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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?
第16話 お兄ちゃんの……暖かい
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妹は持っていた自分の枕を僕の枕に並べて置いた。
ベットに2つ並ぶ枕……もうこれだけでドキドキしてしまう。
妹はベット上で正座をして、その枕を猫の様に何度か軽く押して整え僕を見て、ニッコリと笑う。
なんだこの可愛い生き物は……折れてしまいそうな位、細く小さな身体……その小さな器から溢れ出る様な愛らしさ、可愛さ……。
ついこの間までの憎らしい顔付きは全く無い、今は笑顔に満ち溢れている。
僕がボーッと妹を眺めていると、少し恥ずかしかったのか? 僕が半身だけ入っている布団を持ち上げ、中にスルリと入り込み、布団から顔を半分出す。
「えへへへ……お兄ちゃんの匂いがする」
そう言いながら身体を全部布団の中に入れた妹は、僕の足に自分の足を絡めて来る。擦り付ける様に僕の足の間に自分の足を入れて来る。
「く、くすぐったいよう」
僕がそう言うと、妹は無邪気に笑った……懐かしい……いつも一緒に寝る時の妹のルーティン。
「お兄ちゃんの足……暖かいよお……」
程無く妹の甘い香りが僕の鼻に届く。
汗の匂いはすっかり消えていたが、お風呂上がり故のボディーソープとシャンプーの香り、そして妹自身の匂いとパジャマの匂いが混ざりあい、得もいわれぬ完全無血の香りが、僕の鼻腔を擽る……。
その妹の香りを嗅いだ瞬間、さっきまで大丈夫だと自分に言い聞かせていた思いが呆気なく吹っ飛んで行く……僕の自信が、妹を襲わないという自信が簡単に揺らぐ。
「──懐かしいねお兄ちゃん」
僕のそんな葛藤を知るよしも無い妹は、満面の笑みで僕を見ている……布団から顔を半分出し、上目遣いで僕を見る。
大事にしたい、守りたい、汚したく無い、そんな思いと……自分だけの物にしたい、滅茶苦茶にしたい、破滅してでも妹と……そんな相反する2つの思いが頭の中に浮かぶ。
「お兄ちゃん、はい!」
妹はそう言うと布団を持ち上げ、半身だけ入っていた僕に全部入れと促す。
捲れた布団から妹の身体が見える。さっきまで裸だった妹の身体……パジャマから見える妹の胸の膨らみ……。
僕はさっきまで……あれを、直に触っていた。
ムクムクと沸き上がる妹への欲情……一緒に寝るって……もしかして……。
妹は……お話したいと言っていたけど、もしかしたら……さっきの続きを、お風呂での続きをベットでしようと誘っているのか?
いやいやちょっと待て……さっきも思ったけど……妹の、詩音の性的知識は小学生並み……おそらくそんなつもりは全く無い筈……。
布団の中に入り枕に頭を乗せる。
間近に妹の顔が……でも僕と目線を合わせると妹は少し寂しげな表情に変わった。
「お兄ちゃん……あのね……私……ずっとこうやってお兄ちゃんと……お布団の中でお話ししようって……もし仲直り出来たらって……ずっと……そう思っていたの……。
でもね、いざこうやって一緒にお布団に入ったら、なんかどうでもよくなっちゃった」
妹は僕と顔を合わせ、更に悲しそうな顔でそう言うと、そのまま僕ににじり寄り…………僕の胸に顔を埋めた。
「お兄ちゃんに色々聞きたかった……色々言いたかった……でもね……これで全部わかる、こうやってお兄ちゃんの胸でお兄ちゃんの匂いを嗅ぎながら、お兄ちゃんの心臓の音を聞いているだけで……全部わかる……」
「し、詩音……」
「はああぁぁ、安心する……こうしていると……なんだか久しぶりに私の居場所に戻って来た様な……久しぶりにお家に帰って来た様な……そんな気持ちになるの……」
妹は僕の胸の中でごそごそと頭を動かす。匂いを嗅いだり心臓の音を聞いたりしている。
「詩音……くすぐったいよ」
妹の頭がグリグリと動く、僕の胸で、鼻を擦りそう付ける様にグリグリと動く。
それと同時に妹の髪の毛が僕の顔の所でサラサラと舞った。
さっきまでしなかった詩音の汗の匂いが、妹の髪からほんのりしてくる。
「お兄ちゃん……ドキドキしてる……また私で……興奮してくれているの?」
「……うん……」
妹の汗の匂いで興奮する兄……そんな最低な兄を受け入れてくれる妹……。
いや、多分妹は興奮しているという意味を理解していない……その本当の、
本来の意味を知らない……ただの愛情表現の一つとしか理解していないのだふろう。
愛している……それは紛れも無い事実……だけど、僕の愛は……兄妹で持っては行けない愛……。
僕のこの思いは、妹へのこの思いは……決して許される事では無い。
これ以上進んでは行けない……僕は無知な妹にそれを、僕のこの気持ちは、気持ち悪い事なんだと、こんな思いを持っている最低な兄だと……知って貰わなければと……そう思っていた。
だから、妹にきちんと教えなければいけない……それによってまた元の関係になるかも知れない……また嫌われてしまうかも知れない……けど……僕のこの気持ちを、この気持ち悪さを、詩音の兄である僕は、妹に対して気持ちの悪い感情を持っているって知って貰わなければならない。
軽蔑されてでも……だって僕は……詩音の……兄なのだから……。
可愛い妹の為に……僕は嫌われなければいけない……そして今度こそ妹に兄離れをさせなければいけない。
