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第三章
第20話『止まらない勢い』
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時間はまだある。
次からの戦闘はもう少し踏み込んだものにしたい。
先ほどまでのモンスター的は、難易度はそう高くなかった。
あの数じゃなければ。
これから挑みたいのはここから先に出現している初層モンスター。
前回はと比べ、前衛火力の数は変わらない。
だけど、今回は魔法火力に頼れない戦いとなる。
「みんな、次はもう少し先に進もう。戦術や陣形はさっきと変わらずにこのままいきたい」
「そうだな。こんなのまだまだ腕慣らしぐらいにしかならなかったところだしな」
「よーしっ、次はもっと張り切っちゃうよー!」
「いいや、ダメだからね?」
と、一樹と結月に注意を入れると、2人はギクリッと一歩退く。
「そこで、次の釣りは桐吾に一任したい」
「僕はそれでいいよ」
「えーっ! 一人じゃ危ないし、私も――」
「ダメ」
「えー」
地団太を踏んでごねられても、無理なものは無理だ。
先ほどはみんなの実力で乗り越えられた。
だけど、見方を変えれば運がよかったとも言える。
失敗しても死ぬことはない。
たかが練習だから。そんな気持ちで挑み続ければ、いつか必ず足元をすくわれる時が来る。
そうなってしまえば、そこで全てが終わりだ。
本当の死が待ち受けている。
僕はこのパーティのリーダーだ。
そういったリスク管理は徹底しなければならない。
勇気と無謀は違う。
僕は前回の失敗でそれが痛いほどわかった。
臆病と言われようとも、用心深さを忘れてはいけない。
「じゃあ、早速始めよう。頼むよ桐吾」
「うん、行ってくるよ」
駆け出した桐吾の背を見送り、少しだけ打ち合わせをする。
「みんなも分かると思うけど、さっきとはガラッと変わるから気を引き締めていこう」
「そうだね。今度からは武器持ちもいるから、油断したらダメだね」
「あー、またあいつらかぁ。弱点の魔法を使えるのが今度は私1人だし、責任重大って感じ」
ここでふと疑問が浮かび上がった。
「一樹と叶と一華って、武器持ち相手はしたことあるんだっけ?」
「あるぞ。めんどくさかった記憶があるな」
「私はない」
「私もない。だからちょっと緊張してるかも」
これは確認不足だった。
一樹が戦闘の経験があったのは不応中の幸いといえるけど、盾役の2人が初見というのは少しだけ心配だ。
でも、あの戦闘スタイルの一華であれば、武器持ちのモンスターは正面から攻撃する癖があるため、あまり心配はいらなそうだ。
叶に関しても、冷静に状況判断ができるから、同じく心配しなくても大丈夫そう。
本当にこのメンバーで助かった。
「桐吾のことだから、そこまで数は連れてこないと思う。でも一応、状況によっては退避指示を出すから頭の片隅にでも置いておいて」
みんなから返事があるも、ここでまた一つ自分の失敗に気が付いた。
モンスターを引き寄せてくる役割を頼んでおきながら、その数を指定していなかった。
これは、指示を出す人間として反省しなければならない。
頼まれた方は自分の基準でモンスターを連れてきてしまう。
そしてもう一つ気づく。
ならば、最初に一樹と結月に頼んだ時はどうだった?
対応に精一杯だったため、2人を責めるような感じになっていたけど、最初に指示は出していたか?
