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エピローグ クルトとアンジェのその後
3 図書館で知識を仕入れるかな
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翌日午前中はせっかくだから城を散策。広い庭園に、乾燥地帯とは思えないお花畑に、たくさんの噴水が設置されていた。
「すごいね……」
「ああ」
あんまり興味なさそうなアンジェは、すぐに図書館に入れるかと随行の文官に聞いていた。まあ、ノルンに花畑とか?美しい噴水とかは妻に捧げるもので、自分が鑑賞するもんでもないからなあ。で、許可が降りるとふたりで読書。アンジェはこの国が保管したという歴史、この地域の始まりからの記録書を漁っていた。
僕も興味があったけど、この国の女王の頃の白の賢者のことが知りたくて、司書の方に選んでもらって読んだ。
「白の賢者はフランソワというアンだった。彼は女王ユリーシャと共に、この砂漠に命からがらたどり着いた」
この出だし……あれ?これ女名だな。そっかアンは昔は女名だったのか。いつからアンもノルンと変わらない男名になったんだろう?なんて思いながら読み進めた。
北の大地に夏の嵐が来た。いつもの嵐と思い過ぎ去るのを待っていたが、いつの間にか雨が雪に変わり作物が寒さで腐り、人は飢えて凍えた。魔力の強いノルンの王は国を温めようとしたが、局地的にしか出来ず、すべての民を守ることが出来なかった。時とともに民は凍えて死んでいく。ユリーシャは王女として心を痛め、父王を手伝っていた。だが、成すすべなく嵐は去らず、そのまま本格的な冬が到来。もう魔法ではどうにも出来ないところまで来てしまっていた。仕方なく王は国を捨て、民と南に移動することにした。
「おお……天変地異があったのか」
王は民を従え南を目指して歩いた。しかし、行けども行けども目の前には雪と氷。民は寒さに耐えきれずひとり、またひとりと脱落していく。とうとうある日の朝、王妃が息絶えた。時を待たず王も天に帰ってしまった。年老いた者や子どもらから、次々と朝目覚めることをやめていく。
ユリーシャも残った民も死にゆく者に涙し、それでもと歩き続けた。
国を遠く離れても平坦な道は少なく、道なき道を何ヶ月も歩いた。どのくらい歩いたのだろう、目の前に岩肌むき出しの山脈が現れた。もう民も貴族も生き残り少なく、食べ物もほとんどない。なのに目の前に我らを阻む高い山脈がそびえ立つ。やせ細った体にはもう魔法を使う体力はなく、誰しもが心が折れる中、ユリーシャは皆を鼓舞し登り始める。
「強いなこの姫様」
なんとか登りきり、外界を見下ろすと砂漠が見えた。人の姿はなく、所々に草木が生えているくらいの無人の広大な砂の砂漠。だが、寒さはなく乾いた暖かな風が山頂まで届いた。
みな絶望もしたが安堵もした。とにかく寒さだけはなくなったのだ。凍えて死ぬことはなくなったと。下る山脈には多少の草木もありそれを齧り、夜露があるのにみなは気が付き、魔法で水が手に入るため、なんとか地上まで降りた。乾いた空気が砂ぼこりを舞い上げ、生き物の気配はない。動物どころか魔獣の気配すらない。不毛の地のようだった。
ここまでで残った者は百人いるかどうか。一万で移動を始めたのに、ほとんどの民は残らなかった。民らは王女とフランソワを優先したからだ。王も王妃もいなくなった今、ふたりは国を造る要だ。黒の賢者は老齢でとうに脱落。食べ物も自分たちが飢えようとも、新しい国を夢見てふたりに分け与えていたのだ。
「おおぅ……どれだけ頑張ったんだろう。僕なら心が折れそうだ」
