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30.お腹が空いた…
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ちゃぽん…、ちゃぽん。水の中をピンクの尻尾が気持ちよさそうにゆっくりと動き始めた。
『なんだか気持ちがいいな。ふわふわして幸せな気分。あれ…、私何してるのかな~』
ゆっくりとララが目を開けてみると、目の前には泣きそうトカタオの顔があった。こんな表情をしているトカタオは初めて見るので『もしかしてこれは夢なのかな?』とララはぼんやりとした頭で考え、おもいっきり頬っぺたをつねってみた。
ムギューー!頬っぺたがおもいっきり伸びている。
「やっぱり痛くないわ。これは夢か。エヘヘ、なんか幸せな夢だな~」
「そりゃ痛くないだろう。ララがつねっているのは俺の頬だ。痛いのは俺だ」
よく見るとピンクの手がつねっているのは、自分の顔ではなくトカタオの頬っぺたであった。ムギュッと引っ張られてるので綺麗な顔が変顔になっていて、ちょっと面白いことになっている。ララは自分でやっておきながら、その顔を見て『ぷっ!』と吹き出してしまった。
「ぷっぷ、ごめんなさい。どうして私、間違えちゃったのかしら?」---普通は絶対に間違えない。
ララは慌ててつねっている手を離しトカタオに怒られるのを目をつむって大人しく待っていた。だがトカタオはいつ迄経っても怒ってこない、おそるおそるララが目を開けてみると、またトカタオは泣きそうなそれでいて嬉しそうな顔をしていた。ララが不思議に思いその顔に手を伸ばすと、トカタオはララの首元に顔を埋め優しく抱き締めてきた。
(あ、あれ?これってどういう状況かな?えっと、何が起きているんだ?)
この状況について行けずにララは真っ赤になり口をパクパクさせている。そんなララを見て、痛いところがあるのかとトカタオは心配そうに聞いてくる。
「どうした、ララ。まだ苦しいのか、どこが痛い?」
「ち、違ーう!トカこそ、ど、どうしたの?なんか変だよ?それにこれはどういう状況なのかしら?」
「ララ、覚えていないのか。庭師小屋に閉じ込められて鱗が乾燥し酷い状態だったんだ」
「あ、そうだった。痛くて気を失ったのは覚えているけど…。でも今は全然痛くない、それにいつもより身体が軽くて元気ぴんぴんになっている。あんなに血が出ている状態だったのになんで完治してるのかな?いつもなら時間が掛かるのに…」
ララはトカタオの抱擁からつるんと抜け出し、自分の手や足やお腹などをくるくる回りながら確認し不思議そうな顔をしている。
「そうか良かった。水槽に浸かりながら回復に効くかと考えて俺の竜力を少しずつ与えてみたんだ。そしたら驚異的な早さで皮膚の傷が塞がった。女の子だから痕も残らず良かったな。ララが元気になって本当に嬉しいよ」
「そうだったんだ。金竜の竜力は凄いね、有り難う。でもトカは水槽での看病大変だったよね、手を煩わせちゃってごめんなさい」
「謝るな、俺がしたくてしたことだ。それよりまだ痛いところはないか?」
「ない、ない!元気モリモリよ。だけど…」
「ララ、遠慮せずに言ってみろ」
「えっと…」
「ララ、我慢するな。身体に毒だ」
何かを我慢している様子のララにトカタオは優しい口調で再度尋ねてみる。最初はもじもじしていたララだが、我慢できなくなったのかトカタオの耳元に顔を寄せ、小さな声で恥ずかしそうに囁いた。
「あのね、お腹が空いたの~、もう駄目死にそう…。グッグーー」---死なない事だけは確かだよ、ララ。
****************************
王宮専属棟の一室で治療を受け終わったにんにんが静かに横たわっている。両手にはぐるぐると包帯が巻かれ、その痛々しい様子に侍女達は目に涙を浮かべる者もいた。
