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8 第二王子のユリシーズ
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お店の執務室に到着。深刻な顔をしたアレッシオとシリルたち裏方従業員。俺が入るとほうっと安堵の息を吐いた。
「エルはもう外出禁止な」
「隣も?」
「当然だろ!」
「はい……」
ベルが先ほどのやり取りを説明するとみんな臨戦態勢になる。
「俺が始末します。舶来の鉄砲なるものを手に入れました。撃ち殺します」
「やめろ。腐ってもあいつらは貴族だ。こちらが死刑だよ」
アレッシオが呆れたように言うとシリルはキリッとした目で見返して、
「エル様のためなら死ねます」
「やめろ!」
今度は俺が叫んだ。本当にやめてくれ。俺が両親に顔向けできないだろ。
彼らは両親が経営者の時のお店の子たちだった人たちなんだ。金も稼いでたから残る必要はなかったけど、ちょうど裏方の人が何人か歳を取ったからと辞めると言い始めていた。それで我らが引退して俺を支えると申し出てくれた。それを両親が採用。そして次々に孫と楽しむからと辞めて入れ替わった。今みんな四十前後の人たちばかりだ。
「俺たちはこの店にいられて幸せでした。街のみんなにも羨望のまなざしで見られたしね。嬉しかったのですよ。だから後少しの寿命などエル様に差し上げます」
「やめて!俺が哀しいから!」
そう?遠慮しなくていいのに。下の息子も後少しで成人だし親などいなくても生きていける。それに上手いこと美しい見た目も出たらしい。
「俺の上の息子はジルベール様の店にいますよ。まだまだですが楽しそうです」
「そう……それでも命を粗末にしちゃダメ!」
それほど我らをとみんなウルウル。鼻をすすりならどうする?って。そうねどうしようか。
「明日は追い返すとして。問題は祭りの期間ですね」
「そうね」
祭りの期間は店の部分は開放するんだ。安い客用の部屋をどの店も街中一斉にね。治安のいいこの島ならではで、衛兵も数多く巡回する。備品などは片付けてベッドのみ。壊されてもいいくらいにして受け付けで一律の金を取る。そんなシステムになる。毎年してるけど大して問題にはならない。たまに壁に穴が空くくらいかな。シリルが、
「エル様は本土に行きませんか?ご両親のお家に」
「いやいや。両親こっちに来るもん」
「そっか……なら他国に遊びに行かれては?今から」
「はあ?無理でしょ!」
向こうも接触したからには対策を練るはず。港は張っててダメでしょたぶん。そうだねえってみんな。
「お城は?ジルベール様にお願いしてみては?」
「それいいね。王宮なら安全だね。シリルすぐに!」
「はい!」
そしてシリルは走って消えた。上手くいくのかな。不安の中みんなで待った。それじゃあ移動をどうする?城まですぐだけど、今は人多くてちんたら行くことになる。普段なら二十分もかからないけどどうなんだろって。なら人の減る夜に移動は?店の開いている時間なら少しは危険は少ない。人目があるからと。そうね。
「シリル戻りました!ジルベール様がすぐに頼んでくるって。明日には行けそうです!」
「よかった!」
胸をなで下ろした翌日の朝、ジルベールが目を泳がせて店に来た。
「ごめんエル。客間満杯なんだって。舞踏会あるから。でね……そのね」
「なんだよ。言ってくれ」
ジルベールはジジィのくせにモジモジでしてな。あのねって上目遣い。
「大公の息子……第二王子ね。その人の部屋ならいいよって」
「は?」
みんな固まった。何の話だ?王子の部屋だと?ジルベールきちんと話せとみんなで詰め寄る。すると汗を額に玉のように浮かべぐったり。
「祭りの間俺の夜伽になれってことだ。今王宮に住んでいる王族全部がエルを欲しがって、くじ引きで彼になってさ。アハハ……」
「なんだそれ」
お前ら分かってないなあ。エルヴィーレの引退はみんな惜しいと悲しんだ。お前たまに王宮に行ってたろ。評判が高かったんだ。なのに番が見つかりました。引退しますと二十歳少し過ぎに店に出なくなった。どれだけ貴族連中が衝撃を覚えたかお前は知らない。
「もしかしたら俺番かも!なんて期待してたやつ多かったんだ。平民でもお前ならいいってな」
「へえ……俺は初耳だよ」
なあって旦那様たちを見つめると首が横を向くし、目が泳いだ。あん?知ってたな?おい!