いいや、出していない。
この失敗に気づいていなければ、危うく自分の失態を他人のせいにするところだった。
僕も、本当にまだまだリーダーとして沢山反省するところがある。
「志信、来たよー!」
結月の声にハッと我に返る。
視界の先には桐吾と――五体のソードラット。
その、あまりにもちょうど良すぎる数につい笑みを浮かべてしまった。
「桐吾――ちょうどよすぎ」
「桐吾くん、わかってるね」
と、隣に立つ美咲からの声。
たぶん、美咲も僕が反省していたことを考えていたのだろう。
戦闘開始。
若干だけ心配だけど、ここで一番男気のある一華が四体まとめて引き付けないか。
「プロボーク!」
まずは一安心。
さすがに男気があるからといって、初見のモンスターをまとめて引き受けるという行為はせず、一体だけ引き寄せた。
後は3人が一体ずつ持ち――、
「ファイアボール! ファイアネット!」
一華の魔法攻撃が連続で直撃する。
弱点属性の炎魔法の攻撃ともなれば、残る体力は残りわずか。
「っしゃおらああああああ!」
雄叫びを上げながら突進する一樹。
その両手で振り回される両手斧により、ソードラットは一撃で消滅。
「おらおらおらあああああ!」
「なっ⁉」
つい、声が漏れてしまった。
さらに雄叫びを上げながら別のソードラットへ突進し、これまた横一線に軌道を描いて一撃で消滅させた。
「まだまだまだまだ!」
それでも一樹は止まらない。
今度は桐吾が担当しているソードラットへ一直線。
上段からの振り下ろす一撃で葬った。
「次、いっくぞー!」
「なになに、えーっ」
結月にも加勢し、力の限り斧を叩きこむ。
それに合わせて結月も一直線に剣を突き刺し、ある意味連携力を発揮した形となった。
残すは一華の……と、視線を向けるも、桐吾が加勢し、既に消滅していた。
そして、床に座る一華。
「よっしゃあ! いっちょあがりだなっ!」
熱量が増している一樹。
敵が強くなって気分が高揚しているのか、どこかでやる気が入ったのかわからないけど、正直驚いた。
純粋な力押し。
あれは、ほとんどが失敗に終わる戦い方だ。
だけど、一樹は敵を次々となぎ倒してみせた。
「次だ次だ! もっとこーい!」
もはや細かい指示を出す方が一樹にとっては戦力を削ぐことになってしまうかもしれない。
他のメンバーにはもしかしたら負担になってしまうかもしれないけど、あの戦力を有効活用しないのはもったいないといえる。
桐吾に次をお願いしようとした時だった。
流れを遮るように叶が提案を持ち掛けてきた。
「あの、その前に少しいいかな」
「どうしたの?」
「あのさ。私と一華の担当を変えてもらえないかな」
叶は普段と変わらず落ち着いた口調でそう進言する。
「全然問題ないけど、何かあったの?」
「いや、なんていうか。そう、一樹の戦いっぷりを見てたらさ、私もちょっと最前線やりたいなって」
「なるほど。うん、じゃあそれでいこう」
「ありがとう」
そう言い終えると、叶は座り込む一華の元へ向かった。
あの常に冷静な叶があんなことを言い出すなんて、正直驚いた。
それに、盾役の人たちはみんなあんなに戦闘に対して積極的なのだろうか。
まだまだ知らないことばかりだ。
叶の立ち回りも気になる。
「桐吾、次お願い!」
「わかった!」
次からの戦闘はもう少し踏み込んだものにしたい。
先ほどまでのモンスター的は、難易度はそう高くなかった。
あの数じゃなければ。
これから挑みたいのはここから先に出現している初層モンスター。
前回はと比べ、前衛火力の数は変わらない。
だけど、今回は魔法火力に頼れない戦いとなる。
「みんな、次はもう少し先に進もう。戦術や陣形はさっきと変わらずにこのままいきたい」
「そうだな。こんなのまだまだ腕慣らしぐらいにしかならなかったところだしな」
「よーしっ、次はもっと張り切っちゃうよー!」
「いいや、ダメだからね?」
と、一樹と結月に注意を入れると、2人はギクリッと一歩退く。
「そこで、次の釣りは桐吾に一任したい」
「僕はそれでいいよ」
「えーっ! 一人じゃ危ないし、私も――」
「ダメ」
「えー」
地団太を踏んでごねられても、無理なものは無理だ。
先ほどはみんなの実力で乗り越えられた。
だけど、見方を変えれば運がよかったとも言える。
失敗しても死ぬことはない。
たかが練習だから。そんな気持ちで挑み続ければ、いつか必ず足元をすくわれる時が来る。
そうなってしまえば、そこで全てが終わりだ。
本当の死が待ち受けている。
僕はこのパーティのリーダーだ。
そういったリスク管理は徹底しなければならない。
勇気と無謀は違う。
僕は前回の失敗でそれが痛いほどわかった。
臆病と言われようとも、用心深さを忘れてはいけない。
「じゃあ、早速始めよう。頼むよ桐吾」
「うん、行ってくるよ」
駆け出した桐吾の背を見送り、少しだけ打ち合わせをする。
「みんなも分かると思うけど、さっきとはガラッと変わるから気を引き締めていこう」
「そうだね。今度からは武器持ちもいるから、油断したらダメだね」
「あー、またあいつらかぁ。弱点の魔法を使えるのが今度は私1人だし、責任重大って感じ」
ここでふと疑問が浮かび上がった。
「一樹と叶と一華って、武器持ち相手はしたことあるんだっけ?」
「あるぞ。めんどくさかった記憶があるな」
「私はない」
「私もない。だからちょっと緊張してるかも」
これは確認不足だった。
一樹が戦闘の経験があったのは不応中の幸いといえるけど、盾役の2人が初見というのは少しだけ心配だ。
でも、あの戦闘スタイルの一華であれば、武器持ちのモンスターは正面から攻撃する癖があるため、あまり心配はいらなそうだ。
叶に関しても、冷静に状況判断ができるから、同じく心配しなくても大丈夫そう。
本当にこのメンバーで助かった。
「桐吾のことだから、そこまで数は連れてこないと思う。でも一応、状況によっては退避指示を出すから頭の片隅にでも置いておいて」
みんなから返事があるも、ここでまた一つ自分の失敗に気が付いた。
モンスターを引き寄せてくる役割を頼んでおきながら、その数を指定していなかった。
これは、指示を出す人間として反省しなければならない。
頼まれた方は自分の基準でモンスターを連れてきてしまう。
そしてもう一つ気づく。
ならば、最初に一樹と結月に頼んだ時はどうだった?
