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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?
第10話 妄想と現実
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「確かめてみる?」
妹は僕の胸に手を置き、そういうと少し離れてゆっくりと身体を持ち上げた。
ゆっくりとお湯の中から妹の胸が浮き出る。
夢にまで見た妹の胸が、二つの小さな膨らみが……今まさに僕の目の前にあった。
どうしていいかわからない、頭の中はパニック状態……でも手が勝手に、僕の両手が僕の勝手に動き出す。
妹の胸に向かって、僕の手の平がゆっくりと近づく。
そして……僕の手の中に妹の胸がすっぽりと収まった。
「あ、あ、あ、……うわ……」
柔らかい感触が手の平に広がる。暖かくてすべすべしてて……何度も想像し、柔らかい物を触る度にこんな感じなのか? と空想していた妹の胸……もの凄く柔らかいが適度に弾力があるその二つの膨らみを僕はゆっくりと堪能した。
「─―おにい……ちゃん」
完全に頭の中は妹のおっぱいで一杯になっていた。
妹に呼ばれ目線を妹の顔に移すと、蕩ける様な目、真っ赤な顔で僕をじっと見つめていた。
「し……詩音」
「……おにいちゃん……」
妹が吐息交じりに僕を呼ぶ……とろりとした目、口は半開きになって微かに吐息が漏れている。
そして、すっぽりと包み込む様に触っている妹の胸から、微かに震えが伝わって来る。
「ご、ごめん! 痛かった?」
僕は慌てて妹の胸から手を離そうとすると、妹は僕の両手を掴み自ら自分の胸に誘う。
「──痛く無いよ……おにいちゃん……もっと……いいよ」
妹が懇願するように僕にそう言う。
僕はゴクリと生唾を飲むと再びゆっくりと妹の胸を触った。
静まり返っているお風呂場、僕と妹の息遣いだけが響いている。
妹の鼓動が、どんどん早くなっていく、そして早鐘の様に打つ妹の心音が僕の手の平に伝わって来る。
それを感じて僕の鼓動もどんどん早くなっていく、妹の胸を触って僕は興奮している。
ずっと、ずっと思っていた……最低な兄だって……ずっとずっと後悔してきた。
こんな妄想は何度も止めようと思っていた。
でも、妹を見る度に、妹から拒絶される度に、罵声を浴びる度に……再び妄想してしまう。
ある時は拒絶された時の仕返しだと言い聞かせ、ある時は他人と思い込み、ある時は漫画やアニメ、小説のキャラクターに変換して、僕は妹を使い、妹を利用して自分を自分自身を慰め欲望がこれ以上大きくならない様に、妹に直接手を出さない様に自分を抑えててきた。
そして、毎回後悔してきた……そして毎日恐怖で一杯だった。
いつか、いつか自分の空想を、自分の妄想を現実にしてしまうのではないかと……。
僕は妹の顔も身体が好きだった……でもあの性格、あの憎まれ口……僕の事を嫌いだという事実が枷になっていた。
だから、現実になる事は無いと……そう思っていた。
でも、今、僕に胸を触られ、恍惚としている妹、一緒にお風呂に入ろうと言って来た妹……おにいちゃんと僕を呼ぶ妹……これはまるで……僕が空想していた理想の妹像そのものだった……。
いや、違う……そう……これが本来の妹の姿なのだ、小さい頃僕の後を離れずについて歩いていた本当の妹の姿。
そうなんだ、僕は昔の妹の姿を追い求めていたんだと、それが理想の妹像なんだと……今、気が付いた。
妹が、僕の妹が再び僕の元に帰って来てくれた。
大好きな僕の妹が……。
でもだからこそ良いのだろうか……その妹の胸を触って……いいのだろうか? 僕は今、大好きな妹を汚してしまっている。
僕の頭に再び罪悪感が走る。
でも、離せない……妹の胸から手が離せない……。
一度知ってしまった快楽からは逃れられないと聞いている。
僕は妹で自分を慰める事を止められなかった。
そして、今、妹の胸から、この感触から、この幸福から逃れられない自分がいる。
止められない……そして、妹は止める事を望んでいない。
『嫌だ』と一言、言ってくれれば、僕はこの手をすぐに放すだろう……、ここで止められただろう。
でも……妹は何も言わない、ウルウルとした瞳で、僕を見つめるだけ。
「お兄ちゃん……しゅき……」
そして妹の口から吐息交じりに言葉が漏れる。僕に向かってそう言う……。
「ぼ、僕……も」
もっと……もっとしたい……もっと知りたい。
妹の事が、妹の身体の事が、僕はもっと知りたくなった。