ユリーシャらは民をふもとに残し、山脈からかなり離れた地までふたりは歩いた。すると、足元には芽が出たばかりの若木が一本あった。王女はフランソワと共に小さな若木に術をかけ、大樹に成長させた。地に根を這わせ地下に眠るであろう水脈を探すために。そして見つけた。
その根を賢者フランソワは砂漠一帯に広げ、土地を活性化。作物が育つ土壌を作った。彼らはどんなに飢えても食べずに持ち込んだ種を、その土地に撒いた。その種にフランソワは白の賢者の力を放出。見る見るうちに育ち、自分たちの飢えを凌ぐことが出来た。
「ほうほう。すごいね」
ふたりは大樹の根元近くに家を建てた。連れて来た民は、その家の周りに小さな家を作り、小さいながらも村のようになった。たった百人足らずの民と貴族。もう身分などと言っていられず、皆で土地を耕し、いつしか小さな国と呼べるものが出来た。この地は北の大地より作物がよく育ち、数年で国は食べることに困らない、豊かな大地を手に入れた。
ただ、残った民はノルンとアンの均衡が悪く、八割がアンだった。仕方なくノルンの民はアンとは番にならず、子をなしていくしかなかった。ユリーシャやフランソワも例外ではなかった。唯一残った若いノルンの貴族は人を選ばず、産める年のアンと子を成していった。当然子を成せる生き残りのノルンと民は子どもを作り、みなで育てた。そして月日とともに人も増え、国は安定していった。
「あー……村全体で家族のようになったのか」
いつの頃か、しま柄の猫が現れた。みなどこから来たのか分からず、猫は元の国にはいなかった。たまに旅人が連れているのを見かけるだけの飛行猫。それに猫は人の近くの森に生息するが、ここは出来たばかりの国で、魔獣どころか森の生き物は鳥くらい。賢者が作ったばかりの森のせいか、生き物がほとんどいなかったのだ。
「この頃に猫現るか。どっから来たんだろうなあ。周り全部砂漠なのに」
僕は不思議だなと思いながら、先を読んだ。
民は猫のことをあまり深く考えず、みなでかわいがっていたが、ある日猫は空を飛んだ。猫が空を飛ぶなどと驚いたが、賢者フランソワによく懐いた猫は、彼をよく乗せてくれた。そのうち他の猫がどこからかやって来て増えていき、そして我らの足になったのだ。
「おお……近くに猫の巣でもあったのか?つか、猫って砂漠の生き物と図鑑で読んだような……リビアヤマネコ、それがイエネコの祖先と前世では言われていたから、この猫も?」
この国の人々は猫のおかげで移動が楽になり、近くに国を見つける。その報告をもらった女王ユリーシャはその国と交易を始めた。そして更に国は豊かになっていく手がかりにもなったが、この国は名前がなかった。王がアンだと言うこともあって侮られもし、足元を見られることも多かった。
そして女王はこの状況を打破しようと貴族と相談し、この生命の樹を由来とするユグドラシルを王国の名とした。小さな国が大層な名だと他国には嘲笑もされたが、なにを言われてもユグドラシルの者は気にしなかった。この地に来るまでの過酷で命を削る旅は、家族を失っても求めた地だったから、そんな言葉は気にもならなかった。それにこの砂漠に青々と葉が茂り、そびえ立つ水の樹は、生命の樹だと心から思えたからだ……
「なに読んでるんだ?」
僕は本から顔を上げた。
「うん。創世記なんだけど、白の賢者が多く出てくるものをね」
「ふーん。俺もよさそうなものを読んだが、俺たちは北の者だったんだな」
「うん。金髪だしね。黒髪は温かい地域に多い髪色だから、たぶんそうかなと僕は思ってた」
ほほう?なんでそう思うと聞かれたから、紫外線の問題と答えた。
