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プロローグ
突然の旅立ち
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デートの帰り道、突然体が振られて……どうしたの僕。
「蓮!目を閉じるな!俺を置いていくな!蓮!」
ゲボッ口の中血の味がする…諒太…声が遠いよ……気が遠くなる……
「蓮イヤだ!」
「りょう…た……どこ?」
「俺がちゃんと手を……嫌だあああ!!」
仕事の忙しさも落ち着いて久しぶりの週末のデートの帰り道、横断歩道の青信号をふたりで歩いた。人目もはばからず手を繋いでね。
「諒太あのね?明日さ……」
その時、グイッと強い力に引っ張られたような気がして、首が締まって宙に浮いたかと思うと、ドサッと道路に叩きつけられた。
「グアッ!な…に?い…たい……」
「蓮!」
動けない……あ…手が……足も体も動かせない。力が入らないよ…
「りょう…た…」
「蓮!誰か!救急車を!蓮!」
遠くでザワザワしてる……諒太どこ?
「蓮!俺を見ろ!蓮……お願いだ……蓮……」
「りょ…た……明日……あなたと……ゴボッゲボッ…」
話そうとすると血を吐いてる?音が遠い。諒太……僕どうしたの?
「蓮!もうしゃべるな!誰か助けて……蓮を……うわあああ!」
そこで「僕」の記憶は途切れた。
「クルト様、そんな顔しないで下さいませ」
「ムリ」
「美しい方ではありませんか」
そうだけどさ。美男で口数が少なくて……でももっと大切なことをあるんだよ。
「あのさティモ。十も年上で彼は二十八だよ?それにあれは会話にもなってなかっただろ!いくらなんでも酷いよ」
「まあ……言葉の少ない方と評判ではありませんか。それに……」
「分かってる」
今期の我が領地は規定の税を収められないかもしれない。それどころか冬に備蓄庫を開放しないと、最悪民が飢える危険性もある。
「あの嵐は我が領地のみ災害が大きく……国が税の割引の援助してくれますが、それ以外を公爵様がして下さると…御両親は大喜びですし……」
「フン……」
僕のどこが気に入ったのかはわからないが、アンゼルム公爵からお見合いの話が来たんだ。妻に迎えられるのならば援助もしようってさ。
「援助って……僕売られたも同然だよね?」
僕がそう問い正すとティモは焦ってワタワタ。
「ち、違います!お手紙にはあなたを舞踏会で見初めたとあったでしょう!」
「そうだけどさ。その時僕は彼のダンスのお誘いをお断りしたんだよ。大体身分が違うし、社交界に出たばかりの僕に声を掛けるなんて……悪い想像しか出来ないもん」
側仕えのティモ曰く、貴族はああいった場はお嫁さん探しも兼ねてて当たり前。それにアンは好かれてお嫁に行くのが幸せなんですよ?僕もそうでした。あなたもきっとと機嫌を取る。
「どこかに嫁がなきゃならないのは分かってる。でもまだ早いと思うし……僕…オットー様が好きなんだ……」
「あー……伯爵家の方…ですか」
「うん」
僕の一つ上のマッチョで……んふふ……学園の頃から好きでね。お声は恥ずかしくて掛けられなかったけどさ。
「オットー様は無理ですね。あの家は裕福ではありませんから、嫁の実家を当てにするでしょう。そうするとうちはねえ?」
「知ってるわ!辺境の伯爵家で葉物野菜が多いからうちと同じで天候に左右されるのはね!僕が恋心を持つくらいいいだろ!」
「まあね……」
ガタゴトガタゴト。馬車が走るお見合いの帰り道、お見合いは会話とは言えなかったのにアンゼルム様は断言した。
「やはりお前がいい」
「は?」
「嫁に来てくれないか」
「え?」
お庭の散歩の途中に突然言われたんだ。
お庭が素敵ですね「ああ」お菓子が美味しいです「そうか」いい天気です「うん」それしか言わなかっただろ!僕だけがしゃべってたようなもんだろ!表情も変化なしで僕のどこが?と聞けば「全部。匂いも好き。それにかわいい」それは見た目で最低限の相性でしかないだろ!
