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第一章 妹との別れ、妖精との出会い
プロローグ 精魔大戦
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鳴り響く斬撃の音。
破裂する魔法の光。
対峙している白い巨竜またがった男と黒い影。
「おいおい。押されてんじゃねーか。もう少し踏ん張れザリオン!」
「うるさい。今倒すとこだ。お前は高みの見物でもしてろ」
激を飛ばされた剣士は、上を見ながら叫ぶ。
「さて、あいつにバカにされるのは我慢ならん!ケリをつけるぞ!力を貸してくれ」
「ん」
剣士は隣の妖精に声を掛けると緑色に輝き出し、眼の前にいるものに向かっていった。
「やりればできるじゃねーか!」
そう言って満足そうに頷くと、剣士とは逆の方に目を向けた。
「さて、あの魔法使いの方は大丈夫そうだな。しっかし少しやりすぎだ」
眼下では煉獄の火が地面を舐めていた。
「おお!なんと美しき光景だ。これぞまさに余の力」
「私のおかげだけどね」
うっとりとした顔で呆ける魔法使いに向かって、赤く光る妖精はいった。
まさに最終決戦が荒涼とした大地を舞台に繰り広げられていた。
「そろそろ終いにしよーや!黒の精霊!」
「私は不死身よ。どうやって倒すのかしら?」
漆黒のドレスを着た黒の精霊は試すような視線を向ける。
「こうするんだよ!」
そういった男は魔力を練り上げる。どこまでも、どこまでも高まる魔力で周りの空気が震えだした。
「取り締まりの鎖」
荒れ狂った男の魔力が周辺の五大精霊たちに流れ込む。
「そのダサいネーミングやめてよね」
「私達の名付けセンスが疑われるな」
風と火の精霊が愚痴りなから手をかざす。
「とてもいいと思う」
「どうでもいい」
「もう修正は無理だわ」
木と地と水の精霊が呟きながら手をかざす。
すると
ズォォォ
混じり合った五色の鎖が黒い影に向かって飛んでいき、手足を拘束した。
「ふん。こんなもので勝ったつもりかしら?」
黒い影の余裕の表情は変わらない。
「よし、取り締まり完了!」
「すぐに引きちぎって、殺してあげる」
不敵の笑みを浮かべ漆黒の魔力を練り上げようとする影。
「これからだよ!行くぞ!大型トラックの意地を見せてやれ!」
「だから、我は大型トラックなぞではない。白竜と呼べ。・・・さて、少々悪さが過ぎたな黒き精霊。吹き飛べ!」
ガァァァ
生物を怯えさせる咆哮をあげる白竜。
大きく開けた口から鋭いキバをのぞかせる。
やがて、その口に光が集まり
カッ!ドォォォ!
大きくのけぞり放ったのは聖なるブレス。
白い奔流が黒の精霊を包みこんだ。
「所詮はただの妖精ね。食らいなさい!」
黒の精霊は、自身が最も得意とする魔法を放つ。
バリバリバリバリッ
ぶつかり合う白い聖光と黒い魔法。
やがて均衡が破れ、黒い魔法に押し返えされ始めた。
「ぐっ!やはり分が悪いか」
苦悶の表情を滲ませる白龍。
「しっかりしろ!俺の魔力を使え!ありったけだ!」
そう言われた白竜は一瞬輝くと、魔力をほとばしらせた。
先ほどとは比べものにならないほどのブレスが黒い魔法を押し返し、
バリバリバリ!
