完結R18BL/君を愛することはないと言われたので、悪役令息は親友になってみた

エピローグ3（エロ）

傾向: 乳首責め、発情、種付けセックス



俺の寝室に転移してから、どちらともなくキスをしてベッドに倒れ込んだ。
繰り返し唇を重ねて、舌を絡ませる。

「んっ……ちゅっ、っ……はぁ、おーじっ」

目の前の首に抱きつく俺の体を、オージが優しく撫でてくれれる。
お互い横向きに寝て、しつこいくらいにキスし合った。
すぐに服を脱いで事を進めたい気持ちと、なんだか急ぐのは勿体無くてまだまだ戯れていたい気持ちの両方が闘っている。

「はぁ……いっぱい、触って？……離れてた分。」

「うん。」

顔を両手で挟んで見つめながら言えば、嬉しそうにオージが返事をする。
キスしながら頭や背中を撫でて、足を絡ませてくるので、俺もたくさんオージの背中や肩を撫でて目の前の体を確かめた。
しばらく抱きしめ合って体を撫でていたら、オージが俺の首筋にキスをして甘噛みし始めた。
その感覚が気持ちよくてゾクゾクする。

「あぁんっ……アっ……はぁ」

俺が首筋に弱いと知っているから、軽く吸い付いたり甘噛みしたり、舌で舐めたり、丁寧に愛撫される度に甘い声が出て体が跳ねる。

「カナト……かわいい。」

オージの手が俺のTシャツの中に入り込んできて直に肌を撫で出したので、体を起こしてTシャツを脱ぎ捨てた。

「痣が無くなって……本当によかった。」

俺の貧相な胸を嬉しそうに撫でるオージ。
俺が手を伸ばすと、意図を察したオージが自分でもシャツを脱ぎ始める。
現れたのは、相変わらず男らしく筋肉が付いた均整の取れた体で、そこにも前に見た痣はなかった。

「オージもね。」

熱い胸板に頬を寄せると、オージが肩に手を回して抱きしめてくれる。
しばらくオージの胸に頭を擦り付けて甘えた。

「後ろ向いて。」

オージがベッドベッドにもたれて座り、その足の間に俺を手招きする。
いつもソファで座るみたいにバックハグしてもらう姿勢で座ると、オージの手が胸に伸びてきた。
筋肉も大してなくて平らな俺の胸をオージがスルスル撫でて、徐々に乳首に近づいていく。

「んんっ……アっ……あぁ、んっ……」

後ろから両手で乳首を責められて、体がびくびく跳ねた。

くりくりくり、こすっ、こすっ

固くなった粒を捏ねられ、先端を指の腹で擦られるとジンジンした気持ちよさが体を駆け巡る。
かりかりと爪で乳頭の表面を優しく引っ掻かれるのもたまらない。

「気持ちいい？」

「っあ……きもちいいっ……あァっ」

「っ……カナト、あまりお尻動かさないで。僕のに擦れてっ……はぁ。」

「だって、オージがさわるからっ……んんっ」

振り返ってオージにキスをする。
言われたことに逆らって、わざと自分の尻をオージの腰に擦り付けたら、キスの合間にオージが熱い息を吐き出した。それに凄く興奮する。

「駄目だ。もう我慢できないかも。」

オージが俺を四つん這いになるようベッドに押し倒し、履いていたジーンズを脱がせようとした。
こちらの服に無いチャックの存在に少し戸惑っていたので、俺が脱がせ方を誘導してあげる。
オージも手早く下を脱いだようで、背後から抱きつかれたら腰に固いものが当たった。

「……カナト、僕が全部の責任を取るし、何があっても絶対に支えるから……」

赤ちゃん出来るようにしていい？
そう耳元で言われて、一瞬固まる。

「……ごめん、やっぱりなし。カナトの世界に住んでもいいって言ったくせに、男同士で子供が欲しいとか矛盾してるよね。」

確かに、そんな事になったらますます日本では暮らし辛くなる。
ただでさえオージには戸籍が無いのに、不審な男二人が子連れとか、あっちでは怪しまれる気しかしない。

「いいよ。多分オージ、また大公になるんだろうし。そうしたらこっちで暮らすんだから。」

あの大臣二人が迷わず俺の提案に飛びつくくらいだ。
きっとこの国の人はオージを大公に選ぶんだろう。
前に街に行った時のことを考えても、それはかなり確実だと思えた。

四つん這いのまま後ろを向いて、オージの額にキスをした。

「言っただろ。オージにプロポーズした時から、全部覚悟してるって。」

「カナト……ありがとう。」

オージに背後から痛いくらいに強く抱きしめられた。
しばらくして、オージが脱ぎ捨てた服から杖を入れていた鞘を探り出し、杖を手に持つ。
俺はこのままでいいって事だったので、ちょっと間抜けだけどうつ伏せでオージの魔法を待った。