「今更何を言っても覆りはいたしません。愛されるようにいたしましょう」
文句言うなとティモは言う。これはうちとしてはかなりいい縁談で、王族との血の繋がりが出来るからお父上は仕事がし易くなるし、立場が上がる。よいことずくめの縁談で、王家筋に嫁に行く初めての人になる。名誉なことだと。
「ティモ。でもね、あれだと僕は寂しくて死ぬかも。人付き合いはあんまりだけど、仲のいい人とのおしゃべりは好きなんだよ。僕はね」
「知ってますがね。きっと二人だけならお話しますよ」
「そうかな」
「そうですよ!」
その時馬が叫ぶようにいななき、馬車がぐらついた。
「なんだ?」
「なんでしょうか?」
するとドカンッと盛大な音を立てて馬車は横転した。
「きゃああ!」
「ティモ!大丈夫か!」
「ええ……体が痛い……クルト様は大丈夫ですか?」
「グッ……どうにか。なんなんだいったい……」
体の痛いところを確認しようとしたら、そこで僕の意識が途切れた。次に意識を取り戻したら真っ暗でなにも見えない。
「ここどこ?」
自分の体も何もかも見えないが、寒くも熱くもなく、寝てる床も硬くなく感じる。
「僕どうしたんだ……ここは……」
遠くで誰かの声がする。おーいとか。返事してみよう。
「誰かいるのか?僕はクルト。あなたは誰?」
「え?どこにいるの?僕は蓮だ。ここどこかな?」
レンとかいう誰かと会話したと思ったらその声はそれっきり聞こえなくなった。仕方なく見えないあたりをキョロキョロしていると、スーっと暗闇の中に人が現れた。
「迎えに来ました。行きましょう」
暗闇の中に光る人。見覚えのある家で祀っている神のひとり、ハーデス神とその使徒だ。白いローブのような出で立ちのあの神像そっくりな……僕死んだのかも……
「僕、死んだのですか?」
「ええ、アウルベアに襲われてね」
そうか……急にここに来たから即死かな。
「馬車が転げてしか記憶にないんです」
「馬車ごと一撃でした」
「そうですか……なんと短い一生だったんだろう。はあ……」
僕の命は灯火は消えた。これがあなたの寿命で決まっていたと。人は生まれる時にどの人生を歩むか自分で決める。あなたが選んだ人生でしたと言われた。そっか……自分でこの短命な道を選んだのか。……前が長生きとかだったのかな。
「そうですね。魂の休む場所に行けば思い出しますよ」
「へえ……この記憶はなくなるの?」
「いいえ、ここにいた記憶が蘇るだけ」
「ふーん」
自分で望んでここに「戻った」が正しいのかもね。自分が死んだ悲しみは説明のせいかあんまりない。悔いがないと言えば嘘だけど、仕方ないな。自分の選択なんだから。
「それで要相談です。あなたの体を提供して欲しいのです」
「え?」
「先ほど少し話した者がいたでしょう?あの者にね」
「なんで?」
薄っすらと微笑んでたけどハーデス神は真顔になった。
「其方と同時に死んだ者。まだ死ぬべきではない者。別の世界の門を…アレス神が壊して…その…巻き添えになったのです」
先ほどの者「蓮」の魂をあちらの世界に戻せなくなってて、なのに彼の死の予定はもっと先だそう。これは神にとって由々しき事態だそうだ。
