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第5章 2 ジェシカ、再び (イラスト有り)
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「・・・嬢様・・・ジェシカお嬢様っ!」
「ジェシカッ!ジェシカッ!」
段々私の名前を呼ぶ声が大きくなっていく・・・。
皆が悲しそうに私の名前を呼んでいる・・早く、早く目を開けなくちゃ・・・・。
「う・・・・。」
私は重い瞼を必死で開けると、そこには泣き崩れたマリウスと、瞼を赤く腫らしたアラン王子が私を覗き込んでいた。
「お・・お嬢様っ?!意識を・・・意識を取り戻したのですねっ?!」
マリウスが顔をクシャリと歪めて私の右手を強く握りしめてきた。
「ジェシカ・・・・ッ!お、お前・・・・さっきまで心臓が止まっていたんだぞ?!もうこのまま・・死んでしまうかと思ったっ・・・!」
アラン王子は最後の方は言葉にならない様子で私の額に自分の額を押し付けて嗚咽した。
「マ、マリウス・・・アラン王子・・・。」
私は声を出したが、自分でも驚くほどか細い声しか出てこなかった。
すると外に待機していたのだろうか、勢いよくドアが開けられ、人がなだれ込んできた。
「ジェシカッ!良かった!お前、生き返ったんだなっ?!」
アラン王子達を押しのけて眼前にやってきたのはウィルだった。
「ウ、ウィル・・・良かっ・・・た・・。ぶ、無事で・・・・。」
何とか必死で笑みを作ろうとしても身体が強張って動かせない。
「ジェシカ・・・・お前、こんな時なのに俺の事心配して・・・。」
ウィルの目にみるみる涙が溜ってゆく。そこへ今度はレオが現れた。
「よお、ジェシカ・・・。眠り姫がようやく御目覚めか?」
レオはいつもの調子で話しかけてきたが、その声には疲労が滲んでるように見えた。
「お、おい。お前達もこっちへ来い。ジェシカに話しがあるんだろう?」
そこにグレイとルークもいたのだろう。アラン王子が手招きをすると遠慮がちに2人が私の前にやってきた。
「ジェシカ・・・もうこのままお前が目を開けないんじゃないかと思ったよ・・。そんな事になったら俺・・・。」
グレイは涙を拭っている。
「ごめんね・・・。心配かけて・・・。」
私は声を振り絞って言った。
「・・・お帰り、待っていたよ・・。ジェシカ・・・。」
ルークは声を震わせている。
「うん・・・ただいま・・・。」
「ジェシカ。」
いつの間に側にいたのだろうか。ダニエル先輩が私の足元に立っていた。
「ダ、ダニエル・・・先輩・・・。」
ダニエル先輩は私を見て悲し気にほほ笑むと言った。
「もう、勝手に・・・僕たちの手の届かない所へ行かないでくれよ?」
「はい・・・。」
あ・・・駄目だ・・また瞼が重くなっていく・・・。
そして、そのまま私は再び眠りに就いた—。
深い闇の中、声が聞こえる・・・。
≪川島さんっ!大丈夫かっ?!≫
ごめんなさい・・・赤城さん・・・一緒に映画を観に行く約束していたのに・・。
私・・守れませんでした・・・。
青ざめた顔で私を抱え込む赤城さん。
本当にごめんなさい・・・・。
カチコチカチコチ・・・。
静まり返った部屋の中で響く時計の音で目が覚めた。
部屋の中は暗く、今の時間がさっぱり分からない。
私は・・・どれくらい眠っていたのだろう。
起き上がろうと身体を起こした時、ズキンと胸に激しい痛みを感じた。
「うっ・・・。」
その胸の痛みに私は思わず小さく呻くと、誰かが暗闇で動く気配を感じた。
「お、お嬢様っ?!」
その声はマリウスだ。マリウスは私と同じ部屋で休んでいたのだろうか、慌てて私の傍へ来ると、私の身体を支えて言った。
