上 下
124 / 258

第13章 4 桜吹雪の木の下で・・・

しおりを挟む
1

自室で後片付けをしていた私は時計を見た。・・・そろそろ3時限目の授業が終わる頃だ。恐らくマリウスの事、昼休みになれば教室に戻らなかった私を苛立ちながら探し周るだろう・・・。

 いやだ、絶っ対に会いたくない!!と言うか、2人きりに等なってはいけない。私はあの手紙の内容を思い出し・・・身震いした。
マリウス・・なんて怖ろしい男なのだ。ひょっとすると常に私の事をあんな目で見ていたのだろうか・・?我ながらよくも今迄無事?だったと思う。
しかし、これから先はもう違う。マリウスの私に対するよこしまな感情を知ってしまった。ここから先は常にマリウスを警戒しておかなければ、今に私は・・・!こ、怖い・・・。思わず両肩を抱える私。
こんな事なら、さっさとマリウスを解雇して貰えば良かった・・!

 と言う訳で、私は今日1日この女子寮からは絶対に出ない!と言いたいところなのだが、肝心のマシューにあの日以来会えていない。
当日の打ち合わせ等、色々話したい事が山程あると言うのに・・・一体マシューは何処へ行ってしまったのだろう?
 私は窓の外を眺めた。まだ冬なので学院中の木々は葉が無く、寒々しい。
仮にノア先輩を魔界から無事に連れ出せたとして、この世界に戻った私は確実に処罰される。牢獄に閉じ込められ、やがて流刑島へと送られるのだ。自分で書いた小説の世界なので、あの島の事は良く分かっている。年中冷たい風が吹き荒れる荒れた大地。潮風にさらされ、木々も花々も咲きほこる事すら出来ないような島へ・・・。
せめて・・・流刑島へ連れて行かれる前に美しく咲き乱れるあの花を・・・最後に一目見ておきたかった。でもここは私のいた世界では無いので、決して見る事は叶わない。
 私は気持ちを切り替えて、片付けの続きを再開した―。

「ふう~。こんなものかな?」
あらかた片付けが終わり一息つく。そう言えば、アラン王子と公爵は聖剣士になる為の訓練を受けているはずだ。
マシューもそこに参加しているのだろうか?
「どうしよう・・・。あの2人も一緒ならマシューに会いに行けない・・・。」
するとその時、背後で声が聞こえた。

「何?ジェシカ。俺を呼んだ?」

え?その声は―。
ハッとなって後ろを振り返ると、いつの間にか私の部屋に光輝く魔法陣が出現しており、中からマシューが現れたのだ。

「マ、マシューッ!」
私は慌ててマシューに駆け寄った。

「やあ、ジェシカ。2日ぶりかな?」

マシューはいつものように笑顔で言う。

「マシュー。ここは女子寮だよ?勝手に部屋に入って来た事が学院にバレたら・・・。」

「うん、だから誰かに見られる前に移動しよう。ジェシカ、何処に行きたい?」

「え?何処って・・・?」

「君の望む所なら何処だっていいよ。頭の中に行きたい場所を思い浮かべてごらん?」

光の中でマシューは笑みを浮かべながら優しく私に言った。
「本当に?何処でもいいの?」

「うん、勿論。」

「それなら、私行っておきたかった場所があるんだけど・・。」

「なら、目を閉じてそこを思い浮かべてごらんよ。」

私は言われた通りに目を閉じ、その情景を思い浮かべる。

「思い浮かべた・・・よ?」

「それじゃ、飛ぶよ。」
言うと、マシューは私の肩を抱き寄せる。そして私達は魔方陣の光に包まれた・・・。


 温かい風が吹いている。ここは・・・?

