あの日、僕は君に恋をした。

愛カノン

文字の大きさ
4 / 39
2/2

やっぱりね…でもどーして?

しおりを挟む


「…ふわわ~……」
「優希…もしかして、昨日…夜中まで
予習してんじゃ?」

次の日の朝、僕は目を覚まし
あくびしながら、リビングに来ると
母親が訊ねてきた。

「あー…うん…今日、小テストあるからね…」
「そうなの?…あ、昨日言ってたわね…」
「うん…。ごちそうさまでした。」

僕は、朝食を食べ終わると
制服に着替えるため、一旦自室へと
戻ることにした。

「優希…あんまり無理しないでね?
嬉しいのは嬉しいけど、体調の方も
心配だから。」
「うん。ありがとう。母さん。」

呼び止められたから、少し会話をして
僕は、階段を上がった。


「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい。気をつけてねー?」
「はーい。」

身支度が済んだ僕は、高校への道を
歩いて登校していく。

「…ほれ…」
「…ニャーニャー」

その際に、あと少しのところで
僕と同じ制服を着た青年が
子猫と何やら遊んでいるのを見かけ
僕は声をかけてみた。

「…あのぉ…」
「んあ?…」
「何してるんですか?」
「何って?…猫と遊んでるんだが…」
「…その制服、すぐそこの高校の制服ですよね?」
「ん?…あぁ。そ~だが?…あ、もしかして…
君も?」
「ですけど?」

青年は、やっぱり…猫と遊んでいた
でも…もうすぐ学校なのにで何故に
ここでとまっているんだ?

「…そっかぁ…良かったー!…オレ一人で
昇降口に入るの少し、気が引けちゃって…
だから、誰か来るの待ってる間にこいつ(子猫)と
遊んでたんだよ。」

あ、そ~ゆうことね…でも、誰も来なかったら
どーしてたんだろうこの人。
てゆうか、見かけない顔だけど…転入生?

「そうですか…でも、そんなことして
人が来なかったら、どーしてたんですか?」
「んー…帰ってた?」
「はい?…」

なんだなんだこの人。…てゆうか
ちょっとあれじゃない?…普通の高校生とズレすぎてる…
まあ…いっか…。

「…でも…来ると思ってたんだよなー。」
「…なんで?」
「なんとなく。」

そ~ゆうと歯をみせて笑った。
ちょっと…変わった出会いではあるが
仲良くしたいと僕は思ったんだ。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

休憩時間10分の内緒の恋人チャージ(高校生ver)

子犬一 はぁて
BL
俺様攻め×一途受け。学校の休み時間10分の内緒の恋人チャージ方法は、ちゅーとぎゅーの他にも内緒でしています。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

『定時後の偶然が多すぎる』

こさ
BL
定時後に残業をするたび、 なぜか必ず同じ上司が、同じフロアに残っている。 仕事ができて、無口で、社内でも一目置かれている存在。 必要以上に踏み込まず、距離を保つ人―― それが、彼の上司だった。 ただの偶然。 そう思っていたはずなのに、 声をかけられる回数が増え、 視線が重なる時間が長くなっていく。 「無理はするな」 それだけの言葉に、胸がざわつく理由を、 彼自身はまだ知らない。 これは、 気づかないふりをする上司と、 勘違いだと思い込もうとする部下が、 少しずつ“偶然”を積み重ねていく話。 静かで、逃げ場のない溺愛が、 定時後から始まる。

【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?

キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。 知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。 今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど—— 「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」 幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。 しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。 これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。 全8話。

若頭と小鳥

真木
BL
極悪人といわれる若頭、けれど義弟にだけは優しい。小さくて弱い義弟を構いたくて仕方ない義兄と、自信がなくて病弱な義弟の甘々な日々。

天啓によると殿下の婚約者ではなくなります

ふゆきまゆ
BL
この国に生きる者は必ず受けなければいけない「天啓の儀」。それはその者が未来で最も大きく人生が動く時を見せる。 フィルニース国の貴族令息、アレンシカ・リリーベルは天啓の儀で未来を見た。きっと殿下との結婚式が映されると信じて。しかし悲しくも映ったのは殿下から婚約破棄される未来だった。腕の中に別の人を抱きながら。自分には冷たい殿下がそんなに愛している人ならば、自分は穏便に身を引いて二人を祝福しましょう。そうして一年後、学園に入学後に出会った友人になった将来の殿下の想い人をそれとなく応援しようと思ったら…。 ●婚約破棄ものですが主人公に悪役令息、転生転移、回帰の要素はありません。 性表現は一切出てきません。

【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。

キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、 ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。 国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚―― だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。 顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。 過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、 気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。 「それでも俺は、あなたがいいんです」 だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。 切なさとすれ違い、 それでも惹かれ合う二人の、 優しくて不器用な恋の物語。 全8話。

執着

紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。

処理中です...