僕は大丈夫、今までと同じだ……元に戻るだけ、空想の世界で、妹を詩音を愛すればいいだけ。
今までそうしてきたのだから。
妹の頭をギュッと抱きしめ僕はそう……心に誓った。
ベットに2つ並ぶ枕……もうこれだけでドキドキしてしまう。
妹はベット上で正座をして、その枕を猫の様に何度か軽く押して整え僕を見て、ニッコリと笑う。
なんだこの可愛い生き物は……折れてしまいそうな位、細く小さな身体……その小さな器から溢れ出る様な愛らしさ、可愛さ……。
ついこの間までの憎らしい顔付きは全く無い、今は笑顔に満ち溢れている。
僕がボーッと妹を眺めていると、少し恥ずかしかったのか? 僕が半身だけ入っている布団を持ち上げ、中にスルリと入り込み、布団から顔を半分出す。
「えへへへ……お兄ちゃんの匂いがする」
そう言いながら身体を全部布団の中に入れた妹は、僕の足に自分の足を絡めて来る。擦り付ける様に僕の足の間に自分の足を入れて来る。
「く、くすぐったいよう」
僕がそう言うと、妹は無邪気に笑った……懐かしい……いつも一緒に寝る時の妹のルーティン。
「お兄ちゃんの足……暖かいよお……」
程無く妹の甘い香りが僕の鼻に届く。
汗の匂いはすっかり消えていたが、お風呂上がり故のボディーソープとシャンプーの香り、そして妹自身の匂いとパジャマの匂いが混ざりあい、得もいわれぬ完全無血の香りが、僕の鼻腔を擽る……。
その妹の香りを嗅いだ瞬間、さっきまで大丈夫だと自分に言い聞かせていた思いが呆気なく吹っ飛んで行く……僕の自信が、妹を襲わないという自信が簡単に揺らぐ。
「──懐かしいねお兄ちゃん」
僕のそんな葛藤を知るよしも無い妹は、満面の笑みで僕を見ている……布団から顔を半分出し、上目遣いで僕を見る。
大事にしたい、守りたい、汚したく無い、そんな思いと……自分だけの物にしたい、滅茶苦茶にしたい、破滅してでも妹と……そんな相反する2つの思いが頭の中に浮かぶ。
「お兄ちゃん、はい!」
妹はそう言うと布団を持ち上げ、半身だけ入っていた僕に全部入れと促す。
捲れた布団から妹の身体が見える。さっきまで裸だった妹の身体……パジャマから見える妹の胸の膨らみ……。
僕はさっきまで……あれを、直に触っていた。
ムクムクと沸き上がる妹への欲情……一緒に寝るって……もしかして……。
妹は……お話したいと言っていたけど、もしかしたら……さっきの続きを、お風呂での続きをベットでしようと誘っているのか?
いやいやちょっと待て……さっきも思ったけど……妹の、詩音の性的知識は小学生並み……おそらくそんなつもりは全く無い筈……。
布団の中に入り枕に頭を乗せる。
間近に妹の顔が……でも僕と目線を合わせると妹は少し寂しげな表情に変わった。
「お兄ちゃん……あのね……私……ずっとこうやってお兄ちゃんと……お布団の中でお話ししようって……もし仲直り出来たらって……ずっと……そう思っていたの……。
でもね、いざこうやって一緒にお布団に入ったら、なんかどうでもよくなっちゃった」
妹は僕と顔を合わせ、更に悲しそうな顔でそう言うと、そのまま僕ににじり寄り…………僕の胸に顔を埋めた。
「お兄ちゃんに色々聞きたかった……色々言いたかった……でもね……これで全部わかる、こうやってお兄ちゃんの胸でお兄ちゃんの匂いを嗅ぎながら、お兄ちゃんの心臓の音を聞いているだけで……全部わかる……」
「し、詩音……」
「はああぁぁ、安心する……こうしていると……なんだか久しぶりに私の居場所に戻って来た様な……久しぶりにお家に帰って来た様な……そんな気持ちになるの……」
妹は僕の胸の中でごそごそと頭を動かす。匂いを嗅いだり心臓の音を聞いたりしている。
「詩音……くすぐったいよ」
妹の頭がグリグリと動く、僕の胸で、鼻を擦りそう付ける様にグリグリと動く。
それと同時に妹の髪の毛が僕の顔の所でサラサラと舞った。
さっきまでしなかった詩音の汗の匂いが、妹の髪からほんのりしてくる。
「お兄ちゃん……ドキドキしてる……また私で……興奮してくれているの?」
「……うん……」
妹の汗の匂いで興奮する兄……そんな最低な兄を受け入れてくれる妹……。
いや、多分妹は興奮しているという意味を理解していない……その本当の、
本来の意味を知らない……ただの愛情表現の一つとしか理解していないのだふろう。
愛している……それは紛れも無い事実……だけど、僕の愛は……兄妹で持っては行けない愛……。
僕のこの思いは、妹へのこの思いは……決して許される事では無い。
これ以上進んでは行けない……僕は無知な妹にそれを、僕のこの気持ちは、気持ち悪い事なんだと、こんな思いを持っている最低な兄だと……知って貰わなければと……そう思っていた。
だから、妹にきちんと教えなければいけない……それによってまた元の関係になるかも知れない……また嫌われてしまうかも知れない……けど……僕のこの気持ちを、この気持ち悪さを、詩音の兄である僕は、妹に対して気持ちの悪い感情を持っているって知って貰わなければならない。
軽蔑されてでも……だって僕は……詩音の……兄なのだから……。
可愛い妹の為に……僕は嫌われなければいけない……そして今度こそ妹に兄離れをさせなければいけない。
僕は大丈夫、今までと同じだ……元に戻るだけ、空想の世界で、妹を詩音を愛すればいいだけ。
今までそうしてきたのだから。
妹の頭をギュッと抱きしめ僕はそう……心に誓った。
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