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一章 新たな人生が動き出した
1 お嫁には来たはいいが
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結婚式は僕が第二夫人のため身内だけで簡単に済ませた。アンゼルム様のお身内と僕の身内のみ。跡取り公爵がこれは如何なものかと思うが、理由はある。
初婚の僕にはすまないとあちらから謝られたけど、それでも僕にとっては華やかで素敵なものだった。教会で誓いあって晩餐会もあり、料理もものすごく美味しかった。だから相手がアンゼルム様でなければもっと……と思わないでもない。彼は周りに人がいなくなると、無言で表情がなくなって、僕は見上げながら不安しかなかったんだ。
結婚後はその原因のお部屋に僕は日参していた。
「ベルント様、ごきげんよう」
「ふふっどうぞこちらへ」
元気な時はさぞかわいかったであろう第一夫人のベルント様。アンゼルム様と同い年でなおかつ幼馴染みの間柄でご結婚されたそうだ。だけど今は病でやせ細り、もう余命いくばくない。だから彼がハーデス様の元に行くと、繰り上げで僕は第一夫人にになる。ならなくていいと思うほどベルント様はいい人だった。僕はベッドの横の椅子に座り、
「こちらをどうぞ」
僕は数本のバラを彼に渡した。彼はバラを受け取り匂いを嗅ぎながら、
「ありがとう。俺はこのピンクのバラが好きなんだ。香りも甘くてね」
「そう伺いましたので、今が盛りのバラを選んで庭師に摘んでもらいました」
彼はベッドに座るのも辛そうだけど、起き上がると言って聞かない。僕が来ると見栄を張りたいそうなんだ。
それと、アンゼルム様のことをたくさん話して、あの人を愛して欲しいと言われている。
アンゼルム様とは結婚式でも、その後もほとんど話しをしていない。ベルント様がいるから体の触れ合いも初夜もなし。すでに結婚式から二ヶ月が過ぎていた。
「番になれば好きにはなるし、愛しくなるけどね。でも、その前に少しでも好きになって欲しい。彼の人となりを知って好きになって欲しいんだ」
そう言って、ベッドサイドの椅子に座る僕の手を取り、ベルント様はかわいく微笑む。
この世界は「番」なるシステムがある。成人は常に甘い香水のような匂いをまとい、これは話を聞いていると「フェロモンの香り」のようだった。加齢臭じゃないよ?
その香りは個人差があり、家族であろうと近い匂いはしない。そして相手を「よい匂い」と感じなければ婚姻をしても子は出来ない。
それと、この世界の医療は前の世界より遅れている。科学合成の薬なんかなく、病には薬湯や体力を上げるポーションが中心だ。ケガは恐ろしくきれいに治るけどね。戦、魔物の襲撃、災害が多いためにそちらに特化したっぽい。
「あなたの家の加護は誰だっけ?」
「僕の家はアルテミス様とディオニュソス様を信仰しています。加護はディオニュソス様は父ですが、アルテミス様はわかりません」
彼はアルテミス?と小首を傾げた。
「ワインの産地だからディオニュソス様は分かるが、アルテミス?なんの神なんだ?」
「土地や魔物の浄化の神で、月の神です」
「ふーん」
この神の加護はすべての人が受けてるものじゃなく、貴族の家もね。前の世界の「神社にお参り」くらいの信仰でデメテル、アポロンをほんのり信仰してる民がほとんどだ。教会もこの二人の物が大半でお祭りもあるし、人は教会に足を運ぶけど……観光地に近いかな。加護には天啓があるんだ。その言葉が届く人に神は神の「才能や能力の一部」を貸してくれる。
