あの日、僕は君に恋をした。

愛カノン

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第八話

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「…君たち、何してんだよ。」
「…誰?」
「お兄ちゃん…。」
「お兄ちゃん…?…えっ?」

その時は、お兄ちゃんがまだ
いたから、私はお兄ちゃんに
助けてもらってた。
いつも、お兄ちゃんが…私のそばに居てくれたから…私は我慢できた…
でもね…もう限界なの…だから
私は…

「聖菜…帰ろう。」
「…お兄ちゃん…。」
「ン?」
「お兄ちゃんは…。私がどんな
私でも、軽蔑したりしないよね?」

そう帰り際に、問いかけた…。
そしたらお兄ちゃんは…

「…どーしたんだ?急に。」
「私が…男でも…お兄ちゃんは」
「…聖菜。聖菜は聖菜だよ。」
「…?」
「聖菜が、どんな聖菜でも
お兄ちゃんは、聖菜の見方だから。」

そう言うと、お兄ちゃんは歯を見せて
笑ったんだ。でも、その笑顔がすごく
優しくて…。私を安心させた。

「聖羽(せいは)…」
「…あ、響太…。」
「こんばんわ。聖菜ちゃん。」

帰ってる途中に、お兄ちゃんの友達=恋人の響太さんと、ばったりあった。

「…こんばんわ。」
「今、帰りなの?」
「うん。」

正直、私はこの人が嫌いだった。
男なのに、いつもお兄ちゃんと…
私だって…お兄ちゃんともっと
もっとずーっとくっついていたいのに…この人が現れると、お兄ちゃんはいつも、その人の腕にくっつく…
そ~ゆうの見てたら、すごく
胸のあたりがもやもやして…
お兄ちゃんだけど…それ以上の感情を私は…お兄ちゃんに持ってた…
それもあって…私は…。


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