目覚めれば、自作小説の悪女になっておりました

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売

文字の大きさ
212 / 258

第6章 6 聖女の祝福 (イラスト有り)

しおりを挟む
1

『ワールズ・エンド』へ到着した私達は目の前に広がる光景を見て息を飲んだ。
美しかった平原は無数の醜い魔物達によって踏み荒らされ、森の木々は破壊の限りを尽くされていた。
そして一番恐れていた事・・・それは人間界と魔界を繋ぐ『門』が無残に破壊されていた事だった。

『門』の付近では大勢の聖剣士達と神官、そして何処から来たのか魔術師の姿をした者達や・・・腕に覚えのある学生達が必死になって魔物の群れを相手に戦っていた。中には見知った学生の姿もある。

<くそ・・っ!一足遅かったかっ!門が・・・破壊されているっ!>

ヴォルフが悔しそうに言った。

「あ・・あれじゃもう・・・魔界と人間界を閉じる事なんて出来ないじゃ無いかっ!」
ダニエル先輩も悲鳴じみた声を上げた。

「そ、そんな・・・・。門が・・・門が壊されるなんて・・・・。」
知らない、私は・・こんな話知らないっ!ここは私の作り上げた小説の世界だったはず・・・・。私は小説の中でこんな話は書いていない。『門』が破壊される事なんてそもそも前提に考えた事すらなかった・・・っ!

<偶然かもしれないが・・・もしかすると第1階層に落とされた・・・高位魔族が・・まだ自我が残っていてあの門を破壊したのかもしれない・・・っ!>

ヴォルフが悔しそうに言う。

「そ、そんな事よりも早く・・速く魔物達を倒さないとっ!ここで僕たちが食い止めなくちゃ、『ワールズ・エンド』から人間界へ魔物達が飛び出しちゃうよ!そんな事になったら・・魔力を持たない人々が・・・・っ!」

そう、ダニエル先輩の言う通りここで魔物を食い止めなくては人間界へ魔物達が溢れてしまう。そうなると・・・この世界は・・・っ!

<ジェシカッ!やはり・・・お前はここにいたら危険だっ!何処か安全な場所へ身を隠さなくては・・・っ!>

ヴォルフが私に言う。

「そ、そんな事言ったって安全な場所なんて何処にあるのさっ!僕達の側にいた方がかえって安全なんじゃ無いかっ?!」

「「ジェシカーッ!!」」

するとそこへ遅れてデヴィットとアラン王子が馬に乗って駆けつけて来た。

「ジェシカ、大丈夫だったか?!」

デヴィットは馬からヒラリと飛び降りて、駆け寄って来ると私を強く抱きしめて来た。

「「おい!ジェシカに触るなッ!!」」


・・・こんな場面でも相変わらずなアラン王子とダニエル先輩。

そしてデヴィットが言った。

「ジェシカ・・・必ず俺が守るから・・・絶対に俺の側から離れるな。いいか?」

<お、おい!魔法が使えないジェシカをここに留めておくつもりなのかっ?!正気かっ?!>

ヴォルフが焦ったように言う。

「勿論・・・正気だ。何故ならジェシカは・・・俺の聖女なのだからなッ!聖女がいる聖剣士は・・・誰よりも強くなれるんだっ!」

「ああ・・・そう言えばそうだったよな。ジェシカ。お前も・・・俺の聖女だ。だから・・絶対に俺達の側から・・・離れるなよ?」

アラン王子も言う。

そしてデヴィットとアラン王子が剣を引き抜いた。

デヴィットが言う。

「ジェシカ・・・これは聖剣士だけが持つ事の出来る剣だ。これに・・・聖女であるお前の祝福を授けてくれ。」

「ああ、俺の剣にも頼む。」

アラン王子も私に聖剣士の剣を差し出してきた。そして・・・気が付いてみると私の左腕と、デヴィットとアラン王子の右腕がいつの間にか光り輝いている。

「剣に祝福を授けるって・・・一体どうすればいいのですか?」
震える声で2人に尋ねた。

「「この剣に聖女の口付けを与えてくれ。」」

デヴィットとアラン王子が同時に言う。剣に口付けを・・・?良く分からないまま私は2人から剣を受け取り、試しにそれぞれのグリップに口付けをし、2人に手渡した。
すると・・・今まで何の変哲も無かった剣が突然青白く輝きだした。え・・・?これは一体・・・?

