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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?
第17話 お兄ちゃんとなら……いいよ
しおりを挟む「お兄ちゃん……」
布団の中でもぞもぞしながら僕にピタリとくっつく妹。
父さんは僕達が小さい頃に死んでしまっていた為、妹にとって僕は兄であり父の代わりでもあった。
僕に甘えたい……父さんの代わりに、忙しい母さんの代わりに、妹はずっとそう思っていたと思う。
でも……でも僕はそんな妹の気持ちを信頼を裏切っている。妹のそんな気持ちを逆手に取って……僕はずっと妹にやましい気持ちも持ち続けていた。
昔からずっと……そして……今、この瞬間も……。
同人や18禁漫画等の世界では、そんな妹を利用して、幼い妹を……何も知らない妹を利用して、兄がいやらしい事をしたりしている。
でも……ごくごく一部を除きその後の話は書かれていない。
当たり前だ……その後は破滅しか無い、成長した妹はやがて知る事になるだろう。
兄が自らに何をしたか……を。
兄妹物のいやらしい本は全部おとぎ話だ。
あり得ない、あんな事があり得るわけが無い……兄妹で愛し合うなんて実際にはある筈がない。
強引にとか知らない間にとか……『相姦』……なんて物は幻想だと思っている。
こうして甘えてくる妹に、明日以降も一緒にお風呂に入りたいと言ってくる妹に……僕はちゃんと言わなければならない。
ちゃんとした知識を妹に……教えなければならない。
「あのね……詩音……」
「なあにぃお兄ちゃん」
僕の胸を匂いを堪能したのか? 甘ったるい声で、満足げに僕を呼ぶ妹。
ヤバ! 滅茶苦茶可愛い……もっと甘えて貰いたい……もうこのままでいいんじゃないか? そんな天からの声が聞こえてくる。
でも僕は……言うって決めたんだ。
揺らぐ心に、気持ちに渇を入れ、僕は妹に語りかけた。
「その……あまり触るのは……その良くないと……」
どう言ったら良いのか? 僕は迷いつつもまずは妹に止める様に促す。
「……嫌ですううう!」
妹はそう言うと更に強く抱き付き、僕の身体をわざとらしく触りだした。
し、しまった……逆効果だ……。
妹の小さな手が僕の身体をもてあそぶ。
「や、止めてええ」
「駄目え~~」
ケラケラと笑いながら布団の中で僕の背中やお尻の辺りを擽る様に触る。
それをなんとか身体を捻って防御すると、妹は僕の手が届きにくい所を触り出す。
「駄目、詩音そこは……駄目」
僕の嫌がる様を面白がる妹、そして一番敏感な所を触った瞬間僕の身体は大きく蠢いた。
「あはは、お兄ちゃんの弱点見っけ~~」
そう言って僕の下半身をグリグリと攻撃し始めた。
「いや、駄目……駄目だって、そこは……」
「何でえ?」
わかってなのか? 必要に僕の下半身を責める妹。
「詩音……駄目……駄目だあ!」
我慢の限界に達した僕は妹の手を押さえ付けた。
「──お、お兄ちゃん? 怒ったの?」
はあはあと息を切らして妹の両手を押さえつける僕……駄目だ……もうはっきり言わないと……。
「……詩音……駄目だよ……これ以上は……僕が我慢出来なくなる」
「我慢?」
「これ以上僕とくっつくと……触られると、僕達は兄妹じゃいられなくなっちゃう……」
「……どういう事?」
「その……詩音に……エッチな事をしてしまいそうになっちゃう、だからもう……」
「エッチな事? ああ、お風呂でした事?」
「……くっ……そうだけど……もっと……その……それ以上の事」
「──それ以上って、セックスの事?」
少し考えて曖昧に言葉をぼかして言った事を臆面も無くはっきりと言った……って……。
「ええええ!……し、知ってるの?」
「あのねえ、お兄ちゃん、私もう高校生だよ? それくらい知ってるよ」
「いや、でも……さっき精子の事、知らなかったよね」
「そりゃ見た事無いからねえ、後、どうやって出るのかとか、どこから出るのかとか、どんな色なのかとかは知らなかったけど……あれが何かは、どういう為の物とかは当然知ってるよ!」
バカにするなとばかりに膨れっ面でそう言う妹……。
「……そ、そうなんだ」
そうか……そうだよな、さすがに……。
僕の中で妹は小学生の時で止まっている。でも当たり前だけど妹だって成長しているんだよね、身体も心も……そして……知識も。
「お兄ちゃん……私と……したいの? セックス」
「え、いや……そんな……」
「……したくないの?」
「いや……だって兄妹でそんな事したら駄目だから」
「……私は……しても良いよ」
詩音は真剣な眼差しで僕を見てそう言った。
「……だ、駄目だよ……」
僕は詩音から目を反らしてそう言った。
「お兄ちゃんがしたいなら……私は良いよ……」
そう言うと妹は再び僕に抱きついてくる。
僕の背中に手を回し、ぴったりと身体を寄せる。
「詩音……」
それ以上何も言わずに僕はそっと妹を抱きしめた。
でも……僕が妹を抱きしめると……抱きしめないとわからない位の小ささであったが、妹は僅かに震えていた。
「怖いの?」
「ううん……」
僕がそう聞くと妹は首を振った。
でも……妹はただ抱き付いているだけで、それ以上何もして来なかった。
今度は、ただただ……抱き付いているだけだった。
僕達はそれ以上何もせず、何も喋らず、ただ抱き合ったまま眠りに落ちていった。
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