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五章 平穏から一転
13 ティモ
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僕は戦の報告だけして屋敷に帰り、いつものようにまったり奥様をやっていた。荒れたイェリネク様の領地は数日後、僕があちらに行って直して復活。作物がよく育つと喜ばれた。戦後の復興のお手伝いはそれだけ。
でも屋敷ではエルムントにたまに会うとキッと睨まれた。何も言わずね。怖くて最近は執務室には近づいてはいない。
ティモは嫌がったけど長期休暇に出した。夫に説明したら、翌日には実家に子どもと返したそうだ。
「ごめんなさい。僕がティモに甘えすぎてたんだ」
「いいえ。あれは昔からあなたを愛してますから。僕はクルト様のお兄様のつもりなんだからと、よく言ってましたね。私より愛してるんじゃ?と疑うほどです」
「ごめん……」
ティモの夫アーノスはティモと年が近く、僕を偏愛してるのを知った上で結婚したそうだ。古い価値観を大切にした、貴族らしい妻だと笑う。
「あなたとはそういう意味では相性は悪い。元のクルト様はやる気のない方でした。二番目の子どもで、お嫁に出るからと言い訳して、家業もあまり手伝わず、社交もそれなりでしたね」
うん。それは分かっている。兄様が全部やればいいって考えてたね。花嫁修業だと言い張って、なーんもしない子どもだった。親もいるのが当たり前と考えて、感謝はあまり感じてはいない、当然のことと思っていた。家の飯が不味いが最大の困りごとって思っているようなね。それは僕も思ってたけど。
「きっと落ち着いたら復帰させますから」
「いや。アーレスの妻家業だけにしてあげて。この先もきっと彼には無理させるからさ」
「そんなこと、俺が伝えたら暴れてなにするか」
なら本人がそう思うように誘導して上げてよとお願いした。ティモがいないのは寂しいけど、彼の人生を楽しんで欲しい。僕に煩わされない、穏やかな人生を、子どもと旦那さんと幸せにしてて欲しいと話した。
「ありがとう存じます。ですが、あれはそれを求めないでしょう」
「そうかな?」
「そうです。クルト様が旦那様といちゃついてるのも楽しそうに報告してくれて、クルト様がクルト様がと、毎晩言ってましたから」
なにを話してるんだティモ。文官のアーレスにそんなことは報告しなくてもいいんだよ。うん?だから僕はエルムントによく叱られてたのか?
「まあ、聞かなくても想像は出来ますよ。あはは」
「そう……」
そうね。屋敷では所かまわずアンジェは愛を囁やき、ブチュウとするからね。エルムントは目から血が出るんじゃ?って顔してるし。
まあ、ゆっくり休ませます。あなたのせいじゃないんです。ティモの心の持ちようが不味いだけ。白の賢者の仕事を甘く考えているからですと話すと、アーレスは立ち上がった。彼もラングールの出身だからね。
「仕事がございますから、これで失礼いたします」
「うん。時間取らせて悪かったね」
「いいえ。、こちらこそ申し訳ございませんでした」
アーレスは一礼して部屋を出て行った。ティモがいない時の側仕え、カールが手際よく動く。ティモのおやすみ以外にいるのが不思議で、僕はまだ慣れないけとね。この人はアンジェの屋敷に元々いた側仕えで、ティモのような会話はまだ出来ない。週一だったのに、あんまり距離を詰められなかったんだ。
「カール、僕図書室に行ってくる」
「はい。私も付いて行きますよ」
「いや、ちょっとした調べ物だからすぐ戻るよ」
「そうですか?」
僕は部屋を出て、二階の図書館で動物図鑑を眺めた。別荘の時の動物を調べようってね。なんか忘れてたんだ。ペラペラとページをめくっていると、見つけた。
「うさぎ……やっぱり違った。顔がなんで猫そっくりなんだよ。これで草食獣とか嫌がらせか」
カモもカモじゃねえ。デカすぎるしなんでアンの方が華やかなんだよ!ノルンの方が色が華やかなのが世の常だろ!ジミーなすずめみたいな色のノルンで、でもアンよりデカい。なんだそれ。あのインコもどきもインコじゃなくて、ハトだそうだ。緑の鳩は前世でもいるけどさあ……ばかやろう!僕の知識はなんにも役に立たないだろ!
