伯爵令嬢の受難~当馬も悪役令嬢の友人も辞めて好きに生きることにします!

ユウ

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第二章

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狙ったつもりはないけど、王立学園では町おこしや、さびれた店の仕掛人のような真似をすると学校も評価の対象になる。

社会貢献こそ貴族の務めだと学園長も常に声に出していたぐらいだ。


「この度の功績として以下四名のランクを上げることとする」


休日のバカンスを利用した仕掛人大作戦は成功した。
宣伝を十分にした後に、売り込みをして常連客だけでなく、他国の貴族を招くことに成功した。

一等小麦粉を使ったパンが多い中、健康志向の全粒子を使ったパン。
他にも胡桃パンなどを売り出した。

低価格で体も良く、平民の間では話題となり。
尚且つ、ホットドックにサンドイッチを特産物にして大人気となった。

ペンションでは高原料理を用意して魚をメインにした。
高級魚ではなく地元の魚をメインにしたおかげで珍しいと話題を呼んだのだけど。


その結果、私達の功績が認められたのだけど。


「特にキャサリン・クレイン。君には今後、王都内の仕掛人を積極的に行って欲しい」

「えっ…」

「あのさびれたペンションを生まれ変わらせるほどのアイデアを持つ君の能力を遊ばせるのはもったいない」


やり過ぎたか?
私は在学中に少しだけ人と違うことをして認めて貰おうと思ったのだ。

卒業後、教職になるべく評価をしてもらおうと思っていた態度なのだけど。

「国王陛下より直々に賜った案件だ。心してかかるように」

「承知しました」

それって、失敗したら首ちょんぱじゃない?
命令なら従わなくてはならないのだけど。

「現在ある地区に干ばつの所為で薬草が枯れている。その打開策を考えてほしい」

「学園長…」


それってかなり難しい事なんですけど。
魔力がほとんどない私にどうしろと?


魔力の強い使い魔がいれば少しは役に立つだろう。
でもほとんど魔力がない。
あってないような程に魔力が低く、小さな魔獣の二匹を使役しかできない。

勿論、ピースケもハリーも私の大事な使い魔だ。


「頭が痛いわ」

「キャシー様、どうしたんですか?お便秘ですか」



そして目の前で呑気にクッキーを食べているお馬鹿ヒロインにも頭が痛い。

「キャサリン、すまない」

「フィルベルト様が謝られることは」

「いや、恐らく今回の事をそれとなく父に話した所為だ。陛下は薬草の生産や干ばつに関してずっと悩まれていた。故に友人である学園長に相談したのだろう」

「噂に尾ひれがついているんだ」

ペンションと並行して仕事がない領民に新しい仕事を紹介した。
すべてはペンションを守るために。

補足すると営業妨害をしていた輩は食中毒事件や、宿内のトラブルが起きて客は離れた。
あくまで安全で美味しい料理を提供し地元の食材をメインにしていたことから物珍しさで人気となった。


それだけだったはずだが。


「さびれたペンションを生まれ変わらせた恵みの女神と呼ばれているらしい」

「恵みの女神…」

それでか!
私は今回の案件を押し付けられたのは!
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