「うん……俺は店の売り上げが下がってさ。結納の金とか借りてたから返せなくて親父に叱られたんだ。だから初めの頃実家によく手伝いに行ってたろ」
「うん」
「金ねえなら体で返せってこき使われてたんだ」
「ふーん。ベルは?」
ビクッとして僕は強いから特別何かはなかっただけど、みんながあいさつしてくれないとか、食事しようとしたら追い出されたり?アハハッ
「なんで言わない!」
「言えないよ。本気でエルを妻にって人多かったんだ。だから店に確かめに来た人もたくさんいたろ」
「あ……」
そういや一見様がやたら多い時期があったな。あれか?そう聞くとシリルはうんと頷いた。
「一度店に来た客がとても良かった。美しく淫ら。ちょっとした刺激で絶頂してかわいくて堪らないと大人気になった時期ですね」
「ふーん」
で、ジルベールはどうする?今から行けるぞって。
「旦那たちはダメな」
「分かってるよ。エルの命の方が大事だし、二度と会えない方が問題だ。行ってくれ」
アレッシオは困ったような笑顔で促す。ベルドルトは俺は城まで護衛する。これで大義名分があるから切り殺せる。王子の夜伽に手を出した不埒者として裁かれることはない。本当にかとジルベールを見るとウンウンと。
「王子への貢ぎ物あつかいに今からなる。だからそこは安心だ」
「へえ。なら支度する」
「ああなんもいらないから。来いよ」
「うん」
一階の玄関に向かうと隙間なくべったり横付けされた「第二王子の紋章付き」の黒塗りのテカテカの馬車があった。
「これに乗るの?」
「ああ。危険がないようにな」
入口に立つお仕着せの御者が俺に気がついてこちらへと案内してくれる。
「僕は御者の隣に座って警戒するから、門の中に入るまでは気を抜くな」
「分かった」
「分かってる?エル本当に?」
「大丈夫だよ。王子の馬車襲うとか本気で頭おかしいでしょ」
「でも……」
振り返るとみんな不安そう。……反省しました。きちんと警戒します。
「お願いします」
アレッシオは深々と頭を下げる。
「ええご安心を。私は御者の格好はしていますが城の近衛騎士です。ベルベルト様とふたりなら大丈夫です」
「……過分な配慮、かたじけなく存じます」
この店は古くからありこの島の経済を助ける重要な拠点。当然ですよと微笑む騎士様が頼もしく見えた。ベルと二人なら敵無しでしょ!
「当分会えないけど元気でね。アレッシオ」
「ああ。いない間に稼ぐさ」
そして馬車に乗り込み出発。遅くなると伯爵の私兵が来てしまうからな!
「朝のこの時間なら道は空いてるはず。みんな一度宿屋に帰ってるから」
「そうだねえ」
独り言のように呟くと返事があった。驚いてキョロキョロすると馬車の角に寄りかかる人が。
「え?」
日陰で壁に同化したような色の服を着た……アッ王子様だ!第二王子はアルファのはず。でも線の細い方だなあ。などと緊迫感のない感想が浮かんだ。
「おはようエルヴィーレ。俺は第二王子のユリシーズだ。よろしくね」
「は、はい。エルヴィーレでございます。無理なお願いをありがたく存じますッ」
フフッと窓の縁に肘を掛けて頬杖をついて微笑む。さすが大公のお子様。美しい……赤髪に透き通る青い目。遠目でしか見たことなかったけど、なんて美しい方なんだろう。
「近くに来て」
「はい」
俺は隣に座った。これで合ってるよね?するとふわりと抱かれた。
「残念だ。もしかしたら妻かもと思ったが」
「それはあいすみません……」
「いいや。そうだとは思ってたんだけど、もしかしたらと少し期待しただけ」
まあいいや。そういうと顎を掴まれ激しく求められた。
「あ、あのッ王子様!」
「待てないね。こんなに匂いをさせてちゃね」
「あ……」
薬飲んでないや。店では俺たちが発情の匂いを撒き散らしてても誰も反応しないから忘れてた!オメガは当然として、アルファの子たちも慣れたもので……うっ……苦しッ
「気持ちいいっお前本当に気持ちいい」
「そ、そうですか……」
「これから一月半か?楽しみだね」
俺は怖くなった。目がギラついてさっきとは別人だろ。俺はチキンではなかったはずなんだけど……王族特有の何かでもあるのかな?お召しで行っても感じたことなかったのに。