本音を言えば、自分が子供を産むとか想像の範疇外だ。
でも世の中の女の人はその大変なことをしてるわけだし、何とかなるだろう。何が起きてもオージがいてくれる。

オージが呪文を呟きながら俺に魔法をかけていく。
今となっては呪文の内容がだいたい分かるから、何だか複雑な気分だ。
……ん、今変なの入れてなかったか？

「ちょ、オージ……？」

止める前にオージが魔法をかけ終わると、案の定俺の体に変化が起きた。
下半身がじくじく熱い。特に、尻の中が疼いて仕方がなかった。
鼓動が早くなって、息が乱れる。
これはきっと、オージが最後に入れた変な呪文のせいだろう。

「おーじっ……何変なこと……っ」

「ごめんね。男は魔法を使っても妊娠確率が低いんだけど、発情状態にすると少し上がるから。」

オージが背後から被さってきて、俺のちんこに触れる。

「ひっ……んんぁっ､あっ……あああぁっ」

少し擦られただけで、今までに感じたことがない強い快感が走った。

「感度も上がって、気持ちいいね。」

片手で性器、もう片方で乳首をいじられ、脳が焼き切れそうなくらい気持ちいい。

「やっ……これっ、だめぇ……はつじょ、すごぃっ……」

「うん。カナトが気持ちいいと、孕みやすくなるから。頑張ろうね。」

四つん這いの手が快感で体を支えきれなくなり、腕が崩れ落ちて尻だけを掲げた格好になる。
それでもオージは俺への愛撫を続けた。

「ああぁっ……イっ……くっ」

感度が増したちんこをしゅこしゅこと扱かれて、呆気なく射精する。
いつもは出せば落ち着くのに、発情してしまったらしい体はますます疼くばかりだ。

「お、おーじっ、まだ体あついっ」

「そうだね。ここに、僕が出さないと治らないよ。」

オージが俺の尻に触れると、ぐちゅりと音がした。

「カナトのここ、僕がかけた魔法で気持ちいいと濡れるようになったんだよ。もう赤ちゃんができる体だからね。」

そのままぐぽぐぽとオージが自分の指を抜き差しした。
これまで抱かれた時と違って、お尻の穴なのに指が入る時の抵抗が段違いに少ない。
完全に挿れるための穴になってるんだ。そう思うと、ますます体がオージを求めて疼いた。

オージの指がくねくねと動いて、ちんこの裏の気持ちいいところを押し潰す。

「あ゛あぁっ！……あっ……ひぁっ」

「ここも、今までより気持ちいいだろう？一回ここでイっておこうね。」

ぐりぐりぐり、グチュグチュグチュグチュ

「あっ、あっ、あっ……あ゛あ゛っっっっ……お゛っ……」

絶頂の余韻もひかないうちに指が引き抜かれて、もっと熱くて固いものが押し当てられた。
そのままオージのちんこがずぶぶぶっと中をこじ開けて挿入ってくる。

「っ……はぁっ、凄く気持ちいい。カナト……。」

オージの腰が完全に俺の尻に付くまでハメきって、オージがしばらく動きを止める。
馴染ませて負担をかけないためなんだろうけど、オージの形や中がキュンキュン締め付けるのがはっきり分かって恥ずかしかった。
それに、いざオージのが挿入ってくると体がオージの種付けを求めているのが分かる。
もっと激しく動いて、メチャメチャにして欲しいという願望が湧き上がってきた。

「オージ、大丈夫だから、いっぱいうごいてっ、メチャメチャにして、ほしっ……っああぁっ！」

うつ伏せの体を捩って思ったままを言えば、オージが激しく抜き差しし始めた。
突き入れる度にちんこの裏を押しつぶすから、気持ちが良くて頭が真っ白になる。

「ああぁっ、あっ……ひっ……んぉっ、おっ……お゛っ」

「はぁ、カナト……カナト……かわいい。」

ずぷずぷずぷっ、ごちゅっ、ごちゅっ……

「あ゛っ……なにっ……おく、しゅごっ……あ゛ぉっ、お゛っ……」

オージの怒張の先端が、奥の窄まっているらしい所を出入りする度、そこもおかしくなるくらい気持ちがいい。
どうにかなってしまいそうなくらいの快感の中、びゅくびゅくとオージが中に吐き出した感覚と一緒に俺も絶頂した。