「ジェシカ、もう目を開けていいよ。」

 私は目を開けて・・・驚いた。そこは桜の花が満開に咲いている世界だった。空一面がピンク色に染まり、美しい桜吹雪が散っている・・・。
「桜の木・・・・!」

傍に立っていたマシューが言う。

「ここが・・・ジェシカの望んでいた場所なんだね?とても美しい景色だね・・。」

マシューは桜の花びらを手で受け取りながら言った。

「ね、ねえ?マシュー。ここは・・・一体何処なの?どうして桜の木が・・・!」
信じられなかった。だってここは私の書いたファンタジーの世界。桜の木など存在しない世界だったはず・・!

「ここはね、君の思い描いた世界を具現化した場所なんだよ。実際には存在しない世界だけどね・・・。魔法によって作られた違う次元の世界なんだ。ここなら誰の邪魔も入らないし、時間も止めていられる。・・・魔族だけが使える特殊な魔法だよ。そうか・・・この花はサクラって言うんだね。」

穏やかな声でマシューは言う。

 魔族・・・マシューの口から改めて自分は普通の人間では無いと言い聞かされているような言葉。私はマシューを仰ぎ見た。
本当に彼は魔族なんだ・・・。見た目は人間と全く違わないと言うのに。
だけど・・・。

「でも、マシュー。貴方が人間だろうと魔族だろうとそんなのは私にとっては関係ない。貴方は・・私にとって、とても頼りになる聖剣士だからね?」
私はマシューの手を取って続けた。
「ありがとう。マシュー・・・。私、今まで一度も言ってなかったかもしれないけれど・・ノア先輩を助けた後、自分が最後どうなるのか分かっているの。私はね、魔界の門を開けたという罪で・・・ソフィーとアラン王子、そして公爵によって流刑島へ流されてしまうのよ。」
私の言葉にマシューがピクリと反応する。
「それでね、ずっとその島に罪人として一生を過ごす事になるの。・・・だから、最期にどうしてもこの景色を見ておきたかったのよ。本当にありがとう、マシュー。」
そして私はマシューを見た。彼がどんな顔で今の私を見ているのか知っておきたかったからだ。
マシューは目を見開いて私をじっと見つめている。

「ジェシカ・・・君は・・一体何者なんだい?」

「何者・・・。」
以前マリウスにも似たような事を尋ねられた事があったっけ・・。
「私は・・・ジェシカだよ、ジェシカ・リッジウェイ。この物語の・・・悪女。」

「俺には君がとても悪女なんかには見えないけどね?」

マシューはお道化たように言う。

「今はそうかもしれないけどね。門を開けたところで私は悪女になるんだよ?」

「確かに・・・門を開けて人間が通るのは大罪を犯す事になるけど・・・。」

しかし、マシューは首を振って私の髪を一房すくい上げて口付けすると言った。

「ジェシカ。君は俺から見たら・・・聖女だよ。聖女はね・・・万人から愛される存在なんだよ。そう、君のようにね。」

待って。聖女は・・・。
「聖女?私が・・・まさか。だってこの物語の世界の聖女は・・・ソフィーのはず・・・。」

「ソフィーが聖女だって?そんな訳ないだろう?あ・・・そうか。ジェシカには分からないかな?俺には見えるよ。ソフィーの身体から滲み出ている邪悪な黒い影が。」

「え・・?邪悪な黒い・・・影?」
そんな話は初耳だ。と言うか、マシューにはそれが分かるのか?

「俺の身体には半分は魔族の血が流れている・・・。だから分かるんだ。ひょっとすると・・・ソフィーは何者かと契約を交わしているのかもしれない。そうでなければあんな禍々しい気配を身に纏ったりはしていないはずだよ。だけど、ジェシカ。君には・・・『魅了』の魔力が身体から放っている。だからこそ・・・ソフィーに妬まれ、恨まれて様々な嫌がらせを受けてきたんじゃないかな?」

 そ、そんな・・・。違う、私の書いた小説の中の話と大きく違っている。一体この世界は、本当に私が作った世界なの・・・?
私は顔が青ざめていくのを感じた。

「ジェシカ。君はまるで自分の未来がもう確定してしまったかのように話しているけれど、そんな事を言っては駄目だ。あらかじめ定められた運命なんて俺は絶対信じない。今から未来を諦めてしまってどうするんだ?」