「動いてはいけません、お嬢様。まだ傷跡は完全に塞がっておりませんし、毒も抜けきってはいないのですから。どうか今は静かにお身体を休めてください。」
言いながらマリウスはそっと私の身体をベッドへ横たえて、布団を掛けた。
「ねえ・・マリウス・・。今・・何時なの・・?」
「はい、真夜中の3時になります。」
「そう・・・。私・・あれからどうなった・・・の?ここは・・何処?」
「ここはセント・レイズシティの病院です。」
「アラン王子達は・・・どうしているの?」
「彼等は皆、この病院の向かい側にあるホテルに滞在しております。アラン王子を含め皆さまがお嬢様の付き添いを名乗り出ましたが、丁重にお断りさせて頂きました。それよりもお嬢様、会話などしてお身体は大丈夫なのですか?」
マリウスは心配そうに答えた。
「ごめんね・・。こんな時間にマリウスも迷惑・・・だったね。」
「いいえ!迷惑なんてとんでもありませんっ!お嬢様が会話に付き合えとおっしゃるのなら喜んで不眠不休でお話にお付き合いさせて頂きますっ!」
「フフ・・。」
その言い方がおかしくて私は思わず笑ってしまった。何だか今なら自分の正直な気持ちをマリウスに話せそうな気がする。
「お嬢様・・・?」
マリウスの困惑した声が聞こえた。
「今の言い方・・・懐かしいなって思って。最初に出会った時のマリウスみたいだったから・・・。」
「お嬢様・・・。」
「ねえ・・・マリウス・・。私・・今のマリウスよりも以前のマリウスの方が良かったな・・。最初の頃は何だ、この男の人は・・気持ち悪いって思っていたけど・・。でも段々慣れてきたしね・・。でも今のマリウスは・・・・。時々怖いと感じるの・・。」
私はそこで言葉を切った。
「お嬢様・・・今の私は・・お嫌いですか・・?」
悲しそうな声のマリウス。暗闇の中にいるマリウスの顔はうかがい知る事が出来ない。けれど私には分かる。きっと彼は今にも泣きそうな顔をしているに違いない。
「お嬢様、私が全ていけなかったのです。お嬢様を怖がらせてしまったから、貴女は私から逃げていたのですよね?お嬢様が誘拐されるきっかけを作ってしまったのも全ては私が原因なのです。そして、今回の事件。お嬢様・・信じられないかもしれませんが、お嬢様は半日近く心臓が止まっていたのですよ?もう誰もがお嬢様は助からず、このまま死んでしまうのだろうと諦めかけていたのです・・・!でも私を含め、アラン王子やグレイ様にルーク様、そしてダニエル様・・誰もが医師達から諦めるように言われましたが、ありとあらゆる手をつくしました。そしてダニエル様達がどんな毒薬にも効果のあると言われている花を魔界から摘んできたのです。その花から作られた万能薬で・・お嬢様は息を吹き返したのですよ。」
マリウスの言葉を私は黙って聞いていた。
「そうだったの・・・。皆にすごく心配させちゃったんだね・・・・。後できちんと謝ら・・・ないと・・・。」
マリウスは続けて言った。
「本当に・・・お嬢様の心臓が止まってしまった時は・・・私の心臓も止まりそうになりました。《もう一度》お嬢様を失う事になってしまったら・・・その時は私も命を絶とうと思った程です。」
「自分で死ぬなんて・・駄目・・だよ。そんな事言ったら・・。」
「なら・・・それなら、二度と私の目の前で死なないで下さいっ・・・!あんな思いはもう沢山です・・・っ!」
マリウスは私の右手を握りしめると・・・嗚咽した・・・。
「泣かないで・・・よ。マリウス・・・。」
しかし、マリウスは下を向いて首を振ると、お嬢様、お嬢様と言って暗闇の中で泣き続けた。まるで小さな子供の様にいつまでも・・。
私はかける言葉が見つからず、マリウスに手を握られたまま薄暗い天井を見上げていると、やがてマリウスは私に声をかけた。
「申し訳ございません、お嬢様・・・。取り乱してしまって・・。今はただ身体を早く治す事だけを考えて下さい。」