そうだ、植物図鑑も見よ。本棚から抜いてテーブルに広げた。おほほほ……うん。半分は知らねえな。なんで植物が叫ぶんだよ!マンドラゴラか!あ、あれは魔法植物で、ポーションの材料なのか。なら叫ぶのかな?それに、そこらにいっぱい生えてて、アザミみたいな花だったけどな。アンジェの敷地だから誰も取らなくて……いや、ベルント様のために植えてたのかも。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうカール」
私ではつまらないでしょうが、慣れて下さいとにっこりしてくれた。
「ごめん。そんなつもりはないんだ。ティモは幼馴染みでね。なんでも知ってる兄様のような側仕えでさ」
「ええ」
「隠しごともしなくてさ。しても無駄だったからだけど」
気持ちは分かりますがねえって。元々私はクヌート様の側仕えでした。独立された時、連れて行ってはくれなかったと目を伏せた。
「なんで……」
「兄様がベルント様とふたりになる。それでなくとも仕事の重圧も心の負担も多い。だから見知った者が近くにいた方がいいと仰られて」
「そっか。でも辛かったね」
ええとカールは微笑んだ。彼が学園に入学する頃からでしたので辛かったですが、ローベルトもいますし慣れましたと。
「側仕えって、乳母から引き継いで身の回りのお世話をしてくれるからなあ。なんかいるのが当たり前になるんだよね。友だちより身近になってさ」
カールはクスクスと笑う。
「それはあなたとティモだからですよ。そこまで主が慕ってくれるのは珍しいんですよ」
「そう?」
「ええ。あくまで側仕えであって、学生時代は友だちであっても線を引きます。主と家臣の線引きは大切です。それをティモは出来ていなかった」
あなたはどこかで線を引いていたから休めと言えた。その差ですって。
「そうかな」
「違っていても、ティモとは考え方は違ったんですよ」
「そうね」
僕はティモのいない間、カールとゆっくり仲良くなっていった。それと、戦から季節が一つ過ぎる頃、アンジェからあちらに動きがあったよって。
「元シュタルクの王が書簡を寄越した」
「え!初めてだね」
「うん。大まかに言うとごめんなさい。助けてだった」
「え……どの面下げてだな」
まあなとアンジェ。アレス神の加護がなくなり、自分がなぜ王になれなかったか理解出来たそうだ。ほほん
「国の基盤は民だと言うことが分からなかった。臣下が王に忠誠を誓うのは、その人物にそれだけの能力、魅力があるから。それが自分には足りてないどころか、能力に関しては加護の有無ではなくなかったそうだ」
「ふーん。加護は自分を大きく見せるからねぇ」
ふふんとアンジェは嫌な笑いを浮かべ、僕を覗き込むように見つめる。
「お前もそんな部分があるのか?」
アンジェにしては嫌な言い方だね。そうだよ、白の賢者の力に優越感を持ってたんだよ!知ってるだろ。今でも恥ずかしいよとブスッとしたら、怒るなよとアンジェはチュッと僕の頬にキスした。
「それは俺も同じだ。だから自分を律しなくてはならない。それに溺れて、なにをしてもいいなどと、考えてはならないんだ」
「うん」
隣に座る僕に膝に乗ってと跨がらせる。俺たちはこの国では絶大な力があり、それこそ国を転覆させるだけの力だ。だが……
「だが、なに?」
僕の背中をさすさすと撫でる。愛おしそうに大きな手でね。アンジェに撫でられるの僕大好きなんだ。
「俺もお前も力があるだけで、ハルトムートやエルマーのような、人を一瞬で惹きつける何かがない」
「あはは。アンジェも感じてたんだね。僕もだ」
だから白と黒はどの国でも「裏方」になる。賢者になるということは国に、王に仕えるということ。僕らふたりで転覆を狙っても、国はすぐに潰れるだろう。力だけでは人はついて来ない、神の名だけの御旗では、人の心を一時掴んでもすぐに離れていく。
「それをどの国の賢者も理解しているだ」
「うん。で、どうすんの?」
どうするかと議会は紛糾して、なにも決まってないそうだ。
「決まってないの?」
「うん。まだなんにもだ」
反省して謝って来たが、それを信じていいかはまた別。たぶん本心だろうが、自国で白の賢者も黒の賢者も用意できていないことを、三国は問題視しているそうだ。