マシューは私の両肩に手を置くと言った。

「俺は・・・何があっても絶対にジェシカを守る。だから先の事は考えずに今は・・・ジェシカはノア先輩を助け出す事だけを考えるんだ。」

「マ、マシュー・・・。」

「明日の午前0時に俺の門番の時間が回ってくる。魔界の門へ行くには、まずセント・レイズ学院にある神殿の門をくぐるんだ。でも、そこには4人の門番がいる。俺はまずその4人の門番を静かにさせる。その後、2人で『ワールズエンド』へ向かうんだ。だけど・・・ジェシカ、そこから先は君が1人で魔界へ向かうんだよ。俺にはするべき事があるから。」

「するべき事・・・?い、一体何をするつもりなの?」
怖い、何だか凄く嫌な予感がする。しかし、マシューはそんな私の不安を払拭するかのように明るい笑顔で言った。

「大丈夫、俺には門を守るという役目があるんだ。ただ使命を全うするだけだよ。それに1人で魔界へ行くのをジェシカは不安に思うかもしれないけれど・・・。」

マシューは言いながら、私の額に触れた。

「ジェシカ、俺はこの間君に加護を与えた。魔物から守る為の・・・。」

 マシューは何か口元で小さな呪文のようなものを唱えた。熱い・・・。一瞬私の額が熱くなり、すぐに熱が冷めていった。

「俺の守りの加護がきっとジェシカを守ってくれるはずだ。だから心配する事は無いよ。俺の事を信じてくれるほどに、その加護は強くなるから。必ず君を守ると誓ってみせる。」

「信じる・・・私、マシューを信じるに決まってるでしょう?」

私は声を震わせながらマシューを見つめた。

「ありがとう・・・ジェシカ・・・。」

そしてマシューは私を強く抱きしめて囁いた。

俺のたった1人の聖女—と・・・・。




2

私とマシューは暫くの間、無言で桜吹雪を見つめていた。
ふとマシューが私を見つめて、髪に手を伸ばしてきた。

「な、何?」

「髪に・・・花びらが付いていたから。」

マシューは静かに言うと、手に取った花びらを見せて来た。

「あ、そうだったのね?ありがとう。」

「・・・綺麗だね。」

マシューは笑みを浮かべて言った。

「うん、桜って・・・・とても奇麗でしょう。」
私は風に流される髪の毛を押さえながらマシューに言った。
するとマシューは近付いて来て、私の髪の毛を両手で押さえながら言った。

「桜も奇麗だけど・・・。俺が奇麗だと言ったのは、ジェシカの事だよ。」

「え・・・?」
マシューの言葉に思わず顔が赤らんでしまう。
「い、いきなり何言うの?び、びっくりさせないでよ。」
笑って誤魔化す私にマシューは髪に触れていた手を滑らせて私の頬に触れると言った。

「別に・・・いきなりなんかじゃ無かったんだけどね。だって初めてジェシカを見た時から・・・ずっとそう思っていたんだし。あの時はこんな風にジェシカに触れられる日が来るとは思いもしなかったな・・。」

 優しい笑みを浮かべ、穏やかな声で語りかけてくるマシュー。そんな彼を見ていると、私は切ない気持ちになってきた。



「マシュー。私は・・・。」
そう、私はマシューの気持ちにとっくに気付いていた。彼が私に好意を寄せているのを知った上で利用しようとしている・・・・。
夢の中で血溜まりになって倒れているマシュー。血を吐きながらも、必死で逃げるように訴えて来るマシュー・・・。
 夢で見た情景を思い出した私は気付けば涙が浮かんでいた。あの夢の続きは一体どうなってしまうのだろう?私が裁きを受ける時・・あの場にマシューの姿は無かった。やはり彼は・・・あの場所で死んでしまうのだろうか?