「こちらの魂ではないため、こちらでこのまま生まれ変わらせる事も出来ない」
「へえ……え?なら体をあげても……」
んふふ……とハーデス様は微笑んだ。
「其方の体に入れてこちらの世界に魂を馴染ませる。そしてこちらの輪廻に乗せるのです」
「ふーん……神の尻拭いに「クルト」になるのか。気の毒にな」
ハーデス様は少し眉を下げて、神はなんでも出来る訳じゃない。人が生きやすいよう多少の加護を与えるだけ。詳しくは言えないが神は世界の秩序を整え、魂の輪廻を司るのが主な仕事だそう。
「あーあ。僕はお嫁に行く前に死ぬ運命とか何がよくてこの生を選んだのやら」
「次の生はきっと楽しいはずですよ。いくつかの選択肢にありますから」
「え?次は僕お嫁に行けるの?」
「ええ」
ふふっとハーデス様は優しげに笑う。
「体をくれる見返りに教えます。次はお嫁さんを貰うことが出来ます。素敵な其方だけを愛してくれる番で、苦労のないお家に生まれとても幸せになる運命も選べます」
マジか!なら今回は終わりでいいやと思えた。次は幸せになるんだもの。僕の未来は明るいんだ。そっか……素敵な人と結婚して幸せに生きるのか。いいね。
「ええ。きっと」
「そっか……お金のために売られるような結婚ではないのか……うふふ」
「はい、約束します。では、行きましょうか」
「はい」
使徒のひとりが僕に手を差し出した。優しげな微笑みを浮かべ、背中に美しい真っ白な大きな翼のある神の使徒……僕はその手を取ると歩き出した。
僕らの周りしか光のない世界を歩く。一歩歩くたびに今の記憶が遠くに行くような気がした。僕は不安になりハーデス様を見上げると、彼はニッコリ微笑んだ。その笑顔は大丈夫と言っているようだ。また歩き出すと一歩進むごとに記憶は遠のく。そして周りが明るくなる頃にはなにも分からなくなって………そして目の前に広がる穏やかな緑の楽園が現れた。
神殿が立ち並び真っ白なローブ姿の待機の人々が穏やかに笑っている。そうだ、ここは僕らの魂のゆりかごだ。前世の苦労をゆっくりと癒やし、次に生まれ変わるための世界。
そして生まれる前の記憶を取り戻した。僕は使徒の手を離し、懐かしい友を視線の先に見つけ歩き出した。
「蓮!目を閉じるな!俺を置いていくな!蓮!」
ゲボッ口の中血の味がする…諒太…声が遠いよ……気が遠くなる……
「蓮イヤだ!」
「りょう…た……どこ?」
「俺がちゃんと手を……嫌だあああ!!」
仕事の忙しさも落ち着いて久しぶりの週末のデートの帰り道、横断歩道の青信号をふたりで歩いた。人目もはばからず手を繋いでね。
「諒太あのね?明日さ……」
その時、グイッと強い力に引っ張られたような気がして、首が締まって宙に浮いたかと思うと、ドサッと道路に叩きつけられた。
「グアッ!な…に?い…たい……」
「蓮!」
動けない……あ…手が……足も体も動かせない。力が入らないよ…
「りょう…た…」
「蓮!誰か!救急車を!蓮!」
遠くでザワザワしてる……諒太どこ?
「蓮!俺を見ろ!蓮……お願いだ……蓮……」
「りょ…た……明日……あなたと……ゴボッゲボッ…」
話そうとすると血を吐いてる?音が遠い。諒太……僕どうしたの?
