<番外編>政略結婚した夫の愛人は私の専属メイドだったので離婚しようと思います

結城芙由奈@コミカライズ連載中

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レベッカ一行の世界漫遊の旅 5 (ついに…再会?! 10 )

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 無事にロミオとレティオと再会を果たした私達は男色家船長に頼まれた買い物をすべて終わらせて船に戻ってきた。

「おう、帰ってきたのか」
「買い物は済んだのかい?」
「それがあんた達の馬か?」
「へぇ~毛並みが良いな?」

甲板で出港準備をしていた船員たちが次々と声を掛けてきた。
けれど…肝心の船長とセネカさんの姿は見当たらない。

「あの~…船長さんはどこでしょう?」

私は恐る恐る尋ねてみた。

「ああ、船長なら船長室だ」
「俺たち、全員甲板にいるように言われたんだ」
「今は立入禁止だぜ?」
「黒髪兄ちゃんも一緒だったな」

黒髪兄ちゃんとは言わずもがな、セネカさんのことである。

「「「……」」」

私、サミュエル王子、ナージャさんの3人は互いの顔を見渡した。


「ま、まさか…セネカさん…」

私が恐る恐る言えば…。


「ああ、これは…きっとあれだな」

頷くサミュエル王子。


「絶対にそうですよ!あぁ…覗いてみたいっ!」

とんでもないことを言うナージャさん。


「え?え?一体何のことですか?」

ただ1人、状況を何も理解できていないのはミラージュだ。
恐らくミラージュの頭の中では同性が同性に恋をしたり、あれこれ行為をすることなど考えられないのだろう。それはセネカさんに至ってもそうだ。
恐らくドラゴンの既成概念として本能に刻まれて?いるのかもしれない。

「それで…どうする?」

サミュエル王子が尋ねる。

「そんなのは決まっています!行くべきですっ!絶対に様子を見に行くべきです!」

興味津々のナージャさんはあわよくば覗き見したいという考えが見え見えである。

「う~ん…でも折角のお楽しみを邪魔してもいいのかしら…?」

「何ですか?レベッカ様。そのお楽しみ…というのは?」

やはりミラージュは何も理解していない


「いいえ!邪魔などでは決してありません!それよりも私達は出港し、レベッカ様のお母様の行方を探すという大事な任務があるのです!いつまでもこんなグズグズと迷っている暇はありません。ここは皆で様子を見に行きましょう!」

「ああ、そうだな」
「それもそうね」
「何のことやらさっぱり分かりませんが、行きましょう!」

こうして私達はナージャさんに強引に?押し切られる形で船長室に向かうことになった。



ギシッ…
ミシッ…

ついつい、足音が抜き足差し足になってしまう。

私達はナージャさんを先頭に、サミュエル王子、私、ミラージュの順番に並び、船室にある船長室を無言で目指していた。

やがて、船長室が見えてくると部屋の中から何やらうめき声?のような声が聞こえてくる。
私達はゆっくりなるべく足音を立てないように船長室に近付いた。

すると、声がきこえてきた。

「どうですか?ここがいいですか?」

セネカさんの声だ!

「あ、あぁ…そ、そこだ…」

船長の喘ぎ声?を耳にしたナージャさんは目の色を変えて船長室の扉に耳を押し当てる。

「それならここはどうですか?」

「ああっ!そ、そこ…!いい…っ!」

その言葉に反応したナージャさんがグイッと更に扉に身体を押し当てた時…

ガチャッ!

扉が開いて、私達は船長室の中になだれ込んでしまった―。
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