太陽の光が強い土地は、肌の表面を紫外線が刺激する。すると肌の細胞の中にあるメラニン色素が活性化して、髪や肌が黒くなりがちなんだ。メラニン色素は肌を黒く、刺激に耐えるための変化なんだ。だから北は一日の日照時間が短く、肌は白くなり髪も金髪銀髪など、色素の薄い色が出るんだと説明した。
「ふーん……わからん単語もあったが、意味は理解した」
「この大陸に初めて人が出現したのはここではないね。別の場所っぽいな」
相当昔から文明が発達してたのか。どんなだったんだろうかと思いを馳せていた。するとアンジェが、
「ああ、それ別の大陸から来たらしいぞ。この大陸の、東の海の先にあるらしい。そこから舟で流れ着いたり、北の雪原や氷ばっかの、今では寒さに強い青竜しか住まないような氷の上を歩いたりして来たそうだ」
「へえ」
それ以前のはさすがになかったけど、あちらの大陸で戦や自然災害で逃げて来たらしいとしか記録にないらしい。あちらの大陸にでも行かなきゃ分からんなとアンジェ。
「行き来あるの?」
「俺が知る限りないなあ。別の大陸の人に会ったことはない」
「そっか」
文明がもうあちらにはあったということだな。有人衛星にでも乗って下を眺めたいもんだ。そうすればこの星の全容がわかるかも、無理だけどさ。猫と行っても酸欠で落ちるし、行くのは現実的じゃないしなあ。まあいいか。
「なに考えてる?」
「うん。すごく上にあがって見渡せたら全部分かるかなって」
「あー……俺ワイバーンでかなり上まで上がったことがある。でも息苦しくなってワイバーンもブルブル震えてな。これ落ちるなって引き返した」
アンジェはこともなさげに話す。やったんだ!あははさすがアンジェは研究熱心だ。でも彼にしては子どもっぽい行動にも感じる。
僕が以前ここは丸い星だと言ったから、確かめたくてやったそうだ。すごく上までは無理だったけど、丸い地平線がボワっと光ってるのは見えたって。確かに星なんだなあって感動したそうだ。
「お前は俺にたくさんのことを教えてくれる。俺は知らないことを知るのは楽しいよ」
「ありがとう」
そんなこんなで午前中の暇な時間は終わり。僕らは午後の食事の後、依頼された魔石の間に行くことになったんだ。
「すごいね……」
「ああ」
あんまり興味なさそうなアンジェは、すぐに図書館に入れるかと随行の文官に聞いていた。まあ、ノルンに花畑とか?美しい噴水とかは妻に捧げるもので、自分が鑑賞するもんでもないからなあ。で、許可が降りるとふたりで読書。アンジェはこの国が保管したという歴史、この地域の始まりからの記録書を漁っていた。
僕も興味があったけど、この国の女王の頃の白の賢者のことが知りたくて、司書の方に選んでもらって読んだ。
「白の賢者はフランソワというアンだった。彼は女王ユリーシャと共に、この砂漠に命からがらたどり着いた」
この出だし……あれ?これ女名だな。そっかアンは昔は女名だったのか。いつからアンもノルンと変わらない男名になったんだろう?なんて思いながら読み進めた。
北の大地に夏の嵐が来た。いつもの嵐と思い過ぎ去るのを待っていたが、いつの間にか雨が雪に変わり作物が寒さで腐り、人は飢えて凍えた。魔力の強いノルンの王は国を温めようとしたが、局地的にしか出来ず、すべての民を守ることが出来なかった。時とともに民は凍えて死んでいく。ユリーシャは王女として心を痛め、父王を手伝っていた。だが、成すすべなく嵐は去らず、そのまま本格的な冬が到来。もう魔法ではどうにも出来ないところまで来てしまっていた。仕方なく王は国を捨て、民と南に移動することにした。
「おお……天変地異があったのか」
王は民を従え南を目指して歩いた。しかし、行けども行けども目の前には雪と氷。民は寒さに耐えきれずひとり、またひとりと脱落していく。とうとうある日の朝、王妃が息絶えた。時を待たず王も天に帰ってしまった。年老いた者や子どもらから、次々と朝目覚めることをやめていく。