「かーわいい」
そう言ってキスを止めて俺を胸に入れる。かわいい子を手に入れた。よかったよかったと窓の外を眺めている。
俺は伯爵とは違う恐怖に打ち震えていた。なにが起こるか分からん。メリハリがあり過ぎてこの人変かもと怯えてしまったんだ。
「エルはもう外出禁止な」
「隣も?」
「当然だろ!」
「はい……」
ベルが先ほどのやり取りを説明するとみんな臨戦態勢になる。
「俺が始末します。舶来の鉄砲なるものを手に入れました。撃ち殺します」
「やめろ。腐ってもあいつらは貴族だ。こちらが死刑だよ」
アレッシオが呆れたように言うとシリルはキリッとした目で見返して、
「エル様のためなら死ねます」
「やめろ!」
今度は俺が叫んだ。本当にやめてくれ。俺が両親に顔向けできないだろ。
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「俺たちはこの店にいられて幸せでした。街のみんなにも羨望のまなざしで見られたしね。嬉しかったのですよ。だから後少しの寿命などエル様に差し上げます」
「やめて!俺が哀しいから!」
そう?遠慮しなくていいのに。下の息子も後少しで成人だし親などいなくても生きていける。それに上手いこと美しい見た目も出たらしい。
「俺の上の息子はジルベール様の店にいますよ。まだまだですが楽しそうです」
「そう……それでも命を粗末にしちゃダメ!」
それほど我らをとみんなウルウル。鼻をすすりならどうする?って。そうねどうしようか。
「明日は追い返すとして。問題は祭りの期間ですね」
「そうね」
祭りの期間は店の部分は開放するんだ。安い客用の部屋をどの店も街中一斉にね。治安のいいこの島ならではで、衛兵も数多く巡回する。備品などは片付けてベッドのみ。壊されてもいいくらいにして受け付けで一律の金を取る。そんなシステムになる。毎年してるけど大して問題にはならない。たまに壁に穴が空くくらいかな。シリルが、
「エル様は本土に行きませんか?ご両親のお家に」
「いやいや。両親こっちに来るもん」
「そっか……なら他国に遊びに行かれては?今から」
「はあ?無理でしょ!」
向こうも接触したからには対策を練るはず。港は張っててダメでしょたぶん。そうだねえってみんな。
「お城は?ジルベール様にお願いしてみては?」
「それいいね。王宮なら安全だね。シリルすぐに!」
「はい!」
そしてシリルは走って消えた。上手くいくのかな。不安の中みんなで待った。それじゃあ移動をどうする?城まですぐだけど、今は人多くてちんたら行くことになる。普段なら二十分もかからないけどどうなんだろって。なら人の減る夜に移動は?店の開いている時間なら少しは危険は少ない。人目があるからと。そうね。
「シリル戻りました!ジルベール様がすぐに頼んでくるって。明日には行けそうです!」
「よかった!」
胸をなで下ろした翌日の朝、ジルベールが目を泳がせて店に来た。
「ごめんエル。客間満杯なんだって。舞踏会あるから。でね……そのね」
「なんだよ。言ってくれ」
ジルベールはジジィのくせにモジモジでしてな。あのねって上目遣い。
「大公の息子……第二王子ね。その人の部屋ならいいよって」
「は?」
みんな固まった。何の話だ?王子の部屋だと?ジルベールきちんと話せとみんなで詰め寄る。すると汗を額に玉のように浮かべぐったり。
「祭りの間俺の夜伽になれってことだ。今王宮に住んでいる王族全部がエルを欲しがって、くじ引きで彼になってさ。アハハ……」
「なんだそれ」
お前ら分かってないなあ。エルヴィーレの引退はみんな惜しいと悲しんだ。お前たまに王宮に行ってたろ。評判が高かったんだ。なのに番が見つかりました。引退しますと二十歳少し過ぎに店に出なくなった。どれだけ貴族連中が衝撃を覚えたかお前は知らない。
「もしかしたら俺番かも!なんて期待してたやつ多かったんだ。平民でもお前ならいいってな」
「へえ……俺は初耳だよ」
なあって旦那様たちを見つめると首が横を向くし、目が泳いだ。あん?知ってたな?おい!