デヴィットは剣を構えると言った。

「・・・聖女によって新しい命を吹き込まれた・・・『祝福の剣』だ・・。聖剣士の言い伝えになっていたが・・・まさか俺がこの剣を手にする事が出来るとはな。」

デヴィットは光り輝く剣を握りしめると言った。

「ありがとう、ジェシカ・・・。お前に出会えて本当に俺は恵まれている。」

「ああ、そうだな。ジェシカ。やっぱり俺とお前は切っても切れない絆で結ばれているって事だ。ジェシカ。全て終わったら・・・結婚しよう。」

アラン王子がどさくさに紛れてまたもやおかしな事を言っている。

「「「それは駄目だっ!!」」」

いつの間にか元の姿に戻っていたヴォルフも交えて声を揃える3人。
・・・こんな時でも・・・彼等は相変わらずだ。


「ジェシカッ!俺とアラン王子から・・・絶対に離れるなよ?」

デヴィットが言う。だ、だけど・・・。

「あ、あのっ!私が側にいたら自由に戦えないじゃないですかっ!私・・・はっきり言ってお荷物状態ですけど?!」

慌てて私は叫ぶ。私がこんな事を言うのは訳がある。何故ならデヴィットは私を自分の肩に担ぎ上げているのだから。・・・いわゆるお姫様抱っこでは無く、お米様抱っこである。

「大丈夫だ。絶対に落とさないから安心しろ。」

「そ、そんな・・・安心なんて出来るはずないじゃないですかっ!」



「そうだ、デヴィット。お前・・・ジェシカの担ぎ方がなっていない。俺の方が上手に担ぎ上げる自信がある。さあジェシカ。俺の方へ来い。デヴィットよりも安定感のある担ぎ方をしてやるぞ?」

笑顔で私に両手を広げるアラン王子。


「ヴォ・ヴォルフ・・・・。」

私は涙目になってヴォルフに助けを求めた。

「そうかそうか、やっぱりジェシカは俺が一番いいんだな?よし、分かった。さあ、こっちへ来いよ。ジェシカ。」

ヴォルフはニコニコしながら両手を広げた。

「と言う訳で降ろしてください、デヴィットさん。」

私が言うと、彼は心底傷ついた顔をする。

「ジェ、ジェシカ・・・。お、お前は・・聖剣士よりも・・・魔族の男の方が・・いいのかっ?!」

「そうだっ!ジェシカッ!人間は人間同士で一緒になる方がお互いの為なんだぞっ!」

またもや訳の分からない持論を言うアラン王子だが・・・・。

「どうか、私の事は気にされずに魔物達と心置きなく戦って来てくださいッ!」

私はヴォルフにしがみ付きながら言った。
冗談じゃないっ!あんな担がれ方をしたら2人とも危ないに決まってるっ!オオカミの姿になれるヴォルフの側にいるのが一番安全だ。

「くっそ~ッ!い・・・いくぞっ!アラン王子!ダニエルッ!」

デヴィットは剣を構えて馬にまたがると魔物の群れへ向かって馬を駆ってゆく。

「だから、俺に命令するなと言っているだろうッ?!」

アラン王子も馬に飛び乗ると後を追って行った。え・・・?馬に乗って・・・?なら最初から私を担ぎ上げる必要は無かったんじゃないの?!その事に2人とも気が付かないなんて・・・・。私は呆れて2人の背中を見送った。