僕は妹の胸から手をそっと離す。
手の平の喪失感が強烈に僕を襲う。
それを補う様に僕は妹を抱きしめた。
裸の妹を強く強く抱きしめた。
妹は僕の胸に手を置き、そういうと少し離れてゆっくりと身体を持ち上げた。
ゆっくりとお湯の中から妹の胸が浮き出る。
夢にまで見た妹の胸が、二つの小さな膨らみが……今まさに僕の目の前にあった。
どうしていいかわからない、頭の中はパニック状態……でも手が勝手に、僕の両手が僕の勝手に動き出す。
妹の胸に向かって、僕の手の平がゆっくりと近づく。
そして……僕の手の中に妹の胸がすっぽりと収まった。
「あ、あ、あ、……うわ……」
柔らかい感触が手の平に広がる。暖かくてすべすべしてて……何度も想像し、柔らかい物を触る度にこんな感じなのか? と空想していた妹の胸……もの凄く柔らかいが適度に弾力があるその二つの膨らみを僕はゆっくりと堪能した。
「─―おにい……ちゃん」
完全に頭の中は妹のおっぱいで一杯になっていた。
妹に呼ばれ目線を妹の顔に移すと、蕩ける様な目、真っ赤な顔で僕をじっと見つめていた。
「し……詩音」
「……おにいちゃん……」
妹が吐息交じりに僕を呼ぶ……とろりとした目、口は半開きになって微かに吐息が漏れている。
そして、すっぽりと包み込む様に触っている妹の胸から、微かに震えが伝わって来る。
「ご、ごめん! 痛かった?」
僕は慌てて妹の胸から手を離そうとすると、妹は僕の両手を掴み自ら自分の胸に誘う。
「──痛く無いよ……おにいちゃん……もっと……いいよ」
妹が懇願するように僕にそう言う。
僕はゴクリと生唾を飲むと再びゆっくりと妹の胸を触った。
静まり返っているお風呂場、僕と妹の息遣いだけが響いている。
妹の鼓動が、どんどん早くなっていく、そして早鐘の様に打つ妹の心音が僕の手の平に伝わって来る。
それを感じて僕の鼓動もどんどん早くなっていく、妹の胸を触って僕は興奮している。
ずっと、ずっと思っていた……最低な兄だって……ずっとずっと後悔してきた。
こんな妄想は何度も止めようと思っていた。
でも、妹を見る度に、妹から拒絶される度に、罵声を浴びる度に……再び妄想してしまう。
ある時は拒絶された時の仕返しだと言い聞かせ、ある時は他人と思い込み、ある時は漫画やアニメ、小説のキャラクターに変換して、僕は妹を使い、妹を利用して自分を自分自身を慰め欲望がこれ以上大きくならない様に、妹に直接手を出さない様に自分を抑えててきた。
そして、毎回後悔してきた……そして毎日恐怖で一杯だった。
いつか、いつか自分の空想を、自分の妄想を現実にしてしまうのではないかと……。
僕は妹の顔も身体が好きだった……でもあの性格、あの憎まれ口……僕の事を嫌いだという事実が枷になっていた。
だから、現実になる事は無いと……そう思っていた。
でも、今、僕に胸を触られ、恍惚としている妹、一緒にお風呂に入ろうと言って来た妹……おにいちゃんと僕を呼ぶ妹……これはまるで……僕が空想していた理想の妹像そのものだった……。
いや、違う……そう……これが本来の妹の姿なのだ、小さい頃僕の後を離れずについて歩いていた本当の妹の姿。
そうなんだ、僕は昔の妹の姿を追い求めていたんだと、それが理想の妹像なんだと……今、気が付いた。
妹が、僕の妹が再び僕の元に帰って来てくれた。
大好きな僕の妹が……。
でもだからこそ良いのだろうか……その妹の胸を触って……いいのだろうか? 僕は今、大好きな妹を汚してしまっている。
僕の頭に再び罪悪感が走る。
でも、離せない……妹の胸から手が離せない……。
一度知ってしまった快楽からは逃れられないと聞いている。
僕は妹で自分を慰める事を止められなかった。
そして、今、妹の胸から、この感触から、この幸福から逃れられない自分がいる。
止められない……そして、妹は止める事を望んでいない。
『嫌だ』と一言、言ってくれれば、僕はこの手をすぐに放すだろう……、ここで止められただろう。
でも……妹は何も言わない、ウルウルとした瞳で、僕を見つめるだけ。
「お兄ちゃん……しゅき……」
そして妹の口から吐息交じりに言葉が漏れる。僕に向かってそう言う……。
「ぼ、僕……も」
もっと……もっとしたい……もっと知りたい。
妹の事が、妹の身体の事が、僕はもっと知りたくなった。
僕は妹の胸から手をそっと離す。
手の平の喪失感が強烈に僕を襲う。
それを補う様に僕は妹を抱きしめた。
裸の妹を強く強く抱きしめた。
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