「うん・・・そうだね・・・。」
そして再び瞼が重くなり、私は眠りに就いた—。
「・・・嬢様・・・ジェシカお嬢様っ!」
「ジェシカッ!ジェシカッ!」
段々私の名前を呼ぶ声が大きくなっていく・・・。
皆が悲しそうに私の名前を呼んでいる・・早く、早く目を開けなくちゃ・・・・。
「う・・・・。」
私は重い瞼を必死で開けると、そこには泣き崩れたマリウスと、瞼を赤く腫らしたアラン王子が私を覗き込んでいた。
「お・・お嬢様っ?!意識を・・・意識を取り戻したのですねっ?!」
マリウスが顔をクシャリと歪めて私の右手を強く握りしめてきた。
「ジェシカ・・・・ッ!お、お前・・・・さっきまで心臓が止まっていたんだぞ?!もうこのまま・・死んでしまうかと思ったっ・・・!」
アラン王子は最後の方は言葉にならない様子で私の額に自分の額を押し付けて嗚咽した。
「マ、マリウス・・・アラン王子・・・。」
私は声を出したが、自分でも驚くほどか細い声しか出てこなかった。
すると外に待機していたのだろうか、勢いよくドアが開けられ、人がなだれ込んできた。
「ジェシカッ!良かった!お前、生き返ったんだなっ?!」
アラン王子達を押しのけて眼前にやってきたのはウィルだった。
「ウ、ウィル・・・良かっ・・・た・・。ぶ、無事で・・・・。」
何とか必死で笑みを作ろうとしても身体が強張って動かせない。
「ジェシカ・・・・お前、こんな時なのに俺の事心配して・・・。」
ウィルの目にみるみる涙が溜ってゆく。そこへ今度はレオが現れた。
「よお、ジェシカ・・・。眠り姫がようやく御目覚めか?」
レオはいつもの調子で話しかけてきたが、その声には疲労が滲んでるように見えた。
「お、おい。お前達もこっちへ来い。ジェシカに話しがあるんだろう?」
そこにグレイとルークもいたのだろう。アラン王子が手招きをすると遠慮がちに2人が私の前にやってきた。
「ジェシカ・・・もうこのままお前が目を開けないんじゃないかと思ったよ・・。そんな事になったら俺・・・。」
グレイは涙を拭っている。
「ごめんね・・・。心配かけて・・・。」
私は声を振り絞って言った。
「・・・お帰り、待っていたよ・・。ジェシカ・・・。」
ルークは声を震わせている。
「うん・・・ただいま・・・。」
「ジェシカ。」
いつの間に側にいたのだろうか。ダニエル先輩が私の足元に立っていた。
「ダ、ダニエル・・・先輩・・・。」
ダニエル先輩は私を見て悲し気にほほ笑むと言った。
「もう、勝手に・・・僕たちの手の届かない所へ行かないでくれよ?」
「はい・・・。」
あ・・・駄目だ・・また瞼が重くなっていく・・・。
そして、そのまま私は再び眠りに就いた—。
深い闇の中、声が聞こえる・・・。
≪川島さんっ!大丈夫かっ?!≫
ごめんなさい・・・赤城さん・・・一緒に映画を観に行く約束していたのに・・。
私・・守れませんでした・・・。
青ざめた顔で私を抱え込む赤城さん。
本当にごめんなさい・・・・。
カチコチカチコチ・・・。
静まり返った部屋の中で響く時計の音で目が覚めた。
部屋の中は暗く、今の時間がさっぱり分からない。
私は・・・どれくらい眠っていたのだろう。
起き上がろうと身体を起こした時、ズキンと胸に激しい痛みを感じた。
「うっ・・・。」
その胸の痛みに私は思わず小さく呻くと、誰かが暗闇で動く気配を感じた。
「お、お嬢様っ?!」
その声はマリウスだ。マリウスは私と同じ部屋で休んでいたのだろうか、慌てて私の傍へ来ると、私の身体を支えて言った。
「動いてはいけません、お嬢様。まだ傷跡は完全に塞がっておりませんし、毒も抜けきってはいないのですから。どうか今は静かにお身体を休めてください。」
言いながらマリウスはそっと私の身体をベッドへ横たえて、布団を掛けた。
