パンプキンハニー・パン・パン ♥スイスパ サブストーリー１♥

🎃約束の１０月３１日 ２－１

俺達が通り掛かったフロアは、全部で三つ有った。
各フロアでは客が思い思いのＳＭプレイを楽しんでいる。
最初が外からでも見物が出来るフロアで、怖いもの見たさで来たノーマルや、客を取るパフォーマンスを行うキャスト（店員）が主なメンツのフロアだった。
俺達が歩くスペースはマジックミラーで囲われてて、フロアや建物の外からは見えない。
洋服の上から紐で縛るだけや拘束具を身につける等の、ライトなプレイをしていた。
そのフロアの扉をくぐると次からが本格的なプレイを楽しむ客がいるフロアになって、一切窓が無いスペースが続くようになった。
二つ目のフロアはエロ要素が多くて素人目に見ても、プレイだとまだ納得出来ない事も無かったが、三つ目のフロアはマジで理解出来なかった。
靴を口の中にねじ込まれたり、髪の毛持って引きずり回されたり、蹴飛ばしたり、そんなんを皆楽しそうに行っていた。
ハロウィンの為、皆思い思いの仮装していて、異常さは天井知らずの状態になっていた。
ジャック・オー・ランタンが上と下の入口にバイブねじ込まれながらケツをスパンキング（たたく事）されて失禁してたりするのだ。
顔を踏みつけられながら大興奮して射精してる男や、絶頂してる女もチラホラいた。
「げぇ・・・」
俺は無意識に琢美の腕に掴まり、琢美は、俺の肩を抱き寄せた。
そのコアなプレイをしているフロアの、一際豪華な扉の中が、今日の俺達の飲み会の会場だった。
扉をくぐると、高岡だけが中の豪華な黒いテーブルセットの前に座っていた。
いつも生えっぱなしにしていたヒゲを綺麗に整え、ビロードのグリーンのジャケットに黒いボトムと革靴という姿だった。