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すべては幻、隣の庭は枯れ木の庭 2―4

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少し身を起こしてルークを抱き寄せると、ゆっくりと口づけをした。
「いや?気持良いんでしょう?」
口づけを繰り返しながら、ジェイドがルークにそう言い聞かせると、ルークはうっとりとして、自ら身を摺り寄せながら口づけに答えた。
「ジェイド、ジェイド。すき」
「ねぇルーク、こういう性玩具ってね、本来種族が違い過ぎたり、何らかの理由で直接相手の生殖器を受け入れられない恋人同士が夜の営みをする為に開発されたんですって」
そう、説明するが、もう殆ど思考能力が無くなっているルークはジェイドの唇に嬉しそうに吸い付きながら、うわ言の様に『すき・あいしてる』と繰り返していて聞いている様には見えない。
それでもかまわずジェイドは会話を続けた。
「こうやって向かい合って、それぞれ玩具を使ってキスをして」
ジェイドが口づけを繰り返しながらニップルクリップに弄ばれているルークの乳首をスリスリと撫で上げた。
「あああっジェイドっ」
ルークの背中が大きくたわんで、まるで交尾を強請る雌犬みたいに腰をしならせお尻が上を向いた。
気が着くと、カラスウリの本体部がルークの後口に到達していた。触手をかき分けてルークの胎の中に潜り込み、ルークの蜜胎の中を丹念に揉みしだき魔力の濃い所を探り出す。
「あっあっ。入って来た。太いのは言って来た。ぁぁあ。イクッ、気持ち良い。魔獣に犯されてイッちゃうよぉ」
乱れるルークの腰を撫で上げ、太腿の内側をさすり、ジェイドはどこまでもルークの理性を追い詰めた。
「ふふふ、手や唇で愛撫を繰り返していると、まるで玩具が私の生殖器みたいに思えて来ない?」
「あぁ。ジェイドの?、あっあっ奥、奥付いてる。メスイキきちゃうっ」
「あら?意外と未だ正気が残っているのね。そうよ、今お前の中に入ったのは私の生殖器の代わり、そう思えば、もっと気持ち良くなれない?」
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