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10話
しおりを挟むそれから三日が過ぎ
四日目の朝が来た。
私は、宮様の神殿に向かい襖の外から
「宮様、沖刃です。入ります」
襖を開け中に入ると、妃凪とセトがもういた。
「沖刃おはよう」
「宮様おはようございます。」
「キバの旦那おはようさん。」
「キバさんおはようございます」
「セトも妃凪もおはよう」
挨拶を終え「じゃあ、私は洋服に着替えてくるね。」宮様は奥の部屋へと姿を消した。
「やっぱり心配」
「心配なのはわかるが、もう決まったことだろう」
「そうそう、心配なのはわかるけど
宮は今回が(初めてじゃない)し、大丈夫だよ」セトが淡々と話すも妃凪は唇を少し尖らせ
「わかってる....大宮様が初めてじゃないのは
大宮様からも言われたから、でも心配なの」
顔を伏せ答えた。
少し経つと奥の方から足音が聞こえた。
「お待たせしました。」宮様が少し照れたように顔を赤らめ「変じゃない?」
宮様が尋ねると妃凪は目を輝かせ「大宮様!!すごく可愛いです」
「ほんと!よかった
ニットワンピース?一度着てみたかったの!!」
妃凪に褒められたのがよほど嬉しかったのか、その場でクルクル回り楽しそうにしていると
「失礼します」と。花の精の(リリ)が入って来た。
「薙結様、ご用意が出来ました。
まず、こちら携帯電話です。それとバッグとお財布です。
こちらが履き物です。」
「ありがとう!!バッグもお財布も可愛い!」
「喜んでくださり嬉しい限りです。
では、薙結様ご無理せず頑張ってください
失礼します。」
軽くお辞儀をしリリはその場をあとにした。
宮様時計を確認し。
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