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第一章
二つの取り引き
やはり、この客は特別だ。おそらく商売人としての自分が、一生に一度出会えるかどうかというほどの。
ジーン……としていたブランドンだったが、あにはからんや。ミスター・Aは兄へ手を延ばすどころかそのハンカチで自分の鼻を覆い、一言だけ言ったのだ。
「臭うな」
「何でですか!!」
ブランドンはついに喚いた。
「臭いのはあなたのせいですよ! 支度が必要だと言ったのに、すぐに連れて来いと言ったのはあんたでしょうが!!」
豪華に設えた秘密の部屋の中で、ブランドンの喚き声が響きわたる。ミスター・Aはハンカチで鼻を覆ったまま軽く顎を引いた。
「別に文句を言っている訳じゃない」
「そういう問題じゃないですよ! こっちの手順を無視して勝手なことばかり言って! 感動した私の心を返してください!!」
「何をそんなに怒っているんだ」
喚きすぎて肩で息をするブランドンを尻目に、ミスター・Aは実に優雅に立ち上がった。
「で、どうするんです? 買うんですか買わないんですか」
最早客に対する態度ではなくなっているが、ブランドンにはもうどうでもよかった。早く取り引きを終わらせて、この客にはさっさとお帰りいただきたい。
ミスター・Aは立ったまま、舞台の上で座り込む兄弟をじっと見ている。本来なら風呂に入れ全身ピカピカに磨き上げて、念入りにグルーミングしたうえで客の前へ連れ出すべき商品だ。うす汚れ異臭を放ったままの状態では、客の購買意欲も落ちるだろう。だからブランドンは全く期待せずに、あくまでも形式だけのつもりで尋ねたのだったが。
「……いいだろう。いくらだ」
「へ」
間の抜けた声を出したブランドンは、客が示した購入の意思を理解してにわかに慌てだした。
「えっ!? か、買われるんですか、本当に?」
「だから買うと言っている。いくらなのか金額を言ってくれ」
「は、はあ……」
半信半疑のまま、どこか遠慮がちにブランドンは答えた。
「一千ゴールドなんですが……」
「ふむ」
一ゴールドあれば、四人家族が一か月楽に暮らすことができる。ブランドンが口にした金額は人身売買を行う際の基本価格ではあるものの、初めて取り引きする客にはサービスとして値引きをするのが慣例だった。少々ふっかけすぎただろうか。考える素振りの客を前にして、ブランドンは珍しく迷っていた。
いつもは顧客の要望に応えるため、入荷から出荷までそれなりに時間をとり、必要に応じて各種教育を施している。その期間と費やした費用で販売価格が変動する仕組みだ。
それが今回はストリートキッズをさらってきただけの、いわば元値はただの商品。しかもグルーミングすらしていない、入荷したてのホヤホヤだ。ミスター・Aが「入荷」をどこで聞きつけたかは知らないが、もしや自分好みに育てたいなどの理由があるのだろうか。それならば幼いほうだけを所望している可能性もある。
「何ならバラ売りもできますが」
思わず口にした説明に、舞台上の兄が肩を大きく震わせてキッとこちらを睨みつけた。離れ離れになるのを拒むその姿に、幼い弟を守ろうとする意志が現れている。
ブランドンは胸を痛めた。他人からどう見られているかはともかく、自分では情に篤いと思っているのだ。だからといって悪業に手を染めることを躊躇うなんてことはないが、それはそれ。自分にできる精一杯の優しさとして、やはりこの兄弟は二人揃って売ることにしよう。
ブランドンは決意して顔を上げた。そうだ。少々高値をつけたっていいじゃないか。むしろ、ミスター・Aの相手をすることで被った精神的疲労に対する慰謝料を上乗せしたいくらいだ。
まだ何か考えている様子の客に向かい、バラ売り発言を撤回しようとブランドンが口を開いた時、ミスター・Aは上着の内ポケットへ右手を入れた。
「では、二人分で二千ゴールドだな」
取り出した小切手にサラサラと金額を書いている。ブランドンは二重の意味で仰天した。明らかに違法な取引だと知りながら、現金ではなく足のつきやすい小切手を使う無頓着さと、客の支払おうとしている金額の多さにだ。先ほど伝えた一千ゴールドは、兄弟二人合わせた金額である。
「え、は。二千。そうですか」
「なんだ。違うのか」