ユリーシャも残った民も死にゆく者に涙し、それでもと歩き続けた。
国を遠く離れても平坦な道は少なく、道なき道を何ヶ月も歩いた。どのくらい歩いたのだろう、目の前に岩肌むき出しの山脈が現れた。もう民も貴族も生き残り少なく、食べ物もほとんどない。なのに目の前に我らを阻む高い山脈がそびえ立つ。やせ細った体にはもう魔法を使う体力はなく、誰しもが心が折れる中、ユリーシャは皆を鼓舞し登り始める。
「強いなこの姫様」
なんとか登りきり、外界を見下ろすと砂漠が見えた。人の姿はなく、所々に草木が生えているくらいの無人の広大な砂の砂漠。だが、寒さはなく乾いた暖かな風が山頂まで届いた。
みな絶望もしたが安堵もした。とにかく寒さだけはなくなったのだ。凍えて死ぬことはなくなったと。下る山脈には多少の草木もありそれを齧り、夜露があるのにみなは気が付き、魔法で水が手に入るため、なんとか地上まで降りた。乾いた空気が砂ぼこりを舞い上げ、生き物の気配はない。動物どころか魔獣の気配すらない。不毛の地のようだった。
ここまでで残った者は百人いるかどうか。一万で移動を始めたのに、ほとんどの民は残らなかった。民らは王女とフランソワを優先したからだ。王も王妃もいなくなった今、ふたりは国を造る要だ。黒の賢者は老齢でとうに脱落。食べ物も自分たちが飢えようとも、新しい国を夢見てふたりに分け与えていたのだ。
「おおぅ……どれだけ頑張ったんだろう。僕なら心が折れそうだ」
ユリーシャらは民をふもとに残し、山脈からかなり離れた地までふたりは歩いた。すると、足元には芽が出たばかりの若木が一本あった。王女はフランソワと共に小さな若木に術をかけ、大樹に成長させた。地に根を這わせ地下に眠るであろう水脈を探すために。そして見つけた。
その根を賢者フランソワは砂漠一帯に広げ、土地を活性化。作物が育つ土壌を作った。彼らはどんなに飢えても食べずに持ち込んだ種を、その土地に撒いた。その種にフランソワは白の賢者の力を放出。見る見るうちに育ち、自分たちの飢えを凌ぐことが出来た。
「ほうほう。すごいね」
ふたりは大樹の根元近くに家を建てた。連れて来た民は、その家の周りに小さな家を作り、小さいながらも村のようになった。たった百人足らずの民と貴族。もう身分などと言っていられず、皆で土地を耕し、いつしか小さな国と呼べるものが出来た。この地は北の大地より作物がよく育ち、数年で国は食べることに困らない、豊かな大地を手に入れた。
ただ、残った民はノルンとアンの均衡が悪く、八割がアンだった。仕方なくノルンの民はアンとは番にならず、子をなしていくしかなかった。ユリーシャやフランソワも例外ではなかった。唯一残った若いノルンの貴族は人を選ばず、産める年のアンと子を成していった。当然子を成せる生き残りのノルンと民は子どもを作り、みなで育てた。そして月日とともに人も増え、国は安定していった。
「あー……村全体で家族のようになったのか」
いつの頃か、しま柄の猫が現れた。みなどこから来たのか分からず、猫は元の国にはいなかった。たまに旅人が連れているのを見かけるだけの飛行猫。それに猫は人の近くの森に生息するが、ここは出来たばかりの国で、魔獣どころか森の生き物は鳥くらい。賢者が作ったばかりの森のせいか、生き物がほとんどいなかったのだ。
「この頃に猫現るか。どっから来たんだろうなあ。周り全部砂漠なのに」
僕は不思議だなと思いながら、先を読んだ。
民は猫のことをあまり深く考えず、みなでかわいがっていたが、ある日猫は空を飛んだ。猫が空を飛ぶなどと驚いたが、賢者フランソワによく懐いた猫は、彼をよく乗せてくれた。そのうち他の猫がどこからかやって来て増えていき、そして我らの足になったのだ。