「おい、確か・・・ダニエルだったか?お前は行かなくていいのか?」

ヴォルフがダニエル先輩を見て言った。

「いやだなあ~。僕は君の背中に乗ってここまで来たんだよ。馬なんか無いから彼等と一緒には行けないよ。と言う訳だから・・・」

そしてヴォルフを正面から見ると言った。

「さあ、早くオオカミの姿になって僕とジェシカを君の背中に乗せてよ。」

そう言ってニッコリ笑う。

「ま・・・全く・・・この魔族である俺にそんな口を利くなんて・・・人間のくせに・・・大した男だな。お前は・・・。」

ぼやきながらも一瞬でオオカミの姿へ変身するヴォルフ。そして私とダニエル先輩を背中に乗せると言った。

「いいか、振り落とされないようにしっかり掴まっているんだぞ?」

ヴォルフの言葉に私とダニエル先輩は頷く。

<よし・・・それじゃ行くぞっ!>

ヴォルフはオオカミの遠吠えをすると物の群れの中へと突っ込んで行った—。



2

大勢の聖剣士や学生達が魔物達の群れと戦っている最中、私とダニエル先輩を乗せた巨大なオオカミが現れると、途端に悲鳴が沸き起こった。

「うわああっ!また・・・新たな魔物がっ!」

「くそっ!こいつ等だけで精一杯だって言うのにっ!」

私達を敵と勘違いする人々が騒ぎ始めた。

<チッ・・面倒な・・・!おい!そこにいる人間共っ!俺はお前達の加勢に来たんだっ!全員耳を塞げッ!>

頭の中に直接話しかけて来るヴォルフの思念に皆は驚愕した。

「なんだっ?!魔物が頭の中で話しかけてきたぞっ?!」

「て・・敵じゃ無いのか?!」

聖剣士と学生達は半分パニックになっている。そこへデヴィットとアラン王子が叫んだ。

「大丈夫だ!あの魔物は俺達の味方だっ!」

「言う通りに両耳を塞げッ!」

デヴィットとアラン王子の言葉に従い、その場にいた全員が耳を塞ぐ。
それを見届けたヴォルフが咆哮を上げた。

すると凄まじい衝撃波が起こり、知性の低い魔物達が次々と倒れ、その姿が灰になって崩れていく。
何とヴォルフはたった1度の咆哮で、その場にいた魔物の群れを一掃してしまったのだ。

「すごい!ヴォルフ・・・。やっぱり貴方は頼りになるのね。」

私が感心して拍手をすると、ヴォルフは言った。

<ああ、そうだ。ジェシカ。俺は頼り甲斐があるだろう?だから選ぶなら俺にしておけよ。>

またまた本気なのか冗談なのか、ヴォルフが妙な事を言った。
そしてそれを聞いたデヴィット達がまた騒ぐ。

「おい!ふざけるなッ!ジェシカは俺の聖女だぞっ?!」

「違うっ!俺の后になるんだっ!」

「僕の領地に来るんだってばっ!」

そしてこの非常事態に再び彼等は口論を始める。ヤレヤレ・・・。
そんな私達の様子を遠巻きに眺めていた聖剣士や学生達は怪我の治療や、身体を休めたい等との理由で全員神殿に戻り、残されたのは私達のみとなった。
 
 オオカミの姿から元の魔族の姿へ戻ったヴォルフが言った。

「・・・どうする?今のところ・・人間界へ現れた第1階層の魔族達は多分・・・一掃したと思うが、こんなに門が破壊されてしまっては・・・。封印する事なんか出来ないぞ。それにまたいつ魔物の群れが出現するかもしれない。」

「交代でこの門を見張るしか無いんじゃ無いの?魔物が現れたらまた倒すしかなでしょう?」

ダニエル先輩が言う。

「いや、しかしそれではキリがないだろう。根本的解決には至っていない。」

デヴィットが言う。

「そうだな・・・。この門をもう一度元の姿に戻して、完全に門を閉ざさなければ・・・意味が無い。」

アラン王子が腕組みをしながら言う。

「だ、だけど・・・こんなに大きな門を・・・作り直すなんて。大体・・どうすればこの門を作る事が出来るのですか?」
・・・情けない事にこの小説の原作者である私が・・・何の解決策も見いだせないなんて・・・ッ!」

「俺が・・・第一階層で・・あいつらが人間界へ出てかないように見張れればいいのだが・・・。」

ヴォルフの言葉を私は遮った。

「駄目よっ!ヴォルフッ!貴方はもう魔界へ戻らないでっ!だ、だって・・・もし魔界へ戻ったら・・・今度こそ・・命を狙われてしまうに決まってるっ!死んで欲しくないのよ・・・。ヴォルフ・・・。」
思わず涙ぐんでしまった。

「ジェシカ・・・。そうだったのか?お前はやっぱりそこまで俺の事を思って・・・?」

ヴォルフは嬉しそうに笑うと、突然私をきつく抱きしめて来た。

「「「おいっ!ジェシカから手を離せっ!」」」

デヴィット達が同時に叫ぶ。

「おい、ジェシカは俺の聖女だ。お前などにはやらないぞっ!」

デヴィットがヴォルフを指さしながら怒鳴る。

「いーや、違うっ!ジェシカは俺の国へ来るんだっ!」

「来るのは僕の領地だよっ!!」

「駄目だっ!ジェシカは誰にもやらないっ!」

とうとうヴォルフまで参戦してきて口論が始まる。う・・。こんな事してる場合じゃないのに・・・。

「皆さんっ!落ち着いて下さいッ!」
我慢できずに私は叫んだ。途端に静かになる4人。

「いいですか?今考えなくてはならない事は、どうすればこの門を修復し、元の姿に戻して門を閉じるかと言う事なのでは無いですか?仲たがいしている場合ではありませんよ?」