「さぁ、みんな部屋から出なさい。明かりを消してゆっくりとミニ猿ちゃんを休ませてあげましょう」
年嵩の侍女が言うと、みな足音をたてず静かに部屋を出ていった。
侍女達が部屋を出て暫くすると、天井部分からゴトリッと音がして何かが上から落ちてきた。そして暗闇のなかを真っ直ぐとにんにんが寝ているベットに近づいて行く。
※ここからは猿語です。
「おい佐助、大丈夫か?」
「半蔵兄さん。僕、しくじっちゃいました。ご主人様を守れなくって…」
「まだ半人前だから仕方がない。それに助けようと努力はしただろう、その手が証だ。これから精進すればいいんだ」
「うん、これからもっと頑張ります!ところでどうしてここに来たのですか?」
「仲間のピンチに駆け付けるのが忍びだ、忘れたか。これを飲め、忍びの秘伝丸薬だ。どんな怪我でもたちまち治るぞ」
ごっくん…。飲んだ佐助は苦虫を嚙み潰したような顔をして悶えている。
「ははは、良薬は口に苦しだ。ところで佐助、お前ここでは可愛い名前で呼ばれているな。『にんにん』って面かよ、クックック」
「僕は気に入っているからいいんです!半蔵兄さんだって、今は『ちょび』って呼ばれてますよね」
「それは言うな。弟からもその名前で呼ばれたら俺は立ち直れない…」
半蔵は『ちょび』という名を気に入ってないようだ。確かに半蔵と呼ばれているミニ猿は目つきが悪く筋肉隆々なワイルド猿だ。なぜ『ちょび』と名付けられたか不思議で仕方がない。---『それは俺が一番思っている』by半蔵
「そんな事より半蔵兄さん、何か食べ物を持っていませんか?僕、お腹が空いちゃって…」
「ジャッジャーン!佐助の好物のバナナだ、ほら食べろ」
半蔵はバナナを無造作に佐助に向かって投げてきた。条件反射で爪が剥がれた両手でキャッチしてしまった佐助に激痛が襲…わなかった。
「あれ?全然痛くない」
「秘伝丸薬の効果は抜群だろ。包帯を取ってみろ」
佐助が包帯を外してみると、驚くことにもう爪が生えてきていた。
「じゃあ、俺はもう行く。佐助頑張れよ」
忍猿半蔵は暗闇の中を天井へと消えていった。
【※デビル〇ンの歌で歌ってみよう】
『誰も知らない、知られちゃいけーない~!
忍猿が、誰なのか~!』
忍猿達は今日もどこかで真実の名前とほど遠い残念な名前で呼ばれながらも、活躍しているのである。
あなたのミニ猿は本当にペットですか、それとも忍猿ですか…?フフフ。
『なんだか気持ちがいいな。ふわふわして幸せな気分。あれ…、私何してるのかな~』
ゆっくりとララが目を開けてみると、目の前には泣きそうトカタオの顔があった。こんな表情をしているトカタオは初めて見るので『もしかしてこれは夢なのかな?』とララはぼんやりとした頭で考え、おもいっきり頬っぺたをつねってみた。
ムギューー!頬っぺたがおもいっきり伸びている。
「やっぱり痛くないわ。これは夢か。エヘヘ、なんか幸せな夢だな~」
「そりゃ痛くないだろう。ララがつねっているのは俺の頬だ。痛いのは俺だ」
よく見るとピンクの手がつねっているのは、自分の顔ではなくトカタオの頬っぺたであった。ムギュッと引っ張られてるので綺麗な顔が変顔になっていて、ちょっと面白いことになっている。ララは自分でやっておきながら、その顔を見て『ぷっ!』と吹き出してしまった。
「ぷっぷ、ごめんなさい。どうして私、間違えちゃったのかしら?」---普通は絶対に間違えない。
ララは慌ててつねっている手を離しトカタオに怒られるのを目をつむって大人しく待っていた。だがトカタオはいつ迄経っても怒ってこない、おそるおそるララが目を開けてみると、またトカタオは泣きそうなそれでいて嬉しそうな顔をしていた。ララが不思議に思いその顔に手を伸ばすと、トカタオはララの首元に顔を埋め優しく抱き締めてきた。
(あ、あれ?これってどういう状況かな?えっと、何が起きているんだ?)
