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3−2 2日目の朝の出来事
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ユベールに連れられてダイニングルームへ行くと、大勢の令嬢たちが4~5人掛けの円卓テーブルを囲んで楽しげに食事をしていた。彼女たちは皆魔石探しのグループに別れて食事をしているようで、1人きりで食事をしている人物はいなかった。
「え…?そんな、昨日まではこんな座り方をしていなかったのに…?」
昨日までは大きな長方形のテーブルに全員で着席して食事をするスタイルだったのに何故?するとユベールが言った。
「昨夜から食事時の座り方が変更されたのだ。恐らく相手に自分たちの手の内を見せないためにグループ同士で座って食事をする形式に変更したのだろう、アンリ王子の仕業だろう」
「ああ…そうなのですね」
ユベールは意味深な笑みを浮かべて私を見た。
「良かったな、俺がお前を誘いに来て。そうでなければお前は1人で食事をすることになったのではないか?」
「…」
私は黙ってユベールを見た。…おかしい。私の今まで知っている過去のユベールはこんな意地悪な言い方をした事はなかった。必要最低限の会話しかしない人物だった。これは…ひょっとして今まで以上に私がユベールに積極的に関わって来た為に少しは私に心を開いてくれるようになったのだろうか?私は前向きに捉えることにした。
思わず笑みを浮かべてユベールを見る。
「何だ?お前。ニヤニヤ笑ってこっちを見るな。不気味だろう?」
露骨にいやそうな目で私を見る。…前言撤回。やはり私とユベールの距離は少しも縮まっていないようだ。そこで気を取り直して私は言った。
「ユベール様。あの中央のテーブル席が空いているようなのであそこに座りませんか?」
「ああ、そうだな」
ユベールがテーブルに向かって歩き出したので、私もその後に続いた。テーブルに着くとユベールが言った。
「よし、シルビア。ここで待っていろ。食事を貰ってくるから。」
「え…?」
私はユベールを見た。
「何だ?どうした?珍妙な顔をして…」
う~ん…珍妙な顔と言われたのが若干気になるけれども…。
「あの、もしかして食事を持ってきてくださるのですか?」
「ああ、そうだ。俺は男で一応お前は女だからな。こういう場合は男が取ってくるものだろう?」
ユベールは食事が並べられているテーブルを見ながら言う。
今朝からセルフサービス形式になったのだろうか?正面には食事の乗った大皿がテーブルの上に並べられ。それをトングで各々自分の皿に乗せていく形式が取られており、爵位が高い令嬢達は格下の爵位の令嬢か、連れてきている侍女やメイド質に自分の分の食事を取りに行かせている。
「すみません。どうもありがとうございます」
「別に気にするな。それよりお前は何か好き嫌いはあるか?」
「いえ、特にありません。なんでもよく食べますよ」
「そうか、なら安心した。では待っていろ」
ユベールはそれだけ言うと、食事の置かれたテーブルに向かっていく。それを見届けていると、不意に私の視界が暗くなった。
「え?」
何だろう?不思議に思って顔をあげると、そこには私を睨みつけるようにコーネリアが立っている。
「どうしたの?コーネリア」
するとコーネリアが言った。
「シルビア、貴女魔石を持っているでしょう?返しなさい!それは私のものよ!」
「え…?」
いきなり訳の分からない事を言われて私はコーネリアを見た。そして周囲にいた令嬢達も何事かと言う目でこちらを向いている。
いつの間にか私達は注目を浴びていた―。
「え…?そんな、昨日まではこんな座り方をしていなかったのに…?」
昨日までは大きな長方形のテーブルに全員で着席して食事をするスタイルだったのに何故?するとユベールが言った。
「昨夜から食事時の座り方が変更されたのだ。恐らく相手に自分たちの手の内を見せないためにグループ同士で座って食事をする形式に変更したのだろう、アンリ王子の仕業だろう」
「ああ…そうなのですね」
ユベールは意味深な笑みを浮かべて私を見た。
「良かったな、俺がお前を誘いに来て。そうでなければお前は1人で食事をすることになったのではないか?」
「…」
私は黙ってユベールを見た。…おかしい。私の今まで知っている過去のユベールはこんな意地悪な言い方をした事はなかった。必要最低限の会話しかしない人物だった。これは…ひょっとして今まで以上に私がユベールに積極的に関わって来た為に少しは私に心を開いてくれるようになったのだろうか?私は前向きに捉えることにした。
思わず笑みを浮かべてユベールを見る。
「何だ?お前。ニヤニヤ笑ってこっちを見るな。不気味だろう?」
露骨にいやそうな目で私を見る。…前言撤回。やはり私とユベールの距離は少しも縮まっていないようだ。そこで気を取り直して私は言った。
「ユベール様。あの中央のテーブル席が空いているようなのであそこに座りませんか?」
「ああ、そうだな」
ユベールがテーブルに向かって歩き出したので、私もその後に続いた。テーブルに着くとユベールが言った。
「よし、シルビア。ここで待っていろ。食事を貰ってくるから。」
「え…?」
私はユベールを見た。
「何だ?どうした?珍妙な顔をして…」
う~ん…珍妙な顔と言われたのが若干気になるけれども…。
「あの、もしかして食事を持ってきてくださるのですか?」
「ああ、そうだ。俺は男で一応お前は女だからな。こういう場合は男が取ってくるものだろう?」
ユベールは食事が並べられているテーブルを見ながら言う。
今朝からセルフサービス形式になったのだろうか?正面には食事の乗った大皿がテーブルの上に並べられ。それをトングで各々自分の皿に乗せていく形式が取られており、爵位が高い令嬢達は格下の爵位の令嬢か、連れてきている侍女やメイド質に自分の分の食事を取りに行かせている。
「すみません。どうもありがとうございます」
「別に気にするな。それよりお前は何か好き嫌いはあるか?」
「いえ、特にありません。なんでもよく食べますよ」
「そうか、なら安心した。では待っていろ」
ユベールはそれだけ言うと、食事の置かれたテーブルに向かっていく。それを見届けていると、不意に私の視界が暗くなった。
「え?」
何だろう?不思議に思って顔をあげると、そこには私を睨みつけるようにコーネリアが立っている。
「どうしたの?コーネリア」
するとコーネリアが言った。
「シルビア、貴女魔石を持っているでしょう?返しなさい!それは私のものよ!」
「え…?」
いきなり訳の分からない事を言われて私はコーネリアを見た。そして周囲にいた令嬢達も何事かと言う目でこちらを向いている。
いつの間にか私達は注目を浴びていた―。
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