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2-4 野生の本能には逆らえない
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「全く……一体どうしろって言うのよ……私が白蛙だったって言うのに、あの2人は完全に私が食べたものだと思っているじゃないの……」
木の枝に止まり、ブツブツ誰に言うともなしに文句を呟く私。
どうすれば、私が元の蛙だったと分からせることが出来るだろう?きっとあの2人は私を恨んでいるに違いない。
彼らから信頼を得るのは諦めて、別の場所を目指したほうが良いだろうか……?
「駄目駄目!絶対諦めない!だって、今は恨まれているけれど基本的にあの2人はとても良い人たちだもの。あの怪しげな魔法使いが私をここに飛ばしたのも、それなりの訳があるに決まっているわ!絶対にここから離れないんだからねっ!」
私は不気味な声でホウホウ鳴きながら決意を新たにした。
ここで一つ、断りをいれておく。
私がここに残ろうと決めたのは……決してクロードがイケメンだから……というわけではない。
「だけど、どうすれば私があの白蛙と同一人物?だと思わせることが出来るのかな……?あ!その前に自分の今の姿を確認してこなくちゃ!」
無意識にホウと不気味な鳴き声を放つと、自分の身体よりも大きな羽をフワリと広げて私は優雅に空を飛んだ。
「気持ちいーい!」
風に乗って空を飛ぶのがこんなに気持ちいいなんて!きっとハングライダーで空を飛ぶのもこんな感覚なのだろう。
私は空中を大きく旋回すると、池を目指してバサリと空気を巻き上げて着陸した。
「さてっと……今度の姿はどんな姿なのかな~」
半分期待しながら、池の中を覗き込んだ。
「な、何……この姿……可愛いっ!可愛すぎるんだけどっ!」
白蛙の姿になったときは、半分人生に絶望しかかったけれどもこの白フクロウの可愛さは半端ない。
愛くるしいまんまるな身体に、もふもふの真っ白な毛の間からチョコンと見える茶色のくちばし。
何より印象的なのはキラキラとまるで宝石のように輝く青い瞳だ。
「いや~ん!可愛い!可愛すぎる!この可愛さは……つ、罪だわっ!ああ!抱きしめてスリスリしたい……!」
けれど、悲しいことにこの身体は私のもの。抱きしめてスリスリすることが出来ない。代わりに私は自分の羽を広げて、身体を包み込んでみた。
「……」
やめよう、少しも面白くない。元通りに翼を畳んだ。
「全く……どうしてクロードも庭師さんも、こんなに愛らしいフクロウの私を見捨てて行ってしまうのかな……。絶対蛙の姿より、今のほうが良いでしょう?」
思わずホウホウとため息を付いた時、私は自分のお腹がすいていることに気がついた。
「……どうしよう、お腹空いてきちゃったな……」
けれど、目の前にアリさんの行列がぞろぞろ歩いていても、何故かちっとも食指が動かない。蛙だったときはあんなに美味し?そうに見えたのに……。
その時、目の前にウネウネと動く……ちょっと言葉にはしたくない不気味な虫が動いている姿が飛び込んできた。
う……何、あれ。気持ち悪い虫だ……。
でもあの虫は図鑑で見たことがある、ミルワームだっ!
嫌悪感しか湧いてこないはずなのに、何故かあの虫が美味しそうに見えて仕方ない。
そして獲物?に勝手に近づいていく私の身体。
えぇえ~っ‼
ちょ、ちょっと待ってよ!私の身体!ま、まさか……あ、あの虫を食べる気?!
頭の中では激しく拒否しているのに、ミルワームに近づいていく私。
「やだ!やだってば!絶対に……絶対に食べないんだから~!!」
必死で野生の本能と戦うも……。
パクッ
「ホーウッ‼」
(キャーッ‼)
私の絶叫が空に響き渡った――。
木の枝に止まり、ブツブツ誰に言うともなしに文句を呟く私。
どうすれば、私が元の蛙だったと分からせることが出来るだろう?きっとあの2人は私を恨んでいるに違いない。
彼らから信頼を得るのは諦めて、別の場所を目指したほうが良いだろうか……?
「駄目駄目!絶対諦めない!だって、今は恨まれているけれど基本的にあの2人はとても良い人たちだもの。あの怪しげな魔法使いが私をここに飛ばしたのも、それなりの訳があるに決まっているわ!絶対にここから離れないんだからねっ!」
私は不気味な声でホウホウ鳴きながら決意を新たにした。
ここで一つ、断りをいれておく。
私がここに残ろうと決めたのは……決してクロードがイケメンだから……というわけではない。
「だけど、どうすれば私があの白蛙と同一人物?だと思わせることが出来るのかな……?あ!その前に自分の今の姿を確認してこなくちゃ!」
無意識にホウと不気味な鳴き声を放つと、自分の身体よりも大きな羽をフワリと広げて私は優雅に空を飛んだ。
「気持ちいーい!」
風に乗って空を飛ぶのがこんなに気持ちいいなんて!きっとハングライダーで空を飛ぶのもこんな感覚なのだろう。
私は空中を大きく旋回すると、池を目指してバサリと空気を巻き上げて着陸した。
「さてっと……今度の姿はどんな姿なのかな~」
半分期待しながら、池の中を覗き込んだ。
「な、何……この姿……可愛いっ!可愛すぎるんだけどっ!」
白蛙の姿になったときは、半分人生に絶望しかかったけれどもこの白フクロウの可愛さは半端ない。
愛くるしいまんまるな身体に、もふもふの真っ白な毛の間からチョコンと見える茶色のくちばし。
何より印象的なのはキラキラとまるで宝石のように輝く青い瞳だ。
「いや~ん!可愛い!可愛すぎる!この可愛さは……つ、罪だわっ!ああ!抱きしめてスリスリしたい……!」
けれど、悲しいことにこの身体は私のもの。抱きしめてスリスリすることが出来ない。代わりに私は自分の羽を広げて、身体を包み込んでみた。
「……」
やめよう、少しも面白くない。元通りに翼を畳んだ。
「全く……どうしてクロードも庭師さんも、こんなに愛らしいフクロウの私を見捨てて行ってしまうのかな……。絶対蛙の姿より、今のほうが良いでしょう?」
思わずホウホウとため息を付いた時、私は自分のお腹がすいていることに気がついた。
「……どうしよう、お腹空いてきちゃったな……」
けれど、目の前にアリさんの行列がぞろぞろ歩いていても、何故かちっとも食指が動かない。蛙だったときはあんなに美味し?そうに見えたのに……。
その時、目の前にウネウネと動く……ちょっと言葉にはしたくない不気味な虫が動いている姿が飛び込んできた。
う……何、あれ。気持ち悪い虫だ……。
でもあの虫は図鑑で見たことがある、ミルワームだっ!
嫌悪感しか湧いてこないはずなのに、何故かあの虫が美味しそうに見えて仕方ない。
そして獲物?に勝手に近づいていく私の身体。
えぇえ~っ‼
ちょ、ちょっと待ってよ!私の身体!ま、まさか……あ、あの虫を食べる気?!
頭の中では激しく拒否しているのに、ミルワームに近づいていく私。
「やだ!やだってば!絶対に……絶対に食べないんだから~!!」
必死で野生の本能と戦うも……。
パクッ
「ホーウッ‼」
(キャーッ‼)
私の絶叫が空に響き渡った――。
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