ルルの大冒険

あおいろえんぴつ

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ブラックキャッスル

西方

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アルウィンとルフィアが
エンジェルと東の方角で
向き合っていた頃、

西側ではリズとレイラがブルーリッジと
向かい合っていた。



「さあ!俺たちの敵はお前か…
お前も俺とレイラが相手じゃ
ここまでだな!!」
意気込んでいるリズに
ブルーリッジが言った。

「あ?
俺が負けるとでもいいたいのか?
俺はブラックキャッスル総監の
ブルーリッジだ!!
俺に勝てるのはローズ様ただ1人なのだ!」

「ローズ様!?
あいつ…
どうやら相当崇めてるみてーだな…」

するとレイラが冷静に状況を把握した。
「いや…
おそらくさっきのツバメが言っていた
精神操作でローズとやら本人を
崇めるように指示されているんだろう。」

「なるほどな…
ならとりあえずその精神操作ってやつを
解けない限りは話が進まないわけだ。」


「ま、そういうこと。
精神操作は精神を操る相手の
悲しみや怒りに直接語りかける能力。
つまり操られている悲しみのオーラや
怒りのオーラを消滅させればいいってこと。」

「ただ勝つだけではダメなわけか…
しかしあのツバメってやつは
どうして俺とレイラがあいつに
相性ピッタリだといったんだ?」

「ん?」

「だってそうだろ?
あいつの能力は確かチェーンとか
鉄系のものを武器にして戦うんだろ?
確かに豪炎旋風弾を使えば
相性の良い炎のエネルギーを放つことは出来るが豪炎旋風弾は今の体の状態だと
とてもじゃないが撃てないだろ?」

「回復役のナギやルルは違う方角だし
仕方ないんだ。
それにおそらくツバメが言っていた
相性の良いとはエネルギーの相性じゃないんじゃないか?」

「うん…」

「ま、考えるより行動した方がいいな。
その方がお前にあってる。」

「それもそうだな。
よし!共闘といこうぜ!
レイラ!!」

「誰かと組んで戦うのは久しぶりだな。
だが、それが弟子ってのも面白いな。
久方ぶりに動きやすい戦闘スタイルで
いくか!」
レイラは歳を持った姿から少女のような
見た目にチェンジした。

「うお!そのスタイル俺と水鉄砲の撃ち合いした時以来か。
気合い十分だな!レイラ!」

「さあ!準備万端!!
リズ!銀狼は持ってるだろうね!?」

「当たり前だ!!
こいつが今の相棒だからな!!」

「よし!私もこれを使うのは
久しぶりだからね。
慣れるまで少し手間取るけど
慣れれば銀狼とのコンビネーションは
抜群なんだから!!」

「それは?」

「昔、妹が使ってた銃。
《黒蟻》よ!5大武器ほどじゃないけど
コントロールだけなら銀狼より
上なんだから!!」


「よし!これで準備は整った!!
さあ!行くぞ!レイラ!」

「足引っ張らないでよね!リズ!!」


「このブルーリッジに勝てると思うなよ!!」


西方にてブルーリッジvsリズ&レイラ
開戦!!

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