殿下のやることを全面的に応援しますッ 〜孤立殿下とその側近 優しさだけで突っ走るッ〜

琴音

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前編 ユルバスカル王国編

17 その時は突然やってきた 1

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 殿下の私を求める手は止まらず。体を触る手が次第に胸やお尻に。アッンんっ変な声出るんだけど?これなに。

「いい?」
「はい?」

 なんだか辛そうな顔をする。よく分からないけどたぶん抱きたいのだろうと考えた。女を抱くことで、辛さが紛れるならばそれもいいだろうと思えた。が、問題は私がしたことないことで、満足させられる自信がなかった。

「殿下……あのね」

 彼の頬を撫でてチュッとした。なんとか役に立ちたい気持ちと、したことがなくその先の想像が出来ず戸惑っているのを隠したかった。

「俺に任せてて。なにも気にせず感じて」
「うん……」

 優しく微笑んで安心をくれようとしている。彼は私の口を塞ぎ、手がパジャマの裾から入り乳首に触れビクッとした。反対の手は私の手と重なり絡まる。

「あッ」
「君は素敵だ」

 舌が優しく絡む。キスはもう何度もしてて頭がふわふわしてきた。その間に脱がされて胸を揉まれ、強く吸い付いたり舌で転がしている。女も朝ムラムラすることはある。でもこれがなにかが分からず私は放置した。それで困らなかったから。言葉はなく体を触り舌が体を這う……んっンンッ

「声は我慢しないでよ」
「は、はずかしいの」

 しっかり閉じていた股の間に手が入り、割れ目に指を這わせる。本気でビクッとした。ここは他人に触れされるところでないから。少し冷たい指と知らない体験に驚いた。それになんか不審な感触がする。

「慣れないと痛いばかりになるから、されるがままになってて。声は殺さないでよ?」
「う、うん」
「それと脚は開いて」
「ふえ?」
 
 脚の力を抜くとそうしててって。体をなめ回しキスが体中に降る。股に触れる指はヌルヌルするし、よく分かんないけど気持ちいい。そして中に指が入り痛い?と聞かれた。

「いいえ……」
「なら楽しんで」

 中をこね回す指は変な感じがする。そして中の一点を優しく撫で続ける。キスの音と股からのグチュグチュという音。それよりなにより脚を開かされてる体勢に、どうしたらいいか分からない。胸を触られるより恥ずかしい。

「声は出してよ」
「は、恥ずかしい…ん…です……んんっ」
「うん。君の恥じらう姿もかわいい」

 ほら脚は閉じないでと耳を舐められるとビクッとする。それになんか気持ちい……お股も執拗に撫でられているうちにおかしな感じがし始めた。お尻まで痺れるような……んっ…ハアッああっ声が…止めらんないッなにこれウーッ

「気持ちよくなったでしょう?」
「ハアッこれ……はあっ…うっあっ」

 乳首を吸われ揉まれると余計気持ちよくて。ちょっ…待っ待って!そこダメ!ムニムニと押されたり擦られてると、

「ウーッおしっこもれ……んーっ」
「漏れないから大丈夫」

 強いなにかが沸き起こり腰が勝手に浮いて、強い快感?が怖いっ

「サイラスッおかしッなにかおかしいのっ」
「これ?」

 ぐっと中を強く押されて撫でられると体がビクンっと揺れ彼の指を締め上げる。キューってしてんーっ彼は擦るのをやめずガタガタと震えた。声も出せず強く抱きついた。うーっ触れられてるとビクビクする。

「アッンッ……やっ…ンンッ」
「かわいいなあ。君はとてもかわいい」

 快感を楽しみなと優しく触り続ける。

「サイラ…ス……これなに?はぁあっ」
「うん?いいだろ?」

 それが引き始めると彼は指を抜いた。彼は私が快感にふわふわしてる間に服を抜ぎ始めた。薄暗くても分かる、よく鍛えられた体でとても美しい。ほえ~っマジマジと男性の体なんて見たことなくてすごいと眺めていたら、ズボンに手を掛け下着から掴みだ……待て。その股間のモノは指の比ではない。なにそれ……それは。

「あの……」

 完全に怯えてしまった。男性の股間なんて初めて見た。それも勃起?というのかな?してるのなんか初めてで……えっとマジで怖いんですけど?さっきまでの気持ちよさなど吹っ飛んだ。色は分かんないけど、太くて硬そうで……コワッ

「怖い?」
「うんッ」
「アハハッそんな強く言わないでよ」

 君のここはビチョビチョで、俺を受け入れる準備は出来ているとまた触れた。ビクッとして脚を閉じた。フフッとほほ笑み、一度快感を知ってるからいきなり入れるよりも楽なはずだよって。

「絶頂すると少し筋肉が緩むから痛みは軽くなるはず」
「痛いのは変わらない?」
「それは人による」

 俺のをよく見てくれていい。確認すれば違うかもよって。掴む彼の股間はなんか先から漏れてるけど、私と同じもの?とは違うか。習った知識とは掛け離れた見た目の……怖くて目を閉じた。というか、人様の股間をガン見する時点でおかしいでしょッ

「体の力を抜いてて」
「うん…」

 怖くて閉じてた膝を開かされる。とても恥ずかしいし怖いしと思ってると、熱いものがヌルンと股に触れた。そしてゆっくり押し込まれ……特に痛みはないかな。

「先を入れたけど平気?」
「うん」
「痛かったら言ってくれ」

 彼はゆっくりと押し込む。痛みはあるけどウーッドキドキして少し怖いッ






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