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気が付けば目の前には怖いくらいの美貌を携えた人がいた。
艶やかなストレートの銀髪、青白い陶器みたいな肌、アメジストの瞳。
男……かな。多分。
綺麗すぎてよくわかんない。
この造形は人ならざるものだと思う。
何だか頭にヤギみたいなツノも生えてるし。
うん。だからきっとこいつは超人的な存在に違いない。
周りを見回すと神殿みたいなとこにいるらしい。
ああ、やっぱり。
「今更神さまイベントかよ!!」
思わず叫んだ。
男の形のいい眉がピクリと上がる。
「そち、まさかヘイ=ボンか。」
「あいにく様!たった今全く平凡じゃない死に方したから!!」
なんたって暗殺者にブスリだ。
「ふむ、ヘイ=ボンではないのか。少し変わった来方をしたようだが。」
何だこいつ。言ってる事よくわからん。神様のくせに。
「もう何わけわかんない事言ってんだ!出てくんの遅いよ!あんたが最初にチート能力くれてたら死ななくて済んだかもしれないのに!!」
「チート……?異界から流れてきた魂よ、そちは戻りたいのか?」
「当たり前だ!まだ好きな人に告白もしてないのに!!戻せよ!」
「告白?」
「好きな人に好きって言う事!」
「なぜ?」
「好きでどうしようもないからだろ!」
「そう、か……」
「戻せ戻せ戻せ!!」
「わかったわかった。行くがよい。」
何だか喚いてるうちに暖かい光に包まれ、今度は頭が真っ白になった。
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