3 / 3
3
「どうだった?良かった?」
さんざんヤり倒した後、ベッドにぐったりしている私の横でウキウキとニコラ様が訪ねてきた。
「こんな調子じゃ客から搾り取りすぎますよ。」
何回果てても終わりがない要求に、どっちが客役か分からなくなった程だ。
「君以外にはそうでもないよ。」
「いや、やっぱり向いてないからやめましょう。」
「だから大丈夫だって。君だってお菓子をもっと食べられる生活がしたいだろう?」
「私は今の生活で十分です。甘いものは苦手だって何度言ったらわかるんですか。」
「嘘だ。あのおっぱいからたくさんお菓子を貰ってたじゃないか。」
口を突き出して言う彼に、やっと誤解の元が分かった。それにしても、マリーヤに目を付けて見てたなら、それがアレの合図だってくらい気付いて欲しい。あと名前覚えてやれ?言わないけど。
「あれは甘いものが好きだから受け取ってたんじゃありません。とにかくダメです。私が嫌なんです。あなたが他の誰かに体を許すのが。これは主人の命令です。」
ニコラ様はびっくりして私を見た。私は恥ずかしさに顔が赤くなるのが分かったが、逸らしたら負けな気がして見つめ返す。
顔が近づいてきて、キスされるのが分かった。目を閉じて受け入れる。唇を軽く食むだけのキスで、熱はすぐに離れていった。
「イリヤ、君が好きだ。ずっと好きだった。」
「私も貴方を愛してます。」
ニコラ様が抱きついてくるのをぎゅっと抱きしめ返す。
それだけで幸福感が胸から沸き上がってきた。
「君があの日、屋敷の来賓室で立ってた場所覚えてる?」
唐突にニコラ様が話し出した。
「場所?」
「フォルトゥナの絵の下だよ。それから僕にはいいこと尽くめだね!君は僕の幸運そのものだ。」
すりすりと頬を擦り付けられると、くしゃくしゃの髪が鼻をかすめてくすぐったい。
「そしたら明日、新作を持って出版社に行きましょう。きっと上手くいきますから。」
情事の前に言いかけたことをやっと言えた。
「本当?」
「はい。仕事でたまたま編集者と知り合ったんですが、貴方の話をしたら興味を持ってくれました。」
「でも僕の小説は高くは売れないよ。」
「大丈夫。ちゃんと売れますよ。私はあなたの幸運ですから。」
「そう?」
「はい。売れてお金がたくさん入っても、私といてくれますか?」
「当たり前だよ。僕は一生イリヤの従者でいるよ!」
またニコラ様からキスが降ってくる。
今度はヤる気満々のやつで、口の中を舐め回しながら股間を弄って来るので流石にもう無理だと殴って止めた。
(おわり)
さんざんヤり倒した後、ベッドにぐったりしている私の横でウキウキとニコラ様が訪ねてきた。
「こんな調子じゃ客から搾り取りすぎますよ。」
何回果てても終わりがない要求に、どっちが客役か分からなくなった程だ。
「君以外にはそうでもないよ。」
「いや、やっぱり向いてないからやめましょう。」
「だから大丈夫だって。君だってお菓子をもっと食べられる生活がしたいだろう?」
「私は今の生活で十分です。甘いものは苦手だって何度言ったらわかるんですか。」
「嘘だ。あのおっぱいからたくさんお菓子を貰ってたじゃないか。」
口を突き出して言う彼に、やっと誤解の元が分かった。それにしても、マリーヤに目を付けて見てたなら、それがアレの合図だってくらい気付いて欲しい。あと名前覚えてやれ?言わないけど。
「あれは甘いものが好きだから受け取ってたんじゃありません。とにかくダメです。私が嫌なんです。あなたが他の誰かに体を許すのが。これは主人の命令です。」
ニコラ様はびっくりして私を見た。私は恥ずかしさに顔が赤くなるのが分かったが、逸らしたら負けな気がして見つめ返す。
顔が近づいてきて、キスされるのが分かった。目を閉じて受け入れる。唇を軽く食むだけのキスで、熱はすぐに離れていった。
「イリヤ、君が好きだ。ずっと好きだった。」
「私も貴方を愛してます。」
ニコラ様が抱きついてくるのをぎゅっと抱きしめ返す。
それだけで幸福感が胸から沸き上がってきた。
「君があの日、屋敷の来賓室で立ってた場所覚えてる?」
唐突にニコラ様が話し出した。
「場所?」
「フォルトゥナの絵の下だよ。それから僕にはいいこと尽くめだね!君は僕の幸運そのものだ。」
すりすりと頬を擦り付けられると、くしゃくしゃの髪が鼻をかすめてくすぐったい。
「そしたら明日、新作を持って出版社に行きましょう。きっと上手くいきますから。」
情事の前に言いかけたことをやっと言えた。
「本当?」
「はい。仕事でたまたま編集者と知り合ったんですが、貴方の話をしたら興味を持ってくれました。」
「でも僕の小説は高くは売れないよ。」
「大丈夫。ちゃんと売れますよ。私はあなたの幸運ですから。」
「そう?」
「はい。売れてお金がたくさん入っても、私といてくれますか?」
「当たり前だよ。僕は一生イリヤの従者でいるよ!」
またニコラ様からキスが降ってくる。
今度はヤる気満々のやつで、口の中を舐め回しながら股間を弄って来るので流石にもう無理だと殴って止めた。
(おわり)
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
つまりは相思相愛
nano ひにゃ
BL
ご主人様にイかないように命令された僕はおもちゃの刺激にただ耐えるばかり。
限界まで耐えさせられた後、抱かれるのだが、それもまたしつこく、僕はもう僕でいられない。
とことん甘やかしたいご主人様は目的達成のために僕を追い詰めるだけの短い話です。
最初からR表現です、ご注意ください。
王様お許しください
nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。
気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。
性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。
陥落 ー おじさま達に病愛されて ー
ななな
BL
眉目秀麗、才ある青年が二人のおじさま達から変態的かつ病的に愛されるお話。全九話。
国一番の璃伴士(将棋士)であるリンユゥは、義父に温かい愛情を注がれ、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日、一人の紳士とリンユゥは対局することになり…。
悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!
ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。
らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。
なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。
すっごくおもしろかったです!
二人とも素敵・・・!!
ありがとうございます!!
自作で一番気に入っているカップルの一つなので、感想本当に嬉しいです。
お読みいただき深く深く感謝です🙇♀️🙇♀️