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エピソード27 アレクの忠告
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ザザーン・・ザザーン・・
波の音が聞こえてくる・・・。
「え?波・・?」
突然我に返り、パチリと目を開けるとそこは見慣れない高い天井だった。真っ白な天井にはシャンデリア付きの大きなシーリングファンがゆっくりと回っている。
「え?ここ・・・何処だっけ・・?」
一瞬私は自分が何処にいるのか分からなかった。そして自分が寝ていたのが立派なベッドの上だと言う事に気が付き、意識が覚醒した。
「そうだ・・私、フォスティーヌと一緒にリゾート島へやって来ていたんだっけ・・・。」
そしてベッドから起き上がると、伸びをして窓を開けてテラスへでた。朝のすがすがしい潮風が私の頬をくすぐる。
「う~ん・・気持ちいい・・・もう最っ高!」
伸びをして南国の空気を吸い込んでいると、隣のテラスから声を掛けられた。
「よぉ、おはよう。リア。」
気付けば何とそこにはいつの間にかアレクの姿があった。
「え?ええっ?!ア・・アレク・・いたのっ?!」
「はぁ・・・?何だ・・まだ寝ぼけているのか?俺は初めからテラスに出ていたんだぞ?リア、お前の方が後からここへやってきたんだからな?」
「え・・そうだったんだ・・・・あ、そう言えば・・。」
昨夜の事を思い出した私は居住まいをただすと、アレクに言った。
「アレク。昨夜部屋まで運んでくれたんだよね?おんぶしてもらったところまでしか覚えていないんだけど・・・ありがとう。」
「ああ、そうだ。リア、お前・・飲み過ぎだぞ?まだ17歳なら酒にだってそんなに慣れていないだろう?もうこれからは少し控えた方がいい。そうじゃないとまた変な奴にからまれるからな?」
「はいはい、気を付けますってば。でも・・昨夜みたいな事はそうそう無いと思うよ?だって私なんかよりもっと魅力的な女性たちがいるじゃない。まぁ・・彼女たちは皆王子様に夢中だから・・・他の女性は脈なしと思ってニールは声を掛けてきたんじゃないかな?」
「いいから、これからは夜はなるべく1人で行動するような真似はするな?分かったか?そうじゃないと本当に相手の部屋にお持ち帰りされるかもしれないからな?」
「う~・・分かったってば・・・。さて、それじゃ私シャワー浴びてくるから、またね。」
さっさと話しを終わらせたかったので私はアレクに手を振ってその場を後にした―。
****
バスルームでさっそく私はコックを捻ってお湯を出した。
シャーッ・・・
シャワーヘッドから出てくる適温のシャワーを頭から浴びて、念入りに身体や髪を洗い始めた。しかし、本当にこのホテルは最高クラスのアメニティが揃っているな~。
バスルームに並べられたシャンプーやコンディショナー・・ボディソープに至るまで、全て有名な高級ブランド品なのだから。
「何だかセレブの仲間入りをしたみたい。」
そして私は念入りに身体を洗い始めた―。
****
朝7時―
館内放送が流れ、朝食の案内がなされた。
「朝食かぁ・・・どんなメニューが出てくるんだろう。」
ウキウキしながら1Fのレストランへ行くと、すでにそこには王子様を取り囲んだ大きな丸テーブルに6人の女性たちが火花?を散らして座っていた。全員が互いを目でにらみ合っているようにも見える。
「やれやれ・・相変わら王子様は人気ねぇ。。。」
ポツリと呟くように言うと、私は窓際の一番奥のテーブル席に座った途端、すぐ真後ろの席でガタンと音がした。
「?」
不思議に思って振り向く私。するとそこにはアレクが私に背を向けるように席についていた―。
波の音が聞こえてくる・・・。
「え?波・・?」
突然我に返り、パチリと目を開けるとそこは見慣れない高い天井だった。真っ白な天井にはシャンデリア付きの大きなシーリングファンがゆっくりと回っている。
「え?ここ・・・何処だっけ・・?」
一瞬私は自分が何処にいるのか分からなかった。そして自分が寝ていたのが立派なベッドの上だと言う事に気が付き、意識が覚醒した。
「そうだ・・私、フォスティーヌと一緒にリゾート島へやって来ていたんだっけ・・・。」
そしてベッドから起き上がると、伸びをして窓を開けてテラスへでた。朝のすがすがしい潮風が私の頬をくすぐる。
「う~ん・・気持ちいい・・・もう最っ高!」
伸びをして南国の空気を吸い込んでいると、隣のテラスから声を掛けられた。
「よぉ、おはよう。リア。」
気付けば何とそこにはいつの間にかアレクの姿があった。
「え?ええっ?!ア・・アレク・・いたのっ?!」
「はぁ・・・?何だ・・まだ寝ぼけているのか?俺は初めからテラスに出ていたんだぞ?リア、お前の方が後からここへやってきたんだからな?」
「え・・そうだったんだ・・・・あ、そう言えば・・。」
昨夜の事を思い出した私は居住まいをただすと、アレクに言った。
「アレク。昨夜部屋まで運んでくれたんだよね?おんぶしてもらったところまでしか覚えていないんだけど・・・ありがとう。」
「ああ、そうだ。リア、お前・・飲み過ぎだぞ?まだ17歳なら酒にだってそんなに慣れていないだろう?もうこれからは少し控えた方がいい。そうじゃないとまた変な奴にからまれるからな?」
「はいはい、気を付けますってば。でも・・昨夜みたいな事はそうそう無いと思うよ?だって私なんかよりもっと魅力的な女性たちがいるじゃない。まぁ・・彼女たちは皆王子様に夢中だから・・・他の女性は脈なしと思ってニールは声を掛けてきたんじゃないかな?」
「いいから、これからは夜はなるべく1人で行動するような真似はするな?分かったか?そうじゃないと本当に相手の部屋にお持ち帰りされるかもしれないからな?」
「う~・・分かったってば・・・。さて、それじゃ私シャワー浴びてくるから、またね。」
さっさと話しを終わらせたかったので私はアレクに手を振ってその場を後にした―。
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バスルームでさっそく私はコックを捻ってお湯を出した。
シャーッ・・・
シャワーヘッドから出てくる適温のシャワーを頭から浴びて、念入りに身体や髪を洗い始めた。しかし、本当にこのホテルは最高クラスのアメニティが揃っているな~。
バスルームに並べられたシャンプーやコンディショナー・・ボディソープに至るまで、全て有名な高級ブランド品なのだから。
「何だかセレブの仲間入りをしたみたい。」
そして私は念入りに身体を洗い始めた―。
****
朝7時―
館内放送が流れ、朝食の案内がなされた。
「朝食かぁ・・・どんなメニューが出てくるんだろう。」
ウキウキしながら1Fのレストランへ行くと、すでにそこには王子様を取り囲んだ大きな丸テーブルに6人の女性たちが火花?を散らして座っていた。全員が互いを目でにらみ合っているようにも見える。
「やれやれ・・相変わら王子様は人気ねぇ。。。」
ポツリと呟くように言うと、私は窓際の一番奥のテーブル席に座った途端、すぐ真後ろの席でガタンと音がした。
「?」
不思議に思って振り向く私。するとそこにはアレクが私に背を向けるように席についていた―。
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