「ジェシカ?」

マシューは怪訝そうに私の瞳を覗き込んでくる。いけない、泣いてるところを見られては・・。私は俯いてマシューの視線から逃れた。

「どうしたの?ジェシカ。顔を・・・見せてよ。」

駄目だ、そんな優しい声で話しかけないで欲しい。私は・・・彼を、マシューをこの世界から失いたくない・・・!
「約束・・・してくれる・・?」
俯きながら、泣き出したいのを堪えながら私はマシューに言う。

「約束・・・?」

「そう、約束。絶対に・・・死なないで・・・。私の為にも・・・。」

「ジェシカ・・・。」
すると突然マシューは私を引き寄せ、胸に埋め込まんばかりに強く抱きしめて来た。

「マ、マシュー・・・・?」
息も止まらんばかりの強い抱擁だったが、私はマシューの背中に手を回した。

「ありがとう、ジェシカ。その言葉を貰えただけで・・俺は嬉しいよ。きっと俺が魔族とのハーフで生まれてきたのも、聖剣士としてこの学院に入学してきたのも・・・全てはこの日の為だったんじゃないかと今では思ってる。」

 マシューの言葉に、私はとうとう耐え切れず、堰を切ったように後から後から涙がとまらなくなってしまった。マシューの胸に顔を押し付け、いつまでも涙が枯れるまで・・・泣き続けた。
そして、そんな私を彼は抱き留めて優しく髪を撫でてくれるのだった・・。



 今、私とマシューは桜の花びらの散った地面に横たわり、咲き乱れる桜の木々を眺めていた。
「ねえ・・マシュー。私、まだ貴方に伝えていなかった事があるの。聞いてくれる?」
隣で横になっているマシューに私は話しかけた。

「何?話って。」

「あのね・・・。実は私、今回一緒に魔界へ行って貰いたい人がいるの。だから・・お願い、彼と私を魔界の門へ連れて行ってくれる?」

「え・・・?ジェシカ・・・。彼って・・・一体誰の事なんだい?」

マシューは身体を起こすと、突然覆いかぶさるような姿勢で私を見下ろしてきた。

「あ、あの・・・。マシューも多分会った事がある人だとは思うんだけど・・・ノア先輩達と一緒に『ワールズエンド』に来た人で・・・レオって名前の人なの。その人と、この間偶然セント・レイズシティで再会して、私が魔界へ向かう話をしたら、一緒に付いてきてくれる事になったのよ。・・・ごめんなさい、マシューに何の相談もせずに、2人で勝手に話を進めて・・・。」

マシューは私に覆いかぶさるような姿勢のまま、じっと話を聞いている。何だか彼の様子がおかしい。マシュー・・?一体どうしてしまったのだろう・・・?

「あ、あの・・・マシュー・・?」

「ジェシカ・・・。そうか・・・。俺以外にも、魔界へ向かう相談が出来る人物が他にもいたんだね。」

 何故か寂しそうに言うマシュー。
そして私から身体を外し、再び地面にマシューは横たわると言った。

「ジェシカを・・・・1人で魔界へ行かせなくて済むのはすごく俺にとっても歓迎すべき事なんだけど・・・。」

「マシュー・・・?」

マシューは顔を両腕で隠すと、私に背を向けた。

「どうしたの?マシュー?」
私は身を起こして、マシューに声をかけた。

「・・ごめん。こっち・・・見ないでくれるかな・・・。今の俺・・ジェシカには見せられない様な酷い顔してると思うから・・。」

え?一体マシューは突然何を言っているのだろう?こっちを見ないでと言っている。けれど・・。
私は後ろを向いたままのマシューに声をかけた。
「マシュー。ひょっとして・・・私がマシューに何の相談もしないでレオに魔界へついて来てもらう話を進めていた事に・・・怒ってるの?」

「・・・。」

マシューからの返事は無い。

「マシュー・・・。勝手な事をしてごめんなさい。でも、ひょっとすると・・・もうすぐ貴方に会えなくなる日が来るかもしれないから、出来れば顔を見せて欲しいんだけど・・。」

