目覚めれば、自作小説の悪女になっておりました

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売

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第3章 3 悲しみに満ちた逢瀬の時間 (イラスト有り)

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1

 次の日—。

「「おはよう、ジェシカ。」」

何故か地下牢にノア先輩とヴォルフが同時に現れたのだ。

「え?え?一体・・・どういう事?!」
私はすっかり面食らってしまい、交互に2人の顔を見た。

「僕から説明するよ。」

ノア先輩が言った。

「昨日、家に戻った後フレアの帰りを待っていたら彼がやってきたんだよ。ジェシカ・・・君がヴォルフにフレアともう一度話をさせて貰いたいって頼んだそうだね?」

「は、はい・・・。」

「実は、フレアは上層部の幹部なんだ。昨日は重大な会議があったらしく・・・その会議に参加する為に家を出た切り・・とうとう今日になっても帰って来なかったんだよ。こんな事は初めてだった。ジェシカの事を話そうとずっとフレアの帰りを待っていたんだけどね。」

ノア先輩は肩をすくめて言った。

「ああ、今までにフレアは何回か会議に参加したことはあったが・・・日をまたいで会議が続いた事は今迄一度も無かったんだ。・・・何だか嫌な予感がするな・・何事も無ければいいが・・・」

ヴォルフが腕組みをしながら言った。

「ヴォ、ヴォルフ・・・。」

私が不安げな顔で見つめると、途端にヴォルフは慌てた。

「す、すまん。悪かった。だから・・・・そんな顔するなって。」

ヴォルフの手が伸びてきて、私の頭を撫でようとした時・・・。

「ねえ、前から言おうと思っていたんだけど・・・ジェシカにあまり馴れ馴れしくしないでくれないか?」

イライラした口調でノア先輩が言った。

「ああ?何だって?俺がいつジェシカに馴れ馴れしくしたって?」

「今、ジェシカに触れようとしただろう?」

「それが一体どうしたと言うんだよ。大体・・・お前にはフレアがいるだろう?俺とジェシカの事で、口を挟む権利などお前には無いと思うがな?」

「何だって・・・。俺とジェシカだって・・・?」

 何だか険悪な雰囲気になって来た・・・。ノア先輩とヴォルフが今鉄格子の中にいる私の前で激しく睨みあいをしている。
「あ、あの・・・2人とも・・・。落ち着いて・・・。」

「「大丈夫、落ち着いている。」」

同時にこちらを振り返り、声を揃える2人。おお・・息がぴったりだ。まるでグレイとルークのようなシンクロ率である。

「で、でもノア先輩。嬉しかったです・・・・。もう一度ノア先輩にこうして会えてお話出来たのですから。ひょっとすると、昨日で会えるのは本当に最後になるのではと思っていたので。」
私が笑顔で言うと、ノア先輩は頬を染めて私を見た。

「ジェシカ・・・本当に・・・?本当にそんな風に思っていてくれたの?ありがとう。とても嬉しいよ。」

そして私の側に近付こうとして・・・。

「おい、ジェシカに近寄るな。」

ヴォルフがその前に立ち塞がった。

「な・・何するんだよ!」

ノア先輩が抗議するとヴォルフはフンと鼻を鳴らした。

「何度も言わせるな。フレアにプロポーズした男が・・・別の女に言い寄るなんて・・・男としてお前は最低だ。そんなヤツをジェシカに近付けるわけにはいかない。」

「ヴォ、ヴォルフ・・・。」
ああ!な、何て事を言うのだろう。これでは・・・ノア先輩を説得する処か・・・。よし、もうこうなれば・・・。

「ねえ、ヴォルフ。」

「何だ、ジェシカ?」

私が呼びかけるとすぐにこちらを振り向いて笑顔になるヴォルフ。え?一体どういう変わり身の早さなの?それに・・何だか初めて会った時よりも随分物腰が柔らかになった気がするのだけど・・?