対応に精一杯だったため、2人を責めるような感じになっていたけど、最初に指示は出していたか?
いいや、出していない。
この失敗に気づいていなければ、危うく自分の失態を他人のせいにするところだった。
僕も、本当にまだまだリーダーとして沢山反省するところがある。
「志信、来たよー!」
結月の声にハッと我に返る。
視界の先には桐吾と――五体のソードラット。
その、あまりにもちょうど良すぎる数につい笑みを浮かべてしまった。
「桐吾――ちょうどよすぎ」
「桐吾くん、わかってるね」
と、隣に立つ美咲からの声。
たぶん、美咲も僕が反省していたことを考えていたのだろう。
戦闘開始。
若干だけ心配だけど、ここで一番男気のある一華が四体まとめて引き付けないか。
「プロボーク!」
まずは一安心。
さすがに男気があるからといって、初見のモンスターをまとめて引き受けるという行為はせず、一体だけ引き寄せた。
後は3人が一体ずつ持ち――、
「ファイアボール! ファイアネット!」
一華の魔法攻撃が連続で直撃する。
弱点属性の炎魔法の攻撃ともなれば、残る体力は残りわずか。
「っしゃおらああああああ!」
雄叫びを上げながら突進する一樹。
その両手で振り回される両手斧により、ソードラットは一撃で消滅。
「おらおらおらあああああ!」
「なっ⁉」
つい、声が漏れてしまった。
さらに雄叫びを上げながら別のソードラットへ突進し、これまた横一線に軌道を描いて一撃で消滅させた。
「まだまだまだまだ!」
それでも一樹は止まらない。
今度は桐吾が担当しているソードラットへ一直線。
上段からの振り下ろす一撃で葬った。
「次、いっくぞー!」
「なになに、えーっ」
結月にも加勢し、力の限り斧を叩きこむ。
それに合わせて結月も一直線に剣を突き刺し、ある意味連携力を発揮した形となった。
残すは一華の……と、視線を向けるも、桐吾が加勢し、既に消滅していた。
そして、床に座る一華。
「よっしゃあ! いっちょあがりだなっ!」
熱量が増している一樹。
敵が強くなって気分が高揚しているのか、どこかでやる気が入ったのかわからないけど、正直驚いた。
純粋な力押し。
あれは、ほとんどが失敗に終わる戦い方だ。
だけど、一樹は敵を次々となぎ倒してみせた。
「次だ次だ! もっとこーい!」
もはや細かい指示を出す方が一樹にとっては戦力を削ぐことになってしまうかもしれない。
他のメンバーにはもしかしたら負担になってしまうかもしれないけど、あの戦力を有効活用しないのはもったいないといえる。
桐吾に次をお願いしようとした時だった。
流れを遮るように叶が提案を持ち掛けてきた。
「あの、その前に少しいいかな」
「どうしたの?」
「あのさ。私と一華の担当を変えてもらえないかな」
叶は普段と変わらず落ち着いた口調でそう進言する。
「全然問題ないけど、何かあったの?」
「いや、なんていうか。そう、一樹の戦いっぷりを見てたらさ、私もちょっと最前線やりたいなって」
「なるほど。うん、じゃあそれでいこう」
「ありがとう」
そう言い終えると、叶は座り込む一華の元へ向かった。
あの常に冷静な叶があんなことを言い出すなんて、正直驚いた。
それに、盾役の人たちはみんなあんなに戦闘に対して積極的なのだろうか。
まだまだ知らないことばかりだ。
叶の立ち回りも気になる。
「桐吾、次お願い!」
「わかった!」
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