「蓮!もうしゃべるな!誰か助けて……蓮を……うわあああ!」
そこで「僕」の記憶は途切れた。
「クルト様、そんな顔しないで下さいませ」
「ムリ」
「美しい方ではありませんか」
そうだけどさ。美男で口数が少なくて……でももっと大切なことをあるんだよ。
「あのさティモ。十も年上で彼は二十八だよ?それにあれは会話にもなってなかっただろ!いくらなんでも酷いよ」
「まあ……言葉の少ない方と評判ではありませんか。それに……」
「分かってる」
今期の我が領地は規定の税を収められないかもしれない。それどころか冬に備蓄庫を開放しないと、最悪民が飢える危険性もある。
「あの嵐は我が領地のみ災害が大きく……国が税の割引の援助してくれますが、それ以外を公爵様がして下さると…御両親は大喜びですし……」
「フン……」
僕のどこが気に入ったのかはわからないが、アンゼルム公爵からお見合いの話が来たんだ。妻に迎えられるのならば援助もしようってさ。
「援助って……僕売られたも同然だよね?」
僕がそう問い正すとティモは焦ってワタワタ。
「ち、違います!お手紙にはあなたを舞踏会で見初めたとあったでしょう!」
「そうだけどさ。その時僕は彼のダンスのお誘いをお断りしたんだよ。大体身分が違うし、社交界に出たばかりの僕に声を掛けるなんて……悪い想像しか出来ないもん」
側仕えのティモ曰く、貴族はああいった場はお嫁さん探しも兼ねてて当たり前。それにアンは好かれてお嫁に行くのが幸せなんですよ?僕もそうでした。あなたもきっとと機嫌を取る。
「どこかに嫁がなきゃならないのは分かってる。でもまだ早いと思うし……僕…オットー様が好きなんだ……」
「あー……伯爵家の方…ですか」
「うん」
僕の一つ上のマッチョで……んふふ……学園の頃から好きでね。お声は恥ずかしくて掛けられなかったけどさ。
「オットー様は無理ですね。あの家は裕福ではありませんから、嫁の実家を当てにするでしょう。そうするとうちはねえ?」
「知ってるわ!辺境の伯爵家で葉物野菜が多いからうちと同じで天候に左右されるのはね!僕が恋心を持つくらいいいだろ!」
「まあね……」
ガタゴトガタゴト。馬車が走るお見合いの帰り道、お見合いは会話とは言えなかったのにアンゼルム様は断言した。
「やはりお前がいい」
「は?」
「嫁に来てくれないか」
「え?」
お庭の散歩の途中に突然言われたんだ。
お庭が素敵ですね「ああ」お菓子が美味しいです「そうか」いい天気です「うん」それしか言わなかっただろ!僕だけがしゃべってたようなもんだろ!表情も変化なしで僕のどこが?と聞けば「全部。匂いも好き。それにかわいい」それは見た目で最低限の相性でしかないだろ!
「今更何を言っても覆りはいたしません。愛されるようにいたしましょう」
文句言うなとティモは言う。これはうちとしてはかなりいい縁談で、王族との血の繋がりが出来るからお父上は仕事がし易くなるし、立場が上がる。よいことずくめの縁談で、王家筋に嫁に行く初めての人になる。名誉なことだと。
「ティモ。でもね、あれだと僕は寂しくて死ぬかも。人付き合いはあんまりだけど、仲のいい人とのおしゃべりは好きなんだよ。僕はね」
「知ってますがね。きっと二人だけならお話しますよ」
「そうかな」
「そうですよ!」
その時馬が叫ぶようにいななき、馬車がぐらついた。
「なんだ?」
「なんでしょうか?」
するとドカンッと盛大な音を立てて馬車は横転した。
「きゃああ!」
「ティモ!大丈夫か!」
「ええ……体が痛い……クルト様は大丈夫ですか?」
「グッ……どうにか。なんなんだいったい……」
体の痛いところを確認しようとしたら、そこで僕の意識が途切れた。次に意識を取り戻したら真っ暗でなにも見えない。
「ここどこ?」
自分の体も何もかも見えないが、寒くも熱くもなく、寝てる床も硬くなく感じる。
「僕どうしたんだ……ここは……」
遠くで誰かの声がする。おーいとか。返事してみよう。
「誰かいるのか?僕はクルト。あなたは誰?」