「あの・・・悪いけど、ノア先輩と2人だけで話をさせて貰えない?お願い。」

「何だって?ジェシカ・・・。あいつと2人だけで話がしたいのか?俺は・・そんなに邪魔な存在か?」

え?な、何?その目つき・・・金色に光り輝いているヴォルフのその目つきは・・・まるで捨てられた猫のようにも見える。

「じゃ、邪魔と言うか・・・ノア先輩と2人でじっくり話がしたくて・・・。」

「じっくり・・・。」

項垂れるヴォルフとは対照的に上機嫌でノア先輩は私を見つめている。

「さあ、ジェシカはああ言ってるんだ。分かっただろう?君はフレアの家にいなよ。もし・・彼女が帰って来る気配を感じたらすぐに僕に知らせてくれよ?」

「何だって?!何故俺がそんな真似を・・・!」

ヴォルフがノア先輩を睨みつけた。

「あれ?そんな事・・・言っていいの?考えてもみなよ。もし、僕がジェシカとここで会っている現場をフレアに見られたら・・どうなると思う?きっとフレアの事だ。僕は彼女に咎められるだけですむだろうけど、ジェシカの場合は・・・?ただで済むと思うの?」

ノア先輩が涼し気な顔でヴォルフに言う。

「う・・・。わ、分かった・・・お前の言う通りにする・・・。」

ヴォルフは悔しそうに言うと私の方を見つめた。

「・・・また後でな、ジェシカ。」

「うん・・・。ありがとう、ヴォルフ。・・・分かってくれて。」

「あ、ああ・・。」

 それだけ言うとヴォルフは姿を消した。
2人きりになるとノア先輩はわたしのすぐ側まで近付くと鉄格子に触れた。

「ジェシカ・・・。こうして2人きりで会っているって言うのに・・・僕達の前には・・こんな邪魔な鉄格子があるなんて・・・。」

ノア先輩は深い溜息をつきながら言う。

「ノア先輩・・・でもヴォルフはこの鉄格子の中に入ってこれましたよ?」
そう、何故かヴォルフはこの鉄格子の中と外を自由に出入り出来ているのだ。フレアもそうだったけど・・・やはり上級魔族だからであろうか?

「ヴォルフ・・・随分君は彼と親し気なんだね?でも・・・分かってるの?君を騙してここに閉じ込めたのは・・・彼なんだよ?」

ノア先輩は恨めし気な眼つきで私を見た。

「それはまあ、確かにそうですが・・・。でもヴォルフはフレアさんからの命令で仕方なく・・・けど、私が無事にここまで来る事が出来たのも、ヴォルフのお陰なんですよ?ナイトメアに狙われた時だって、彼がいなければ・・・。」
私の言葉にノア先輩が反応した。

「何?ナイトメアだって・・・?ジェシカ、そんなものに襲われたの?」

ノア先輩は眉を潜めた。

「ノア先輩も・・・知ってるんですか?ナイトメアの事。」

「話は聞いたことがあるけど・・・。本当にそんなものが存在していたんだ・・・。酷い悪夢を見せて、魂を奪うって言われているけど・・ジェシカ。余程怖い悪夢を見せられたんだね?」

ノア先輩は鉄格子から手を伸ばし・・・私の髪に触れた。

「本当は君に直接触れたいけど・・・・。もう僕の身体はすっかり魔族のように冷え切ってしまったからね・・・。」

フッと寂しげにノア先輩は笑みを浮かべた。あれ?そう言えば・・・。

「そう言えば・・・どうしてヴォルフの身体は・・・冷たくないんだろう・・?」
今迄気付きもしなかった。私はもう何度もヴォルフの身体に触れた事があるのに、彼の身体はちっとも冷たくは無かったのだ。

「何?ジェシカ・・・ひょっとしてヴォルフに身体を触れさせたことがあるの?」

ノア先輩が顔を上げて至近距離で私を見つめて来た。
「あ、あの、触れさせたと言うか・・・抱き締められた事なら・・ありますけど?」

「な、何だって?!」

大袈裟に驚くノア先輩。

「な、何故そんな事させるのさ?!」

「べ、別にさせたわけじゃ無いですよ。ただ、泣いてる私を慰める為にヴォルフが・・・そう、本当にただそれだけの話ですっ!」
あ~もう、こんな不毛な話をしている場合じゃ無いのに・・・。私とノア先輩がこうして2人きりで話せる時間は限られているというのに。