「・・・違うんだ。」

マシューは顔を両腕で隠しながら言った。

「違うって・・・何が?」

「俺は・・・口では何ともない素振りで今迄ジェシカに接していたけれど・・。本当は心の何処かで、ジェシカの周りにいる男達に・・嫉妬していたのかもしれない・・・。今だって・・ノア先輩にも嫉妬しているし、一緒に魔界へ付いて行くというレオって言う男にも・・余程、ジェシカは信頼を寄せているんだろうなって思うと・・。我ながらつくづく自分が嫌な男だと思っているんだ。」

「あ・・あのね・・マシュー・・。」
何と声をかければ良いのか分からなかったが私は彼の名を呼んだ。

すると—。
突然マシューは起き上がり、気が付けば私はマシューに組み伏せられていた。
彼の瞳には大きく目を見開いた私の姿が映っている。

「マ、マシュー・・・?」

「ジェシカ・・・俺は・・・。」

マシューの目が何かを必死で訴えているように見える。するとそっとマシューが顔を近付け、軽く私の唇に触れるとすぐに顔を離した。

「・・・。」
私は黙ってマシューを見つめる。

「俺の事・・・拒まないの?」

マシューが小さな声で尋ねて来た。その声は・・・少しだけ震えている。

「拒むわけ・・・無いでしょう・・?」
私はじっとマシューを見つめながら言った。
だって、貴方はこれから身の危険を冒してまで私を魔界の門まで連れて行ってくれる人なのだから―。

「ジェシカ・・・。大好きだよ。」

 私は瞳を閉じた。するとマシューはそのまま私の上に覆いかぶさり・・・。
桜が散りゆく下で、私達は身体を重ねた—。



 時刻は夜の10時—。
私とマシューは門限も校則も破り、セント・レイズシティの港に立っていた。ここで私達はレオが来るのを待っているのだ。
 あの後、マシューは魔法を使い、レオに連絡を入れてくれた。
そして私達はこの場所で落ち合う事に決めたのだった。

「ジェシカ・・・。本当は俺はレオの協力は断ろうかと思っていたんだよ?何と言っても・・これは危険な行為だから。」

マシューは海を眺めながら私に言った。

「でも・・・マシューが言ったんだよね?もっと色々な人の手を借りる様にって。私の為には命を懸けてくれるくれるような人達が周りに沢山いるって・・・。あ、でも命を懸けて迄助けて欲しいとは思っていないけど・・。」
私がその話を言うと、マシューは顔を赤らめた。

「ジェシカ・・・!俺が言っていた言葉。聞いていたのかい?!てっきり・・眠っていたとおもっていたのに・・・。」

「うん、ちゃんと聞こえてたよ?だからレオに協力をお願いしたんだから。」

「そうか・・。でもあの時、彼もジェシカを助ける為に必死になっていたからね。俺も・・レオにならジェシカを託せるかな?」

マシューは私を見て微笑んだ。
もう・・彼には先程の憂いは無かった。そう、私はマシューに抱かれた事を少しも後悔等していない。

 やがてレオがもうすぐここにやって来る。そして私達は3人で『ワールズエンド』へ向かう事になるのだ—。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

貴方へ愛を伝え続けてきましたが、もう限界です。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:5,117pt お気に入り:3,807

転生した魔術師令嬢、第二王子の婚約者になる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:8,505pt お気に入り:2,403

転生したら捨てられたが、拾われて楽しく生きています。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:11,858pt お気に入り:24,902

私の愛する人は、私ではない人を愛しています

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:14,513pt お気に入り:6,620

野垂れ死ねと言われ家を追い出されましたが幸せです

恋愛 / 完結 24h.ポイント:17,253pt お気に入り:8,677

レディース異世界満喫禄

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,975pt お気に入り:1,177

目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです

恋愛 / 完結 24h.ポイント:16,656pt お気に入り:3,110

処理中です...