「え?どこにいるの?僕は蓮だ。ここどこかな?」
レンとかいう誰かと会話したと思ったらその声はそれっきり聞こえなくなった。仕方なく見えないあたりをキョロキョロしていると、スーっと暗闇の中に人が現れた。
「迎えに来ました。行きましょう」
暗闇の中に光る人。見覚えのある家で祀っている神のひとり、ハーデス神とその使徒だ。白いローブのような出で立ちのあの神像そっくりな……僕死んだのかも……
「僕、死んだのですか?」
「ええ、アウルベアに襲われてね」
そうか……急にここに来たから即死かな。
「馬車が転げてしか記憶にないんです」
「馬車ごと一撃でした」
「そうですか……なんと短い一生だったんだろう。はあ……」
僕の命は灯火は消えた。これがあなたの寿命で決まっていたと。人は生まれる時にどの人生を歩むか自分で決める。あなたが選んだ人生でしたと言われた。そっか……自分でこの短命な道を選んだのか。……前が長生きとかだったのかな。
「そうですね。魂の休む場所に行けば思い出しますよ」
「へえ……この記憶はなくなるの?」
「いいえ、ここにいた記憶が蘇るだけ」
「ふーん」
自分で望んでここに「戻った」が正しいのかもね。自分が死んだ悲しみは説明のせいかあんまりない。悔いがないと言えば嘘だけど、仕方ないな。自分の選択なんだから。
「それで要相談です。あなたの体を提供して欲しいのです」
「え?」
「先ほど少し話した者がいたでしょう?あの者にね」
「なんで?」
薄っすらと微笑んでたけどハーデス神は真顔になった。
「其方と同時に死んだ者。まだ死ぬべきではない者。別の世界の門を…アレス神が壊して…その…巻き添えになったのです」
先ほどの者「蓮」の魂をあちらの世界に戻せなくなってて、なのに彼の死の予定はもっと先だそう。これは神にとって由々しき事態だそうだ。
「こちらの魂ではないため、こちらでこのまま生まれ変わらせる事も出来ない」
「へえ……え?なら体をあげても……」
んふふ……とハーデス様は微笑んだ。
「其方の体に入れてこちらの世界に魂を馴染ませる。そしてこちらの輪廻に乗せるのです」
「ふーん……神の尻拭いに「クルト」になるのか。気の毒にな」
ハーデス様は少し眉を下げて、神はなんでも出来る訳じゃない。人が生きやすいよう多少の加護を与えるだけ。詳しくは言えないが神は世界の秩序を整え、魂の輪廻を司るのが主な仕事だそう。
「あーあ。僕はお嫁に行く前に死ぬ運命とか何がよくてこの生を選んだのやら」
「次の生はきっと楽しいはずですよ。いくつかの選択肢にありますから」
「え?次は僕お嫁に行けるの?」
「ええ」
ふふっとハーデス様は優しげに笑う。
「体をくれる見返りに教えます。次はお嫁さんを貰うことが出来ます。素敵な其方だけを愛してくれる番で、苦労のないお家に生まれとても幸せになる運命も選べます」
マジか!なら今回は終わりでいいやと思えた。次は幸せになるんだもの。僕の未来は明るいんだ。そっか……素敵な人と結婚して幸せに生きるのか。いいね。
「ええ。きっと」
「そっか……お金のために売られるような結婚ではないのか……うふふ」
「はい、約束します。では、行きましょうか」
「はい」
使徒のひとりが僕に手を差し出した。優しげな微笑みを浮かべ、背中に美しい真っ白な大きな翼のある神の使徒……僕はその手を取ると歩き出した。
僕らの周りしか光のない世界を歩く。一歩歩くたびに今の記憶が遠くに行くような気がした。僕は不安になりハーデス様を見上げると、彼はニッコリ微笑んだ。その笑顔は大丈夫と言っているようだ。また歩き出すと一歩進むごとに記憶は遠のく。そして周りが明るくなる頃にはなにも分からなくなって………そして目の前に広がる穏やかな緑の楽園が現れた。
神殿が立ち並び真っ白なローブ姿の待機の人々が穏やかに笑っている。そうだ、ここは僕らの魂のゆりかごだ。前世の苦労をゆっくりと癒やし、次に生まれ変わるための世界。
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