「ノア先輩、こんな事話してる場合じゃ無いですよ。お願いです、どうかもう一度だけ私と人間界へ帰る話・・・考えて下さい!」

私は頭を下げた。

「え?2人きりで話がしたいって・・・その話だったの?」

「はい、そうです。私・・・ヴォルフから話を聞いてしまったんです。ノア先輩・・・この魔界で女性達の相手を・・・させられてきたんですよね?」

「ーッ!」

ノア先輩の息を飲む気配を感じた—。




2

ノア先輩は俯いて下を向いてしまった。
「あ、あの・・・ノア先輩・・・?」

「そうか・・・。知ってしまったんだね・・。僕が魔族の女達を相手に身体を差し出していた事を・・。」

ノア先輩は声を震わせながら苦しそうに言った。

「ノア先輩・・・。」
どうしよう、私はまた余計な一言を言ってしまったのかもしれない。

「僕を・・・軽蔑するよね?ジェシカ。」
ノア先輩は悲し気に私の顔を見ると言った。

「!そ、そんな・・・・!軽蔑だなんて・・・!」
そう、むしろ私がノア先輩に思うのは軽蔑では無く・・・同情だ。子供の時から・・・そして魔界に来てもそんな辛い目に遭わされていたなんて・・。

ノア先輩は話を続けた。

「でも・・・この魔界で生きていく為には・・仕方無かったんだよ・・。だけど・・正直、辛い行為だった。だって・・・彼女達の身体は・・・まるで氷のように冷たい身体をしているんだもの・・・。だから彼女達を相手にした後は大抵、僕は体調を崩して寝込んでしまったけどね。」

何て酷い話なのだろう・・・。聞いてる自分の胸が締め付けられそうだ。
「ノア先輩・・・私の事・・・憎んでもいいですよ・・・。」
私は唇を噛み締めながら言った。

「え?何を言ってるの?ジェシカ。」

ノア先輩の目が見開かれた。

「だ、だって私を助けるために魔界の花と引き換えに先輩は自分を差し出したんですよね?私を助けたばかりに・・・。」
そうだ、マシューだって・・・。私と関わらなければ命を落とさずに済んだのだ。

「それは違うよ、ジェシカ。僕は自分から志願したんだから。」

「いいえ、違っていません。私と・・・関わらなければノア先輩は魔界に来る事も無かったし、魔族の女性達を相手にする事も無かったんですよ?私を・・どうか憎んで下さい・・・。」

「僕は今迄一度もジェシカと関わらなければ良かったなんて思った事は無いよ。いや・・むしろ、出会えて良かったと思ってる。だって君は僕の女神なんだから。」

「私は女神なんかじゃ・・・!」

そこまで言いかけた時、私は続きを話す事が出来なくなった。何故なら突然ノア先輩が鉄格子越しから手を伸ばし、私の顔を引き寄せると冷たい自分の唇を押し付けてきたからだ。
ひんやりと冷え切った冷たい唇のノア先輩。なんて冷たい・・・。まるで押し付けられた自分の唇から体温を奪われていくかのように・・。でも私はノア先輩からの口付けを拒絶しなかった。だって・・・ノア先輩が泣いていたから。そしてその冷たい唇が震えていたから・・。



「ん・・・。」

やがてノア先輩がゆっくりと唇を離して言った。

「ごめんよ、ジェシカ・・・・。冷たかっただろう・・・?僕の身体はすっかり冷えた身体になってしまったというのに・・・君に触れれば凍えさせてしまう事は分かっているのに・・それが例え鉄格子越しでも今だってこんなにも僕はジェシカに触れたいと思っている・・・。その気持ちを抑える事が・・今も出来なくて、つい・・。」

ノア先輩はグリーンの瞳を切なげに震わせながら私の髪の毛に触れた。

「ノア先輩・・・・。」

「だけど、だけど僕は・・・・フレアを捨てる事は出来ない・・・!」

ノア先輩は血を吐くように言った。

「確かにフレアは僕をここへ連れて来た張本人だ。・・・本来ならあの花を盗んだ時点で、僕達はその罪で全員裁かれてもおかしくない状況だったんだ。それを見逃してくれたのが・・フレアだったんだよ。彼女は・・・とても寂しい女性だったんだ。僕と良く似ていた境遇に置かれていたんだよ。お互い両親からは愛されずに育ってきたんだ・・・。だから僕はフレアの側にいようと決めたんだ。だけど、僕をこの魔界へ連れてきた時に、運が悪い事に他の魔族の女達に見つかって・・・口止めとして僕を差し出す様に女達は命令してきたんだよ。でも・・・当然フレアはそれを拒絶した。」

