事で」
「メアリ様…それは」
メアリの持っている白のグリモワールは魔力を増している。
しかも紋章がのデザインが変化している。
「今は後です。東の森の魔物を討伐しなくてはなりません」
「解りました」
今すべき最優先は一つ。
「ここにいる皆、聞きなさい!今東の森の魔物が学園のみならず王都を襲おうとしています。故に力ある物、我こそはという者は一緒に来なさい…ですが戦う覚悟のない者は結構です」
リーシアは王女として振る舞い凛とし佇まいで告げる。
「しかし恥じることはありません。戦場を恐れる事も当然。ですがこの学園に入った時の誓いを忘れないでください。我らは守る側の人間です。そしてここにおられる治癒師が怪我をしても助けてくださいます」
あくまで戦場に行くのは個人の選択に任せると言うが、リーシアはこの学園に入り国の守りに入る事を決めた生徒達の情熱を思い出せるように告げた。
「この中で魔獣を操れる方、音楽魔法が使える方はいらっしゃいませんか!」
「僕は…テイマーです」
小等部の中に一人一族がテイマーがいた。
「私は音楽魔法が得意です」
「ならば、私達と同行してくださいませんか?魔物を大人しくさせるにはこの二つの職業を持った方です」
二人は戦場に行くのは怖かった。
まだ幼過ぎたので怯えるのも当然だったが。
「誰もが最初は戦場が恐ろしい。だけどこのままでは城下町にも被害が出ます。どうかお力をお貸しください」
メアリは頭を下げて二人に頼む。
「行きます。行かせてください」
「私でもお役に立てるなら」
最年少の二人は戦場に出る事を決意した。
「先生、お約束いたします。お二人は私がお守りいたします。どうかお信じくださいませ」
「僕からもお願いします。彼等の同行許可を」
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王太子殿下の命令に逆らえないが、教師・リナ・ルーティンは命令に従ったわけではない。
「私の大事な生徒です。お二人を信じます」
ただ命令されただけだったならば、納得できなかっただろう。
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