「俺はヘファイストス様だ。領地に火山があって温泉地で農地以外の収入源だ。それと鍛冶師が家の家業でもある。だからうちの侯爵家はこの神を信仰してる」
彼のお家はこの国ばかりではなく、世界中に武器、武具を売る。特注品を作る職人がたくさんいるんだ。世界中に名を轟かせる腕の良い職人を囲っているから注文がたくさん。品質のよさは折り紙付きで簡単に壊れない、魔法を最大限活かす剣や甲冑は大人気だ。
「うちのアルテミス様は白の賢者由来なんですよ。だからみんな忘れてるんですけどね」
「あー……そうか!あの創世記はアルテミス様の力か。忘れてたよ」
「ええ」
アンゼルム様は「アテナ神」だ。この神は知識、芸事、工芸なんかも司る軍神。とても人気の高い神様だね。騎士のお家はアテナを信仰しているところが多く、加護持ちもけっこういるらしい。海や水に関する土地はポセイドンが多いかな。一応神は十二神、その子どもとかいるけど、我が国は偏った信仰で、美の神アフロディーテ様とか聞いたことはない。
「アンゼルムは加護を持っている。信仰してれば加護を受けれる訳じゃないのは知ってるだろ。その人の能力もある程度必要なんだ」
「ええ」
信仰の強さと魔力の多さ、向き不向き、どれだけその能力が必要か、そして最後は神のお心次第だ。それと、冥王ハーデス様にはみんな熱心にお参りする。死は誰にでも訪れるし先祖供養の祈りのためだ。
ちなみに彼の加護がないのは普通。死の神の加護があるとマズいのは誰の目からも解る。戦時なんてその加護持ちの圧勝になるもの。だから加護は与えないのがハーデス様だ。ハーデス様の神殿は死を司る場所で、だからこの神殿は唯一墓地も併設されている。
「でも……もう俺には加護はなくなった。お声をずっと聞いてない」
「そんなことは……」
ベルント様は首をゆっくり横に振った。
「ヘファイストス様は鍛冶……武具、武器の神だ。俺はもう剣は作れないもの」
彼はアンでありながら武芸に秀でていて、元気な頃はノルンの騎士に匹敵する力があったそうだ。彼の寂しそうな横顔は……見るのが辛い。少しヨロっとして、
「クルト、少し疲れた。また明日ね」
「はい。また明日伺います」
「ああ、楽しみに待ってる」
無理やり作るベルント様の笑顔が切なくて後ろ髪を引かれたけど、僕はティモと彼の部屋を出た。そしてあれとの約束の「明日」は来なかった。明け方静かにベルント様は息を引き取ったんだ。没年二十八歳、短い生涯を閉じた。
葬儀の間僕はハーデス様に祈った、たくさん祈ったんだ。彼の次の生は楽しく元気で生きれますようにって。こんないい人がなんでって……辛くて悲しかったんだ。
「相わかった」
頭に声が聞こえた……神に届いたようだ。次はきっと苦労なく幸せになって欲しいもの。短い間だったけど僕はベルント様が好きだった。この「相わかった」は加護がなくとも届く声。その時の強い祈りが届いたよって印なんだ。お墓の前で呆然と泣いていると、肩に手がポン。
「ベルントに祈りをありがとう。俺にも神の声が聞こえた」
「グスッそうなの?」
「ああ、ヘルメス様がベルントへの祈り、クルトの願いに応えるって」
「そう…ですか。ズビッ」
鼻水で息苦しいから持っているハンカチでかんだ。
ヘルメス様はたくさんの神の言葉を届ける使者の神。祈りの強さが届けば返事をくれるんだ。彼は商業の神でもあるけど、うちは……あんまり商売っ気のある国ではないからなあ。信仰してる人いるのかな?他国では聞くけどさ。だからうちでは「伝達の神」として知られている。
「濡れる。帰るぞ」
「はい」
目をつむって強く祈っていたから気が付かなかったけど、もう墓地には僕とアンゼルム様しかいなかった。雲行きの怪しい暗い空は水の雫をポツポツ落とす。