え?そうだったの?私はてっきり・・・自分の身を守る為にフレアがノア先輩を差し出したのだとばかり思っていたけど・・・。

「魔界へ人間を連れてくる事は重罪らしいね。フレアは訴えたければ訴えろと言ってくれたよ。どんな罰が下るかも分からないって言うのに・・・。だから、僕は口止め料として自分から進んで彼女達に身体を差し出す事を選んだんだよ。」

悲し気に微笑むノア先輩。

「え・・・?な、何故そんな事を引き受けたのですか?!もし、もし・・・フレアさんが訴えられていたら、ひょっとするとノア先輩は人間界へ戻して貰えていたかもしれないじゃないですか!」
ノア先輩は・・何て愚かな選択をしてしまったのだろう。あのままフレアが訴えられていれば、きっと今頃は平穏無事に暮らしていけたのに・・・。

「いや、きっとそれは無理な話だったと思うよ。」

「無理・・・?な、何故そう言い切れるのですか?」

「だって彼女達は僕とフレアの前で言ったんだ。フレアを訴えた後・・・誰が僕を家で囲うかって。」

「!」
余りの衝撃に私は言葉を無くした。

「フレア以外の魔族の女達の手に堕ちたら・・・僕はおもちゃにされていたに決まっている。だけど・・・フレアなら絶対にそんな事はしない、そう確信出来るんだ。だから僕はフレアの家からは離れないけど、代わりにこの身体を差し出す事にしたんだよ?」

「ノア先輩・・・。」

「そしてどういう理由なのかは分からないけど、ここ一月程は全く女性達の相手をする事が無くなったんだ。フレアは何も言わないけど・・・きっと彼女のお陰だと僕は思っている。」

ノア先輩はああ言ってるけども・・・・。
「でも・・でも・・・そんなの分からないじゃ無いですか・・・。今は何が原因でノア先輩が望まぬ行為を強いられていないかもしれないですが・・・?この先は?これからもずっと今の状況が続くと思っているんですか?」

「ジェシカ・・・。」

ノア先輩は困ったように私を見つめている。

「お願いです、ノア先輩。どうか・・どうか・・・人間界へ戻して貰えるようにフレアさんを説得して下さい。私じゃ何の役に立たないかもしれないですが・・・私と引き換えにしても構いませんから!」
そうだ、ノア先輩が人間界へ戻れるのなら私は魔界に残ったって構わない。だっていずれにしろ人間界へ戻った段階で私は掴まり、裁かれて流刑島へ送られる事は決まっているのだから。その囚われの場所が流刑島から魔界へと変わるだけなのだ。

「な、何を言ってるのジェシカ。そんな事出来るはずが無いだろう?!」

「で、でも・・・私は少しでもノア先輩の役に立ちたく・・・んっ!」
そこで再び私の言葉は封じられた。ノア先輩が二度目の口付けをしてきたからだ。
「ノ、ノア先輩・・・。」

口付けをしながら、吐息を漏らすようにノア先輩はくぐもった声で言った。
「今だって・・・役立ってくれているよ、ジェシカ・・・。」

そして私から身体を離すと言った。

「ジェシカ、君が今僕の手の届く場所に居てくれている・・それだけでもう君は僕の役に立ってくれているよ。だから・・・もういいんだ。」

ノア先輩はフッと笑いながら言う。

「もういい・・・?何がもういいんですか・・・?」
私は目に涙を浮かべ、震える身体を押さえながら尋ねた。何だろう、すごく嫌な予感がする・・・。

「もう一度だけ、生身の身体でジェシカに会えた・・・・。それだけでもう僕は十分幸せだよ。だから・・・もういいんだよ。ジェシカ、僕がフレアに頼んであげるね。君を魔界から返して貰えるように。その代わり、僕はずっとフレアの側にいるからって・・。」

「ノア先輩・・・。」

「フレアはいつも体調を崩した僕を看病してくれた。僕は・・彼女に恩義があるんだ・・。だからフレアを・・・。」

その時―私達の背後から冷たい女の声が聞こえた。

「ふ~ん・・・恋人たちの逢瀬の時間って訳ね・・・・。」

私とノア先輩が振り返ると、そこには憎悪に満ちた目でこちらを睨み付けているフレアと・・・申し訳なさそうに後ろで立っているヴォルフの姿がそこにあった―。

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