「いえいえいえいえ! その金額で、はい。間違いございません」
なんということだろう。ブランドンは有頂天になった。
これほど気前のいい客もそうそういない。大変な目に遭わされはしたが、終わりよければすべてよしだ。
しかし、両手を捧げるようにして小切手を受け取ろうとしたブランドンの目の前で、差し出された小切手がツイと持ち上げられた。長身のミスター・Aが手を伸ばしてしまえば、ブランドンには手が届かない。
「ブランドン」
「…………何でございましょうか」
「他にも『商品』が入荷しているという話を小耳に挟んだんだが、実は俺の本命はそちらのほうでな。それも一緒に購入しようと考えている」
「それは……生憎ではございますが、既に他のお客様からご購入のお申し出がございましたので」
「俺には売れないと?」
「申し訳ございません。私にもクーパー商会会頭として責任がございます。お約束した商品は、間違いなくお客様へお渡しせねばなりません」
「そうか」
実はもう一人、これから売られる訳アリ商品が裏に控えている。これはとある客からのたっての願いで実現した取引で、売却価格は路上生活者だった兄弟の比ではない。
しかも商品と購入者双方に少々特殊な事情があるため、緘口令を敷き厳秘としていたのだ。それなのに、この客はなぜそのことを知っているのだろう。
薄気味悪く思っているブランドンへ、ミスター・Aは更に驚く金額を提示した。
「では、この金額の五倍出そう」
「この金額、とは」
「二千ゴールドの五倍だ。もちろん、あの兄弟の分とは別で」
ブランドンは耳を疑った。
「い、一、一万ゴールド!? あなた正気ですか!?」
「勿論正気だ」
「いや、いくら何でもそんな法外な」
「値切って文句を言われるならともかく、多く出すのに何の問題がある」
「問題、って」
「どうするブランドン」
「五倍……一万ゴールド……」
目を白黒させるブランドンへ、ミスター・Aは澄ました顔で駄目押しした。
「その『商品』が背負った借金は別で支払おう」
「売ります」
「それでいい」
満足げな客を前にして、ブランドンは半ば呆然としていた。
純利益で一万ゴールド。それを、たった一つの取引で。
「さあブランドン。商品を持ってきてくれ」
ジーン……としていたブランドンだったが、あにはからんや。ミスター・Aは兄へ手を延ばすどころかそのハンカチで自分の鼻を覆い、一言だけ言ったのだ。
「臭うな」
「何でですか!!」
ブランドンはついに喚いた。
「臭いのはあなたのせいですよ! 支度が必要だと言ったのに、すぐに連れて来いと言ったのはあんたでしょうが!!」
豪華に設えた秘密の部屋の中で、ブランドンの喚き声が響きわたる。ミスター・Aはハンカチで鼻を覆ったまま軽く顎を引いた。
「別に文句を言っている訳じゃない」
「そういう問題じゃないですよ! こっちの手順を無視して勝手なことばかり言って! 感動した私の心を返してください!!」
「何をそんなに怒っているんだ」
喚きすぎて肩で息をするブランドンを尻目に、ミスター・Aは実に優雅に立ち上がった。
「で、どうするんです? 買うんですか買わないんですか」
最早客に対する態度ではなくなっているが、ブランドンにはもうどうでもよかった。早く取り引きを終わらせて、この客にはさっさとお帰りいただきたい。
ミスター・Aは立ったまま、舞台の上で座り込む兄弟をじっと見ている。本来なら風呂に入れ全身ピカピカに磨き上げて、念入りにグルーミングしたうえで客の前へ連れ出すべき商品だ。うす汚れ異臭を放ったままの状態では、客の購買意欲も落ちるだろう。だからブランドンは全く期待せずに、あくまでも形式だけのつもりで尋ねたのだったが。
「……いいだろう。いくらだ」
「へ」
間の抜けた声を出したブランドンは、客が示した購入の意思を理解してにわかに慌てだした。
「えっ!? か、買われるんですか、本当に?」
「だから買うと言っている。いくらなのか金額を言ってくれ」
「は、はあ……」
半信半疑のまま、どこか遠慮がちにブランドンは答えた。
「一千ゴールドなんですが……」
「ふむ」
一ゴールドあれば、四人家族が一か月楽に暮らすことができる。ブランドンが口にした金額は人身売買を行う際の基本価格ではあるものの、初めて取り引きする客にはサービスとして値引きをするのが慣例だった。少々ふっかけすぎただろうか。考える素振りの客を前にして、ブランドンは珍しく迷っていた。