真新しいお墓が雨つぶで濡れて……きっと神も泣いてくれてるんだと思った。勘違いだと分かってても、そう思いたかったんだ。
また来るね、ベルント様。僕はあなたとたくさん話せて嬉しかったです。もっと早くに出会いたかったな。そんな小雨降る葬儀は、いつもなら午後のお茶の時間くらいに終わった。
初婚の僕にはすまないとあちらから謝られたけど、それでも僕にとっては華やかで素敵なものだった。教会で誓いあって晩餐会もあり、料理もものすごく美味しかった。だから相手がアンゼルム様でなければもっと……と思わないでもない。彼は周りに人がいなくなると、無言で表情がなくなって、僕は見上げながら不安しかなかったんだ。
結婚後はその原因のお部屋に僕は日参していた。
「ベルント様、ごきげんよう」
「ふふっどうぞこちらへ」
元気な時はさぞかわいかったであろう第一夫人のベルント様。アンゼルム様と同い年でなおかつ幼馴染みの間柄でご結婚されたそうだ。だけど今は病でやせ細り、もう余命いくばくない。だから彼がハーデス様の元に行くと、繰り上げで僕は第一夫人にになる。ならなくていいと思うほどベルント様はいい人だった。僕はベッドの横の椅子に座り、
「こちらをどうぞ」
僕は数本のバラを彼に渡した。彼はバラを受け取り匂いを嗅ぎながら、
「ありがとう。俺はこのピンクのバラが好きなんだ。香りも甘くてね」
「そう伺いましたので、今が盛りのバラを選んで庭師に摘んでもらいました」
彼はベッドに座るのも辛そうだけど、起き上がると言って聞かない。僕が来ると見栄を張りたいそうなんだ。
それと、アンゼルム様のことをたくさん話して、あの人を愛して欲しいと言われている。
アンゼルム様とは結婚式でも、その後もほとんど話しをしていない。ベルント様がいるから体の触れ合いも初夜もなし。すでに結婚式から二ヶ月が過ぎていた。
「番になれば好きにはなるし、愛しくなるけどね。でも、その前に少しでも好きになって欲しい。彼の人となりを知って好きになって欲しいんだ」
そう言って、ベッドサイドの椅子に座る僕の手を取り、ベルント様はかわいく微笑む。
この世界は「番」なるシステムがある。成人は常に甘い香水のような匂いをまとい、これは話を聞いていると「フェロモンの香り」のようだった。加齢臭じゃないよ?
その香りは個人差があり、家族であろうと近い匂いはしない。そして相手を「よい匂い」と感じなければ婚姻をしても子は出来ない。
それと、この世界の医療は前の世界より遅れている。科学合成の薬なんかなく、病には薬湯や体力を上げるポーションが中心だ。ケガは恐ろしくきれいに治るけどね。戦、魔物の襲撃、災害が多いためにそちらに特化したっぽい。
「あなたの家の加護は誰だっけ?」
「僕の家はアルテミス様とディオニュソス様を信仰しています。加護はディオニュソス様は父ですが、アルテミス様はわかりません」
彼はアルテミス?と小首を傾げた。
「ワインの産地だからディオニュソス様は分かるが、アルテミス?なんの神なんだ?」
「土地や魔物の浄化の神で、月の神です」
「ふーん」
この神の加護はすべての人が受けてるものじゃなく、貴族の家もね。前の世界の「神社にお参り」くらいの信仰でデメテル、アポロンをほんのり信仰してる民がほとんどだ。教会もこの二人の物が大半でお祭りもあるし、人は教会に足を運ぶけど……観光地に近いかな。加護には天啓があるんだ。その言葉が届く人に神は神の「才能や能力の一部」を貸してくれる。
「俺はヘファイストス様だ。領地に火山があって温泉地で農地以外の収入源だ。それと鍛冶師が家の家業でもある。だからうちの侯爵家はこの神を信仰してる」