この状況について行けずにララは真っ赤になり口をパクパクさせている。そんなララを見て、痛いところがあるのかとトカタオは心配そうに聞いてくる。
「どうした、ララ。まだ苦しいのか、どこが痛い?」
「ち、違ーう!トカこそ、ど、どうしたの?なんか変だよ?それにこれはどういう状況なのかしら?」
「ララ、覚えていないのか。庭師小屋に閉じ込められて鱗が乾燥し酷い状態だったんだ」
「あ、そうだった。痛くて気を失ったのは覚えているけど…。でも今は全然痛くない、それにいつもより身体が軽くて元気ぴんぴんになっている。あんなに血が出ている状態だったのになんで完治してるのかな?いつもなら時間が掛かるのに…」
ララはトカタオの抱擁からつるんと抜け出し、自分の手や足やお腹などをくるくる回りながら確認し不思議そうな顔をしている。
「そうか良かった。水槽に浸かりながら回復に効くかと考えて俺の竜力を少しずつ与えてみたんだ。そしたら驚異的な早さで皮膚の傷が塞がった。女の子だから痕も残らず良かったな。ララが元気になって本当に嬉しいよ」
「そうだったんだ。金竜の竜力は凄いね、有り難う。でもトカは水槽での看病大変だったよね、手を煩わせちゃってごめんなさい」
「謝るな、俺がしたくてしたことだ。それよりまだ痛いところはないか?」
「ない、ない!元気モリモリよ。だけど…」
「ララ、遠慮せずに言ってみろ」
「えっと…」
「ララ、我慢するな。身体に毒だ」
何かを我慢している様子のララにトカタオは優しい口調で再度尋ねてみる。最初はもじもじしていたララだが、我慢できなくなったのかトカタオの耳元に顔を寄せ、小さな声で恥ずかしそうに囁いた。
「あのね、お腹が空いたの~、もう駄目死にそう…。グッグーー」---死なない事だけは確かだよ、ララ。
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王宮専属棟の一室で治療を受け終わったにんにんが静かに横たわっている。両手にはぐるぐると包帯が巻かれ、その痛々しい様子に侍女達は目に涙を浮かべる者もいた。
「さぁ、みんな部屋から出なさい。明かりを消してゆっくりとミニ猿ちゃんを休ませてあげましょう」
年嵩の侍女が言うと、みな足音をたてず静かに部屋を出ていった。
侍女達が部屋を出て暫くすると、天井部分からゴトリッと音がして何かが上から落ちてきた。そして暗闇のなかを真っ直ぐとにんにんが寝ているベットに近づいて行く。
※ここからは猿語です。
「おい佐助、大丈夫か?」
「半蔵兄さん。僕、しくじっちゃいました。ご主人様を守れなくって…」
「まだ半人前だから仕方がない。それに助けようと努力はしただろう、その手が証だ。これから精進すればいいんだ」
「うん、これからもっと頑張ります!ところでどうしてここに来たのですか?」
「仲間のピンチに駆け付けるのが忍びだ、忘れたか。これを飲め、忍びの秘伝丸薬だ。どんな怪我でもたちまち治るぞ」
ごっくん…。飲んだ佐助は苦虫を嚙み潰したような顔をして悶えている。
「ははは、良薬は口に苦しだ。ところで佐助、お前ここでは可愛い名前で呼ばれているな。『にんにん』って面かよ、クックック」
「僕は気に入っているからいいんです!半蔵兄さんだって、今は『ちょび』って呼ばれてますよね」
「それは言うな。弟からもその名前で呼ばれたら俺は立ち直れない…」
半蔵は『ちょび』という名を気に入ってないようだ。確かに半蔵と呼ばれているミニ猿は目つきが悪く筋肉隆々なワイルド猿だ。なぜ『ちょび』と名付けられたか不思議で仕方がない。---『それは俺が一番思っている』by半蔵
「そんな事より半蔵兄さん、何か食べ物を持っていませんか?僕、お腹が空いちゃって…」
「ジャッジャーン!佐助の好物のバナナだ、ほら食べろ」
半蔵はバナナを無造作に佐助に向かって投げてきた。条件反射で爪が剥がれた両手でキャッチしてしまった佐助に激痛が襲…わなかった。
「あれ?全然痛くない」
「秘伝丸薬の効果は抜群だろ。包帯を取ってみろ」
佐助が包帯を外してみると、驚くことにもう爪が生えてきていた。
「じゃあ、俺はもう行く。佐助頑張れよ」
忍猿半蔵は暗闇の中を天井へと消えていった。
【※デビル〇ンの歌で歌ってみよう】
『誰も知らない、知られちゃいけーない~!
忍猿が、誰なのか~!』
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