「ねえ・・マリウス・・。今・・何時なの・・?」
「はい、真夜中の3時になります。」
「そう・・・。私・・あれからどうなった・・・の?ここは・・何処?」
「ここはセント・レイズシティの病院です。」
「アラン王子達は・・・どうしているの?」
「彼等は皆、この病院の向かい側にあるホテルに滞在しております。アラン王子を含め皆さまがお嬢様の付き添いを名乗り出ましたが、丁重にお断りさせて頂きました。それよりもお嬢様、会話などしてお身体は大丈夫なのですか?」
マリウスは心配そうに答えた。
「ごめんね・・。こんな時間にマリウスも迷惑・・・だったね。」
「いいえ!迷惑なんてとんでもありませんっ!お嬢様が会話に付き合えとおっしゃるのなら喜んで不眠不休でお話にお付き合いさせて頂きますっ!」
「フフ・・。」
その言い方がおかしくて私は思わず笑ってしまった。何だか今なら自分の正直な気持ちをマリウスに話せそうな気がする。
「お嬢様・・・?」
マリウスの困惑した声が聞こえた。
「今の言い方・・・懐かしいなって思って。最初に出会った時のマリウスみたいだったから・・・。」
「お嬢様・・・。」
「ねえ・・・マリウス・・。私・・今のマリウスよりも以前のマリウスの方が良かったな・・。最初の頃は何だ、この男の人は・・気持ち悪いって思っていたけど・・。でも段々慣れてきたしね・・。でも今のマリウスは・・・・。時々怖いと感じるの・・。」
私はそこで言葉を切った。
「お嬢様・・・今の私は・・お嫌いですか・・?」
悲しそうな声のマリウス。暗闇の中にいるマリウスの顔はうかがい知る事が出来ない。けれど私には分かる。きっと彼は今にも泣きそうな顔をしているに違いない。
「お嬢様、私が全ていけなかったのです。お嬢様を怖がらせてしまったから、貴女は私から逃げていたのですよね?お嬢様が誘拐されるきっかけを作ってしまったのも全ては私が原因なのです。そして、今回の事件。お嬢様・・信じられないかもしれませんが、お嬢様は半日近く心臓が止まっていたのですよ?もう誰もがお嬢様は助からず、このまま死んでしまうのだろうと諦めかけていたのです・・・!でも私を含め、アラン王子やグレイ様にルーク様、そしてダニエル様・・誰もが医師達から諦めるように言われましたが、ありとあらゆる手をつくしました。そしてダニエル様達がどんな毒薬にも効果のあると言われている花を魔界から摘んできたのです。その花から作られた万能薬で・・お嬢様は息を吹き返したのですよ。」
マリウスの言葉を私は黙って聞いていた。
「そうだったの・・・。皆にすごく心配させちゃったんだね・・・・。後できちんと謝ら・・・ないと・・・。」
マリウスは続けて言った。
「本当に・・・お嬢様の心臓が止まってしまった時は・・・私の心臓も止まりそうになりました。《もう一度》お嬢様を失う事になってしまったら・・・その時は私も命を絶とうと思った程です。」
「自分で死ぬなんて・・駄目・・だよ。そんな事言ったら・・。」
「なら・・・それなら、二度と私の目の前で死なないで下さいっ・・・!あんな思いはもう沢山です・・・っ!」
マリウスは私の右手を握りしめると・・・嗚咽した・・・。
「泣かないで・・・よ。マリウス・・・。」
しかし、マリウスは下を向いて首を振ると、お嬢様、お嬢様と言って暗闇の中で泣き続けた。まるで小さな子供の様にいつまでも・・。
私はかける言葉が見つからず、マリウスに手を握られたまま薄暗い天井を見上げていると、やがてマリウスは私に声をかけた。
「申し訳ございません、お嬢様・・・。取り乱してしまって・・。今はただ身体を早く治す事だけを考えて下さい。」
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