「うん……俺は店の売り上げが下がってさ。結納の金とか借りてたから返せなくて親父に叱られたんだ。だから初めの頃実家によく手伝いに行ってたろ」
「うん」
「金ねえなら体で返せってこき使われてたんだ」
「ふーん。ベルは?」
ビクッとして僕は強いから特別何かはなかっただけど、みんながあいさつしてくれないとか、食事しようとしたら追い出されたり?アハハッ
「なんで言わない!」
「言えないよ。本気でエルを妻にって人多かったんだ。だから店に確かめに来た人もたくさんいたろ」
「あ……」
そういや一見様がやたら多い時期があったな。あれか?そう聞くとシリルはうんと頷いた。
「一度店に来た客がとても良かった。美しく淫ら。ちょっとした刺激で絶頂してかわいくて堪らないと大人気になった時期ですね」
「ふーん」
で、ジルベールはどうする?今から行けるぞって。
「旦那たちはダメな」
「分かってるよ。エルの命の方が大事だし、二度と会えない方が問題だ。行ってくれ」
アレッシオは困ったような笑顔で促す。ベルドルトは俺は城まで護衛する。これで大義名分があるから切り殺せる。王子の夜伽に手を出した不埒者として裁かれることはない。本当にかとジルベールを見るとウンウンと。
「王子への貢ぎ物あつかいに今からなる。だからそこは安心だ」
「へえ。なら支度する」
「ああなんもいらないから。来いよ」
「うん」
一階の玄関に向かうと隙間なくべったり横付けされた「第二王子の紋章付き」の黒塗りのテカテカの馬車があった。
「これに乗るの?」
「ああ。危険がないようにな」
入口に立つお仕着せの御者が俺に気がついてこちらへと案内してくれる。
「僕は御者の隣に座って警戒するから、門の中に入るまでは気を抜くな」
「分かった」
「分かってる?エル本当に?」
「大丈夫だよ。王子の馬車襲うとか本気で頭おかしいでしょ」
「でも……」
振り返るとみんな不安そう。……反省しました。きちんと警戒します。
「お願いします」
アレッシオは深々と頭を下げる。
「ええご安心を。私は御者の格好はしていますが城の近衛騎士です。ベルベルト様とふたりなら大丈夫です」
「……過分な配慮、かたじけなく存じます」
この店は古くからありこの島の経済を助ける重要な拠点。当然ですよと微笑む騎士様が頼もしく見えた。ベルと二人なら敵無しでしょ!
「当分会えないけど元気でね。アレッシオ」
「ああ。いない間に稼ぐさ」
そして馬車に乗り込み出発。遅くなると伯爵の私兵が来てしまうからな!
「朝のこの時間なら道は空いてるはず。みんな一度宿屋に帰ってるから」
「そうだねえ」
独り言のように呟くと返事があった。驚いてキョロキョロすると馬車の角に寄りかかる人が。
「え?」
日陰で壁に同化したような色の服を着た……アッ王子様だ!第二王子はアルファのはず。でも線の細い方だなあ。などと緊迫感のない感想が浮かんだ。
「おはようエルヴィーレ。俺は第二王子のユリシーズだ。よろしくね」
「は、はい。エルヴィーレでございます。無理なお願いをありがたく存じますッ」
フフッと窓の縁に肘を掛けて頬杖をついて微笑む。さすが大公のお子様。美しい……赤髪に透き通る青い目。遠目でしか見たことなかったけど、なんて美しい方なんだろう。
「近くに来て」
「はい」
俺は隣に座った。これで合ってるよね?するとふわりと抱かれた。
「残念だ。もしかしたら妻かもと思ったが」
「それはあいすみません……」
「いいや。そうだとは思ってたんだけど、もしかしたらと少し期待しただけ」
まあいいや。そういうと顎を掴まれ激しく求められた。
「あ、あのッ王子様!」
「待てないね。こんなに匂いをさせてちゃね」
「あ……」
薬飲んでないや。店では俺たちが発情の匂いを撒き散らしてても誰も反応しないから忘れてた!オメガは当然として、アルファの子たちも慣れたもので……うっ……苦しッ
「気持ちいいっお前本当に気持ちいい」
「そ、そうですか……」
「これから一月半か?楽しみだね」
俺は怖くなった。目がギラついてさっきとは別人だろ。俺はチキンではなかったはずなんだけど……王族特有の何かでもあるのかな?お召しで行っても感じたことなかったのに。
「かーわいい」
そう言ってキスを止めて俺を胸に入れる。かわいい子を手に入れた。よかったよかったと窓の外を眺めている。
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