「まあねえ。やるだけやってごめんはないよね」
「ああ、うちは甘々だから食べ物は売ってやる。ツケでと話が持ち上がってるが、二国が甘すぎだと、怒り心頭で話し合いにならないんだ。激しい拒絶でな」
「あはは……」
これから三国で、あの国をどうするか方針を詰めるそうだ。どうなるやら……
でも屋敷ではエルムントにたまに会うとキッと睨まれた。何も言わずね。怖くて最近は執務室には近づいてはいない。
ティモは嫌がったけど長期休暇に出した。夫に説明したら、翌日には実家に子どもと返したそうだ。
「ごめんなさい。僕がティモに甘えすぎてたんだ」
「いいえ。あれは昔からあなたを愛してますから。僕はクルト様のお兄様のつもりなんだからと、よく言ってましたね。私より愛してるんじゃ?と疑うほどです」
「ごめん……」
ティモの夫アーノスはティモと年が近く、僕を偏愛してるのを知った上で結婚したそうだ。古い価値観を大切にした、貴族らしい妻だと笑う。
「あなたとはそういう意味では相性は悪い。元のクルト様はやる気のない方でした。二番目の子どもで、お嫁に出るからと言い訳して、家業もあまり手伝わず、社交もそれなりでしたね」
うん。それは分かっている。兄様が全部やればいいって考えてたね。花嫁修業だと言い張って、なーんもしない子どもだった。親もいるのが当たり前と考えて、感謝はあまり感じてはいない、当然のことと思っていた。家の飯が不味いが最大の困りごとって思っているようなね。それは僕も思ってたけど。
「きっと落ち着いたら復帰させますから」
「いや。アーレスの妻家業だけにしてあげて。この先もきっと彼には無理させるからさ」
「そんなこと、俺が伝えたら暴れてなにするか」
なら本人がそう思うように誘導して上げてよとお願いした。ティモがいないのは寂しいけど、彼の人生を楽しんで欲しい。僕に煩わされない、穏やかな人生を、子どもと旦那さんと幸せにしてて欲しいと話した。
「ありがとう存じます。ですが、あれはそれを求めないでしょう」
「そうかな?」
「そうです。クルト様が旦那様といちゃついてるのも楽しそうに報告してくれて、クルト様がクルト様がと、毎晩言ってましたから」
なにを話してるんだティモ。文官のアーレスにそんなことは報告しなくてもいいんだよ。うん?だから僕はエルムントによく叱られてたのか?
「まあ、聞かなくても想像は出来ますよ。あはは」
「そう……」
そうね。屋敷では所かまわずアンジェは愛を囁やき、ブチュウとするからね。エルムントは目から血が出るんじゃ?って顔してるし。
まあ、ゆっくり休ませます。あなたのせいじゃないんです。ティモの心の持ちようが不味いだけ。白の賢者の仕事を甘く考えているからですと話すと、アーレスは立ち上がった。彼もラングールの出身だからね。
「仕事がございますから、これで失礼いたします」
「うん。時間取らせて悪かったね」
「いいえ。、こちらこそ申し訳ございませんでした」
アーレスは一礼して部屋を出て行った。ティモがいない時の側仕え、カールが手際よく動く。ティモのおやすみ以外にいるのが不思議で、僕はまだ慣れないけとね。この人はアンジェの屋敷に元々いた側仕えで、ティモのような会話はまだ出来ない。週一だったのに、あんまり距離を詰められなかったんだ。
「カール、僕図書室に行ってくる」
「はい。私も付いて行きますよ」
「いや、ちょっとした調べ物だからすぐ戻るよ」
「そうですか?」
僕は部屋を出て、二階の図書館で動物図鑑を眺めた。別荘の時の動物を調べようってね。なんか忘れてたんだ。ペラペラとページをめくっていると、見つけた。
「うさぎ……やっぱり違った。顔がなんで猫そっくりなんだよ。これで草食獣とか嫌がらせか」
カモもカモじゃねえ。デカすぎるしなんでアンの方が華やかなんだよ!ノルンの方が色が華やかなのが世の常だろ!ジミーなすずめみたいな色のノルンで、でもアンよりデカい。なんだそれ。あのインコもどきもインコじゃなくて、ハトだそうだ。緑の鳩は前世でもいるけどさあ……ばかやろう!僕の知識はなんにも役に立たないだろ!