「「「「・・・・。」」」」

全員が私の言葉にシンとなる。

「兎に角・・今はいつまた他の魔物達が現れるか分からないので、ここで常に見張りを立てておかなければなりません。デヴィットさん、アラン王子。」

私は2人に声を掛けた。

「何だ、ジェシカ?」

デヴィットが返事をする。

「・・・申し訳ありませんが・・・聖剣士の方々に引き続きこの門の見張りを交代で行って頂けないか・・・お願いして頂けないでしょうか?」

「あ、ああ・・・。そうだな。よし、王子の俺が言うんだ。断る輩なんているはずが無いだろう。それじゃ早速あいつらを説得に行くぞ、デヴィット。」

「フン、いくらお前が王子でも・・・果たしてこんな状況の門の番をするような奴が出て来るとは思えないが・・・・。」

デヴィットはそこまで言うと私の方を向き、大股で近付いてくるとピタリと足を止めた。

「な、何でしょうか・・・?デヴィットさん・・・・?」

「他なるお前の頼みだ。何とか他の連中を説得してくるからな?期待して待っていてくれ、ジェシカ。」

私の両手を握りしめるとデヴィットは言った。

「フン、何だよ。カッコつけちゃってさ・・・。」

ダニエル先輩は珍しく剣の手入れをしながら冷たい視線でデヴィットに言った。

「うるさい、ダニエル。お前はそこで門番をしていろ。・・・せいぜい魔物にやられないようにな。」

不敵な笑みを浮かべるとデヴィットはアラン王子の後を追って神殿へと向かった。

『ワールズ・エンド』に残された私とダニエル先輩、ヴォルフは破壊されつくした門を見上げた。

「・・・それにしても信じられないよ。・・・まさか封印の門が・・・破壊されてしまうなんて・・・。」

ダニエル先輩がポツリと言う。

「そう言えば・・・ヴォルフ。フレアさんは・・・どうしたの?」

するとヴォルフが何か歯切れが悪そうに言う。

「い、いや・・・。実は・・フ、フレアは・・・。」

「・・・?」
何だろう?ヴォルフの様子がおかしい。

「どうしたのさ?言いたい事があるならはっきり言ったら?」

ダニエル先輩がヴォルフに言う。

「わ・・・分かった。正直に言うよ・・・。実はフレアのお腹の中に・・こ、子供がいて・・・。」

ヴォルフの言葉に私は目を見開いた。

「え・・ええええっ?!フ、フレアさん・・・あ、赤ちゃんが出来たの?!」

「あ、ああ・・・。そうなんだ。」

ヴォルフは尚も言い淀む。

「ふ~ん・・。それで父親は・・・君なの?」

ダニエル先輩は言う。

「えっ?!」

「ほ、本当なの?ヴォルフッ!」
嘘ッ!そんないつの間に・・・っ!

「違うっ!父親は俺じゃないっ!」

ヴォルフは喚く。

「え・・・?そ、それじゃ・・・まかさ・・・?」
私は声を震わせながら尋ねた。

「ああ・・・。父親は・・・ノアだ。」

ヴォルフの発言に一番驚いたのはダニエル先輩だ。

「う・・・・嘘だろうっ?!ノ・・ノアが・・魔族の女と?!そ、そんな・・・信じられないよ・・・。」

何故か腰を抜かしてしまうダニエル先輩。・・・どうしてそこまでショックを受けるのだろうか?もともとノア先輩は魔界にいた時にフレアにプロポーズをしている訳だし・・・・。

「お腹の中に赤ちゃんがいるなら、人間界へ来るのは無理だったかもね。でも・・ここにヴォルフが来れたって言う事は・・・呪いが解けたって事よね?・・良かった・・・。」

私が涙を浮かべながら言うと、ヴォルフは何故か曖昧な笑みを浮かべて笑うのだった・・・。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます

山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。 でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。 それを証明すれば断罪回避できるはず。 幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。 チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。 処刑5秒前だから、今すぐに!

《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 日曜日以外、1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!! 2025年1月6日  お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております! ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします! 2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております! こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!! 2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?! なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!! こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。 どうしよう、欲が出て来た? …ショートショートとか書いてみようかな? 2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?! 欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい… 2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?! どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…

ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。 最強主人公はイケメンでハーレム。 脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。 落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。 =主人公は男でも女でも顔が良い。 そして、ハンパなく強い。 そんな常識いりませんっ。 私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。   【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

処理中です...