壊れた玩具と伝説の狼

春のススキと白い息１－４

性器の根元に巻かれた蔦は、いつもの一巻きだけの簡単な物では無くて、勃起が収まっても蔦が外れない様に、枝分かれして精嚢の根本にも巻き付いている。
アヤの蔦に縛られた自分の性器を見て、セイラは余計に欲情した。
そろりと上目遣いでアヤを見ると、心得たアヤがセイラにキスをして大きな舌で、セイラの首筋をゆっくりと舐め上げた。
「はぁ・・・」
始まった愛撫に素直に反応して、セイラの喉から甘い吐息が漏れた。
アヤの蔦で出来た服があっという間に解けて一枚の布になって下に落ちた。
尖った乳首を舐め上げながら、
「ほら、セイラ、自分でも可愛がってやれ」
アヤがセイラにいつものやらしい言い付けをした。
セイラがためらいも無く、自分の乳首を捏ね始めると、アヤの愛撫は下へ下へと降りて行った。
（あぁ、僕のお腹が胎に変わる）
アヤの舌が、セイラの胸の尖りを擦り上げ、脇腹を撫でまわし、丹田を舐めて性器をしゃぶりながら扱いた。
後口、蜜胎の入り口に辿り着く頃には、もうそこは期待に満ちて解けて開閉を繰り返していた。
「あぁっ」
何の躊躇も無く、アヤの舌がジュルリと一気にそこに突っ込まれた。
「あっ、あっ」
同時に激しい挿抜が始まって、セイラの意識はあっという間に悪夢を振り切りアヤの与える快感に溺れた。
先ほどの、一枚の布になって下に落ちたアヤの蔦で出来た元服の上に倒れ込み、自分で自分の乳首を捏ねがながら腰を振る。アヤの愛撫は巧みで、セイラをあっという間に絶頂まで追い上げた。
「アヤ。好き。あんっ」
可愛く善がるセイラを見れば、アヤだって興奮が増す。
アヤは湯に足を踏み入れ、セイラの正面に回ると更にセイラの胎の深い所を舌でこじった。