彼のお家はこの国ばかりではなく、世界中に武器、武具を売る。特注品を作る職人がたくさんいるんだ。世界中に名を轟かせる腕の良い職人を囲っているから注文がたくさん。品質のよさは折り紙付きで簡単に壊れない、魔法を最大限活かす剣や甲冑は大人気だ。
「うちのアルテミス様は白の賢者由来なんですよ。だからみんな忘れてるんですけどね」
「あー……そうか!あの創世記はアルテミス様の力か。忘れてたよ」
「ええ」
アンゼルム様は「アテナ神」だ。この神は知識、芸事、工芸なんかも司る軍神。とても人気の高い神様だね。騎士のお家はアテナを信仰しているところが多く、加護持ちもけっこういるらしい。海や水に関する土地はポセイドンが多いかな。一応神は十二神、その子どもとかいるけど、我が国は偏った信仰で、美の神アフロディーテ様とか聞いたことはない。
「アンゼルムは加護を持っている。信仰してれば加護を受けれる訳じゃないのは知ってるだろ。その人の能力もある程度必要なんだ」
「ええ」
信仰の強さと魔力の多さ、向き不向き、どれだけその能力が必要か、そして最後は神のお心次第だ。それと、冥王ハーデス様にはみんな熱心にお参りする。死は誰にでも訪れるし先祖供養の祈りのためだ。
ちなみに彼の加護がないのは普通。死の神の加護があるとマズいのは誰の目からも解る。戦時なんてその加護持ちの圧勝になるもの。だから加護は与えないのがハーデス様だ。ハーデス様の神殿は死を司る場所で、だからこの神殿は唯一墓地も併設されている。
「でも……もう俺には加護はなくなった。お声をずっと聞いてない」
「そんなことは……」
ベルント様は首をゆっくり横に振った。
「ヘファイストス様は鍛冶……武具、武器の神だ。俺はもう剣は作れないもの」
彼はアンでありながら武芸に秀でていて、元気な頃はノルンの騎士に匹敵する力があったそうだ。彼の寂しそうな横顔は……見るのが辛い。少しヨロっとして、
「クルト、少し疲れた。また明日ね」
「はい。また明日伺います」
「ああ、楽しみに待ってる」
無理やり作るベルント様の笑顔が切なくて後ろ髪を引かれたけど、僕はティモと彼の部屋を出た。そしてあれとの約束の「明日」は来なかった。明け方静かにベルント様は息を引き取ったんだ。没年二十八歳、短い生涯を閉じた。
葬儀の間僕はハーデス様に祈った、たくさん祈ったんだ。彼の次の生は楽しく元気で生きれますようにって。こんないい人がなんでって……辛くて悲しかったんだ。
「相わかった」
頭に声が聞こえた……神に届いたようだ。次はきっと苦労なく幸せになって欲しいもの。短い間だったけど僕はベルント様が好きだった。この「相わかった」は加護がなくとも届く声。その時の強い祈りが届いたよって印なんだ。お墓の前で呆然と泣いていると、肩に手がポン。
「ベルントに祈りをありがとう。俺にも神の声が聞こえた」
「グスッそうなの?」
「ああ、ヘルメス様がベルントへの祈り、クルトの願いに応えるって」
「そう…ですか。ズビッ」
鼻水で息苦しいから持っているハンカチでかんだ。
ヘルメス様はたくさんの神の言葉を届ける使者の神。祈りの強さが届けば返事をくれるんだ。彼は商業の神でもあるけど、うちは……あんまり商売っ気のある国ではないからなあ。信仰してる人いるのかな?他国では聞くけどさ。だからうちでは「伝達の神」として知られている。
「濡れる。帰るぞ」
「はい」
目をつむって強く祈っていたから気が付かなかったけど、もう墓地には僕とアンゼルム様しかいなかった。雲行きの怪しい暗い空は水の雫をポツポツ落とす。
真新しいお墓が雨つぶで濡れて……きっと神も泣いてくれてるんだと思った。勘違いだと分かってても、そう思いたかったんだ。
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