所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!

ユウ

文字の大きさ
173 / 210

138尋問

しおりを挟む






ハイビスカ王国の中でも最も古いと言われる修道院。

この修道院は十年前の独立戦争の際に民間人の避難所だけでなく、作戦会議の場所に使われていた。
見てくれた古びた修道院となっているが、修道院の中は迷路のような作りになっており地下質もある。


万一王都が火の海になった時はシェルターに逃げ込めるとか。
その地下の一室にて侵入者の尋問を行うことになった。



「随分と酷い部屋だね」

「罪人の尋問をするならば拷問部屋を使うべきでしょ?」

「なっ…僕が罪人だって!」


「男子禁制の修道院に入り、リゼ様に襲い掛かろうとしたのは事実でしょう?」

「ステラ!」

「馴れ馴れしく呼び捨てにしないでください」

言葉の一つ、一つに棘がある。
毛嫌いしているなんてレベルじゃないわ。


「ステラ、落ち着いて」

「これが落ち着いていられるもんですか!この男はリゼ様を尾行していたんです!サイテーです」

「僕はただ話を…」

「今更何の話がある?学園にいた時は彼女の話をまるで聞かなかったようだな?」


確かにアグネスの行動が目に余る時に責められて一方的な言葉を投げかけられた。


「女はすぐに言い訳をする生き物…ですよね?じゃあ話など意味がありませんよね?」

「違う!あれはリーゼロッテ嬢が悪いんだ…」


「はい終了!今すぐ公開処刑でお願いします」


ステラは問答無用でお兄様に頼むと、お兄様は黒い絵意味を浮かべる。

「とりあえず貴様には臭い飯を食わせ、生き埋めにするか?」

「いいですね!」


「二人とも、少しだけ落ち着いてくれ‥‥それじゃあ意味がないだろ」


私の代わりに二人を止めてくれるレオに安堵する。


「とりあえずこの馬鹿の仲間が潜んでいるなら吐かせてからだろ?後は見せしめに晒し首にしてからだ」


一番物騒なのはレオだった。


「リゼ、俺はこの外道に関しては慈悲をかける気はないんだ。そんなことすれば調子に乗る」

「レオ…」

「ここで情けをかけても変わらない・・現に君に詫びる気はないんだからな」


拘束される中私を睨みつける表情は学園にいた時よりも違う気がする。
輝かしい未来が約束されていたのに、その未来を断たれてしまった原因のすべてを私の責任にして現実逃避をしているのかもしれない。


でも、いい加減現実を見て貰わないと。


だからこそ暴力で解決をすることはしたくないし。
どうしても確認したいことがある。


それを聞くまでは――。



しおりを挟む
感想 618

あなたにおすすめの小説

私を家から追い出した妹達は、これから後悔するようです

天宮有
恋愛
 伯爵令嬢の私サフィラよりも、妹エイダの方が優秀だった。  それは全て私の力によるものだけど、そのことを知っているのにエイダは姉に迷惑していると言い広めていく。  婚約者のヴァン王子はエイダの発言を信じて、私は婚約破棄を言い渡されてしまう。  その後、エイダは私の力が必要ないと思い込んでいるようで、私を家から追い出す。  これから元家族やヴァンは後悔するけど、私には関係ありません。

はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな
恋愛
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。

全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。

彩華(あやはな)
恋愛
3年前にリゼッタお姉様が風邪で死んだ後、お姉様の婚約者であるバルト様と結婚したわたし、サリーナ。バルト様はお姉様の事を愛していたため、わたしに愛情を向けることはなかった。じっと耐えた3年間。でも、人との出会いはわたしを変えていく。自由になるために全てを捨てる覚悟を決め、わたしはわたしらしく生きる事を決意する。

あなたなんて大嫌い

みおな
恋愛
 私の婚約者の侯爵子息は、義妹のことばかり優先して、私はいつも我慢ばかり強いられていました。  そんなある日、彼が幼馴染だと言い張る伯爵令嬢を抱きしめて愛を囁いているのを聞いてしまいます。  そうですか。 私の婚約者は、私以外の人ばかりが大切なのですね。  私はあなたのお財布ではありません。 あなたなんて大嫌い。

真実の愛を見つけた王太子殿下、婚約破棄の前に10年分の王家運営費1.5億枚を精算して頂けます?

ぱすた屋さん
恋愛
「エルゼ、婚約を破棄する! 私は真実の愛を見つけたのだ!」 建国記念祭の夜会、王太子アルフォンスに断罪された公爵令嬢エルゼ。 だが彼女は泣き崩れるどころか、事務的に一枚の書類を取り出した。 「承知いたしました。では、我が家が立て替えた10年分の王家運営費――金貨1億5800万枚の精算をお願いします」 宝石代、夜会費、そして城の維持費。 すべてを公爵家の「融資」で賄っていた王家に、返済能力などあるはずもない。 「支払えない? では担保として、王都の魔力供給と水道、食料搬入路の使用を差し止めます。あ、殿下が今履いている靴も我が家の備品ですので、今すぐ脱いでくださいね?」 暗闇に沈む王城で、靴下姿で這いつくばる元婚約者。 下着同然の姿で震える「自称・聖女」。 「ゴミの分別は、淑女の嗜みですわ」 沈みゆく泥舟(王国)を捨て、彼女を「財務卿」として熱望する隣国の帝国へと向かう、爽快な論理的ざまぁ短編!

「ちょっと待った」コールをしたのはヒロインでした

みおな
恋愛
「オフェーリア!貴様との婚約を破棄する!!」  学年の年度末のパーティーで突然告げられた婚約破棄。 「ちょっと待ってください!」  婚約者に諸々言おうとしていたら、それに待ったコールをしたのは、ヒロインでした。  あらあら。婚約者様。周囲をご覧になってくださいませ。  あなたの味方は1人もいませんわよ?  ですが、その婚約破棄。喜んでお受けしますわ。

婚約破棄の代償

nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。

婚約破棄のその後に

ゆーぞー
恋愛
「ライラ、婚約は破棄させてもらおう」 来月結婚するはずだった婚約者のレナード・アイザックス様に王宮の夜会で言われてしまった。しかもレナード様の隣には侯爵家のご令嬢メリア・リオンヌ様。 「あなた程度の人が彼と結婚できると本気で考えていたの?」 一方的に言われ混乱している最中、王妃様が現れて。 見たことも聞いたこともない人と結婚することになってしまった。

処理中です...