そうだ、植物図鑑も見よ。本棚から抜いてテーブルに広げた。おほほほ……うん。半分は知らねえな。なんで植物が叫ぶんだよ!マンドラゴラか!あ、あれは魔法植物で、ポーションの材料なのか。なら叫ぶのかな?それに、そこらにいっぱい生えてて、アザミみたいな花だったけどな。アンジェの敷地だから誰も取らなくて……いや、ベルント様のために植えてたのかも。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうカール」
私ではつまらないでしょうが、慣れて下さいとにっこりしてくれた。
「ごめん。そんなつもりはないんだ。ティモは幼馴染みでね。なんでも知ってる兄様のような側仕えでさ」
「ええ」
「隠しごともしなくてさ。しても無駄だったからだけど」
気持ちは分かりますがねえって。元々私はクヌート様の側仕えでした。独立された時、連れて行ってはくれなかったと目を伏せた。
「なんで……」
「兄様がベルント様とふたりになる。それでなくとも仕事の重圧も心の負担も多い。だから見知った者が近くにいた方がいいと仰られて」
「そっか。でも辛かったね」
ええとカールは微笑んだ。彼が学園に入学する頃からでしたので辛かったですが、ローベルトもいますし慣れましたと。
「側仕えって、乳母から引き継いで身の回りのお世話をしてくれるからなあ。なんかいるのが当たり前になるんだよね。友だちより身近になってさ」
カールはクスクスと笑う。
「それはあなたとティモだからですよ。そこまで主が慕ってくれるのは珍しいんですよ」
「そう?」
「ええ。あくまで側仕えであって、学生時代は友だちであっても線を引きます。主と家臣の線引きは大切です。それをティモは出来ていなかった」
あなたはどこかで線を引いていたから休めと言えた。その差ですって。
「そうかな」
「違っていても、ティモとは考え方は違ったんですよ」
「そうね」
僕はティモのいない間、カールとゆっくり仲良くなっていった。それと、戦から季節が一つ過ぎる頃、アンジェからあちらに動きがあったよって。
「元シュタルクの王が書簡を寄越した」
「え!初めてだね」
「うん。大まかに言うとごめんなさい。助けてだった」
「え……どの面下げてだな」
まあなとアンジェ。アレス神の加護がなくなり、自分がなぜ王になれなかったか理解出来たそうだ。ほほん
「国の基盤は民だと言うことが分からなかった。臣下が王に忠誠を誓うのは、その人物にそれだけの能力、魅力があるから。それが自分には足りてないどころか、能力に関しては加護の有無ではなくなかったそうだ」
「ふーん。加護は自分を大きく見せるからねぇ」
ふふんとアンジェは嫌な笑いを浮かべ、僕を覗き込むように見つめる。
「お前もそんな部分があるのか?」
アンジェにしては嫌な言い方だね。そうだよ、白の賢者の力に優越感を持ってたんだよ!知ってるだろ。今でも恥ずかしいよとブスッとしたら、怒るなよとアンジェはチュッと僕の頬にキスした。
「それは俺も同じだ。だから自分を律しなくてはならない。それに溺れて、なにをしてもいいなどと、考えてはならないんだ」
「うん」
隣に座る僕に膝に乗ってと跨がらせる。俺たちはこの国では絶大な力があり、それこそ国を転覆させるだけの力だ。だが……
「だが、なに?」
僕の背中をさすさすと撫でる。愛おしそうに大きな手でね。アンジェに撫でられるの僕大好きなんだ。
「俺もお前も力があるだけで、ハルトムートやエルマーのような、人を一瞬で惹きつける何かがない」
「あはは。アンジェも感じてたんだね。僕もだ」
だから白と黒はどの国でも「裏方」になる。賢者になるということは国に、王に仕えるということ。僕らふたりで転覆を狙っても、国はすぐに潰れるだろう。力だけでは人はついて来ない、神の名だけの御旗では、人の心を一時掴んでもすぐに離れていく。
「それをどの国の賢者も理解しているだ」
「うん。で、どうすんの?」
どうするかと議会は紛糾して、なにも決まってないそうだ。
「決まってないの?」
「うん。まだなんにもだ」
反省して謝って来たが、それを信じていいかはまた別。たぶん本心だろうが、自国で白の賢者も黒の賢者も用意できていないことを、三国は問題視しているそうだ。
「まあねえ。やるだけやってごめんはないよね」
「ああ、うちは甘々だから食べ物は売ってやる。ツケでと話が持ち上がってるが、二国が甘すぎだと、怒り心頭で話し合いにならないんだ。激しい拒絶でな」
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