「おお……近くに猫の巣でもあったのか?つか、猫って砂漠の生き物と図鑑で読んだような……リビアヤマネコ、それがイエネコの祖先と前世では言われていたから、この猫も?」
この国の人々は猫のおかげで移動が楽になり、近くに国を見つける。その報告をもらった女王ユリーシャはその国と交易を始めた。そして更に国は豊かになっていく手がかりにもなったが、この国は名前がなかった。王がアンだと言うこともあって侮られもし、足元を見られることも多かった。
そして女王はこの状況を打破しようと貴族と相談し、この生命の樹を由来とするユグドラシルを王国の名とした。小さな国が大層な名だと他国には嘲笑もされたが、なにを言われてもユグドラシルの者は気にしなかった。この地に来るまでの過酷で命を削る旅は、家族を失っても求めた地だったから、そんな言葉は気にもならなかった。それにこの砂漠に青々と葉が茂り、そびえ立つ水の樹は、生命の樹だと心から思えたからだ……
「なに読んでるんだ?」
僕は本から顔を上げた。
「うん。創世記なんだけど、白の賢者が多く出てくるものをね」
「ふーん。俺もよさそうなものを読んだが、俺たちは北の者だったんだな」
「うん。金髪だしね。黒髪は温かい地域に多い髪色だから、たぶんそうかなと僕は思ってた」
ほほう?なんでそう思うと聞かれたから、紫外線の問題と答えた。
太陽の光が強い土地は、肌の表面を紫外線が刺激する。すると肌の細胞の中にあるメラニン色素が活性化して、髪や肌が黒くなりがちなんだ。メラニン色素は肌を黒く、刺激に耐えるための変化なんだ。だから北は一日の日照時間が短く、肌は白くなり髪も金髪銀髪など、色素の薄い色が出るんだと説明した。
「ふーん……わからん単語もあったが、意味は理解した」
「この大陸に初めて人が出現したのはここではないね。別の場所っぽいな」
相当昔から文明が発達してたのか。どんなだったんだろうかと思いを馳せていた。するとアンジェが、
「ああ、それ別の大陸から来たらしいぞ。この大陸の、東の海の先にあるらしい。そこから舟で流れ着いたり、北の雪原や氷ばっかの、今では寒さに強い青竜しか住まないような氷の上を歩いたりして来たそうだ」
「へえ」
それ以前のはさすがになかったけど、あちらの大陸で戦や自然災害で逃げて来たらしいとしか記録にないらしい。あちらの大陸にでも行かなきゃ分からんなとアンジェ。
「行き来あるの?」
「俺が知る限りないなあ。別の大陸の人に会ったことはない」
「そっか」
文明がもうあちらにはあったということだな。有人衛星にでも乗って下を眺めたいもんだ。そうすればこの星の全容がわかるかも、無理だけどさ。猫と行っても酸欠で落ちるし、行くのは現実的じゃないしなあ。まあいいか。
「なに考えてる?」
「うん。すごく上にあがって見渡せたら全部分かるかなって」
「あー……俺ワイバーンでかなり上まで上がったことがある。でも息苦しくなってワイバーンもブルブル震えてな。これ落ちるなって引き返した」
アンジェはこともなさげに話す。やったんだ!あははさすがアンジェは研究熱心だ。でも彼にしては子どもっぽい行動にも感じる。
僕が以前ここは丸い星だと言ったから、確かめたくてやったそうだ。すごく上までは無理だったけど、丸い地平線がボワっと光ってるのは見えたって。確かに星なんだなあって感動したそうだ。
「お前は俺にたくさんのことを教えてくれる。俺は知らないことを知るのは楽しいよ」
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