いつもは顧客の要望に応えるため、入荷から出荷までそれなりに時間をとり、必要に応じて各種教育を施している。その期間と費やした費用で販売価格が変動する仕組みだ。
それが今回はストリートキッズをさらってきただけの、いわば元値はただの商品。しかもグルーミングすらしていない、入荷したてのホヤホヤだ。ミスター・Aが「入荷」をどこで聞きつけたかは知らないが、もしや自分好みに育てたいなどの理由があるのだろうか。それならば幼いほうだけを所望している可能性もある。
「何ならバラ売りもできますが」
思わず口にした説明に、舞台上の兄が肩を大きく震わせてキッとこちらを睨みつけた。離れ離れになるのを拒むその姿に、幼い弟を守ろうとする意志が現れている。
ブランドンは胸を痛めた。他人からどう見られているかはともかく、自分では情に篤いと思っているのだ。だからといって悪業に手を染めることを躊躇うなんてことはないが、それはそれ。自分にできる精一杯の優しさとして、やはりこの兄弟は二人揃って売ることにしよう。
ブランドンは決意して顔を上げた。そうだ。少々高値をつけたっていいじゃないか。むしろ、ミスター・Aの相手をすることで被った精神的疲労に対する慰謝料を上乗せしたいくらいだ。
まだ何か考えている様子の客に向かい、バラ売り発言を撤回しようとブランドンが口を開いた時、ミスター・Aは上着の内ポケットへ右手を入れた。
「では、二人分で二千ゴールドだな」
取り出した小切手にサラサラと金額を書いている。ブランドンは二重の意味で仰天した。明らかに違法な取引だと知りながら、現金ではなく足のつきやすい小切手を使う無頓着さと、客の支払おうとしている金額の多さにだ。先ほど伝えた一千ゴールドは、兄弟二人合わせた金額である。
「え、は。二千。そうですか」
「なんだ。違うのか」
「いえいえいえいえ! その金額で、はい。間違いございません」
なんということだろう。ブランドンは有頂天になった。
これほど気前のいい客もそうそういない。大変な目に遭わされはしたが、終わりよければすべてよしだ。
しかし、両手を捧げるようにして小切手を受け取ろうとしたブランドンの目の前で、差し出された小切手がツイと持ち上げられた。長身のミスター・Aが手を伸ばしてしまえば、ブランドンには手が届かない。
「ブランドン」
「…………何でございましょうか」
「他にも『商品』が入荷しているという話を小耳に挟んだんだが、実は俺の本命はそちらのほうでな。それも一緒に購入しようと考えている」
「それは……生憎ではございますが、既に他のお客様からご購入のお申し出がございましたので」
「俺には売れないと?」
「申し訳ございません。私にもクーパー商会会頭として責任がございます。お約束した商品は、間違いなくお客様へお渡しせねばなりません」
「そうか」
実はもう一人、これから売られる訳アリ商品が裏に控えている。これはとある客からのたっての願いで実現した取引で、売却価格は路上生活者だった兄弟の比ではない。
しかも商品と購入者双方に少々特殊な事情があるため、緘口令を敷き厳秘としていたのだ。それなのに、この客はなぜそのことを知っているのだろう。
薄気味悪く思っているブランドンへ、ミスター・Aは更に驚く金額を提示した。
「では、この金額の五倍出そう」
「この金額、とは」
「二千ゴールドの五倍だ。もちろん、あの兄弟の分とは別で」
ブランドンは耳を疑った。
「い、一、一万ゴールド!? あなた正気ですか!?」
「勿論正気だ」
「いや、いくら何でもそんな法外な」
「値切って文句を言われるならともかく、多く出すのに何の問題がある」
「問題、って」
「どうするブランドン」
「五倍……一万ゴールド……」
目を白黒させるブランドンへ、ミスター・Aは澄ました顔で駄目押しした。
「その『商品』が背負った借金は別で支払おう」
「売ります」
「それでいい」
満足げな客を前にして、ブランドンは半ば呆然としていた。
純利益で一万ゴールド。それを、たった一つの取引で。
「さあブランドン。商品を持ってきてくれ」
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