紫の死神

may

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六話

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「そうか、、、なら紫。俺と一緒に人間界に来んのなら....お前の魂....今俺が奪う。」

成千神の言葉に儂も紫も愕然としていた。

「俺は、お前たち死神の魂奪おうと思えば奪えんよ。お前が人間達にしているように俺も真似させてもらうわ。

魂を消されたお前は、塵となり消えて一人ぼっちやな。」

なんのためらいもなく笑顔で話す成千神に、紫は顔面蒼白かと思うくらいに白くなり、それを見ている儂まで全身の冷気が一気に下がりその場の雰囲気が凍りつくようになるほどだ。

「....」

「どうする?紫。俺はどっちでもいいんよ」

「....わかった。」

「ん?なにがわかったんや?」

重苦しそうに口を開き「あんたと蜜さんと一緒に人間界に行くよ」

掠れた声で言った。

「そうか!それはよかったわ。ほな、じゃあ明日行こうか?
あっ!波羅蜜殿少しええか?」

成千神に名を呼ばれドキッとし「はい!」

紫の社から出て黄泉の国を歩きながら

「さ、、、さきほどはビックリしました。
成千神様が紫にあのようなことをおっしゃるとは思いませんでした。」

「あ~あ、あんくらい脅かさんと紫は人間界に行くと言わんやろ」

成千神の言葉に頷き「たしかに」と言葉を返した。

「まぁ~、でも...波羅蜜殿がいるからだと思うけど」

「えっ?なにか言いました?」

小さな声で呟いた成千神の声が聞こえず聞き返した。

「ん?いや、なんも言っとらん。」

「そうですか。成千神様これからよろしくお願いします」

深々と頭を下げた。成千神はニコリっと微笑み

「こちらこそ。また明日な」

「はい。今日はありがとうございました」

「ん!!」

地上の世界へと繋がっている(黄泉比良坂)の方へ行ってしまった。
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