やがて直撃した。
「・・・ぐっ」
徐々に黒いドレスが白に染まっていく。
「仕上げだディナール!俺はもう魔力ねーぞ!」
男が視線を向けた先には準備を終えた精霊とエルフがいた。
「覚悟は良いわね。やるわよ」
「はい。ディナール様」
二人は祈るように手を合わせる。
すると、白の光に包まれた黒の精霊の頭上に巨大な魔法陣が現れた。
「「時空結界」」
辺り一面が光りに包まれた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「やっと片付いたな!!」
やりきった顔の男は周りを見渡す。
そこには精魔大戦を戦い抜いた戦士たちがいた。
肩に小さな妖精を乗せた剣士。
つば広の帽子の周りを飛び回る妖精をうるさそうに見る魔法使い。
満足そうな顔で毛づくろいをする白竜。
様々な顔を浮かべる五大精霊。
「やっぱり帰るのね。淋しくなるわ」
「ああ、決めていたことだからな!」
「あっちに行っても幸せに暮らすのよ。この子を泣かせたら許さないわよ」
ディナールは、眼の前の男とエルフを見つめた。
「任せろ!こいつと楽しく暮らすさ!」
「今までありがとうございました。」
魔法陣が輝き出し、二人は消えていった。
破裂する魔法の光。
対峙している白い巨竜またがった男と黒い影。
「おいおい。押されてんじゃねーか。もう少し踏ん張れザリオン!」
「うるさい。今倒すとこだ。お前は高みの見物でもしてろ」
激を飛ばされた剣士は、上を見ながら叫ぶ。
「さて、あいつにバカにされるのは我慢ならん!ケリをつけるぞ!力を貸してくれ」
「ん」
剣士は隣の妖精に声を掛けると緑色に輝き出し、眼の前にいるものに向かっていった。
「やりればできるじゃねーか!」
そう言って満足そうに頷くと、剣士とは逆の方に目を向けた。
「さて、あの魔法使いの方は大丈夫そうだな。しっかし少しやりすぎだ」
眼下では煉獄の火が地面を舐めていた。
「おお!なんと美しき光景だ。これぞまさに余の力」
「私のおかげだけどね」
うっとりとした顔で呆ける魔法使いに向かって、赤く光る妖精はいった。
まさに最終決戦が荒涼とした大地を舞台に繰り広げられていた。
「そろそろ終いにしよーや!黒の精霊!」
「私は不死身よ。どうやって倒すのかしら?」
漆黒のドレスを着た黒の精霊は試すような視線を向ける。
「こうするんだよ!」
そういった男は魔力を練り上げる。どこまでも、どこまでも高まる魔力で周りの空気が震えだした。
「取り締まりの鎖」
荒れ狂った男の魔力が周辺の五大精霊たちに流れ込む。
「そのダサいネーミングやめてよね」
「私達の名付けセンスが疑われるな」
風と火の精霊が愚痴りなから手をかざす。
「とてもいいと思う」
「どうでもいい」
「もう修正は無理だわ」
木と地と水の精霊が呟きながら手をかざす。
すると
ズォォォ
混じり合った五色の鎖が黒い影に向かって飛んでいき、手足を拘束した。
「ふん。こんなもので勝ったつもりかしら?」
黒い影の余裕の表情は変わらない。
「よし、取り締まり完了!」
「すぐに引きちぎって、殺してあげる」
不敵の笑みを浮かべ漆黒の魔力を練り上げようとする影。
「これからだよ!行くぞ!大型トラックの意地を見せてやれ!」
「だから、我は大型トラックなぞではない。白竜と呼べ。・・・さて、少々悪さが過ぎたな黒き精霊。吹き飛べ!」
ガァァァ
生物を怯えさせる咆哮をあげる白竜。
大きく開けた口から鋭いキバをのぞかせる。
やがて、その口に光が集まり
カッ!ドォォォ!
大きくのけぞり放ったのは聖なるブレス。
白い奔流が黒の精霊を包みこんだ。
「所詮はただの妖精ね。食らいなさい!」
黒の精霊は、自身が最も得意とする魔法を放つ。
バリバリバリバリッ
ぶつかり合う白い聖光と黒い魔法。
やがて均衡が破れ、黒い魔法に押し返えされ始めた。
「ぐっ!やはり分が悪いか」
苦悶の表情を滲ませる白龍。
「しっかりしろ!俺の魔力を使え!ありったけだ!」
そう言われた白竜は一瞬輝くと、魔力をほとばしらせた。
先ほどとは比べものにならないほどのブレスが黒い魔法を押し返し、
バリバリバリ!
やがて直撃した。
「・・・ぐっ」
徐々に黒いドレスが白に染まっていく。
「仕上げだディナール!俺はもう魔力ねーぞ!」
男が視線を向けた先には準備を終えた精霊とエルフがいた。
「覚悟は良いわね。やるわよ」
「はい。ディナール様」
二人は祈るように手を合わせる。
すると、白の光に包まれた黒の精霊の頭上に巨大な魔法陣が現れた。
「「時空結界」」
辺り一面が光りに包まれた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「やっと片付いたな!!」
やりきった顔の男は周りを見渡す。
そこには精魔大戦を戦い抜いた戦士たちがいた。
肩に小さな妖精を乗せた剣士。
つば広の帽子の周りを飛び回る妖精をうるさそうに見る魔法使い。
満足そうな顔で毛づくろいをする白竜。
様々な顔を浮かべる五大精霊。
「やっぱり帰るのね。淋しくなるわ」
「ああ、決めていたことだからな!」
「あっちに行っても幸せに暮らすのよ。この子を泣かせたら許さないわよ」
ディナールは、眼の前の男とエルフを見つめた。
「任せろ!こいつと楽しく暮らすさ!」
「今までありがとうございました。」
魔法陣が輝き出し、二人は消えていった。
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