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レベッカ一行の世界漫遊の旅 5 (ついに…再会?! 16 )
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「う~ん…何処をどう歩いているのかさっぱり分かりませんねぇ…」
ナージャさんと2人でまるでジャングルのように生い茂った草木の中をガサゴソと進んでいた。
それにしても何と恐ろしい場所なのだろう…。
「きゃーっ!な、なんか今巨大なヒラヒラ舞う4枚の羽根の付いた生物が目の前を横切ったわっ!」
ナージャさんが先ほどからキャアキャアと騒ぐ。
うん、はっきり言わないだろうけど今のは蝶だった。けれどナージャさんはきっと認めたくはないのだろう。
だって、その蝶…私たちの顔よりも大きかったのだから!
どんなに美しい柄の蝶でも規格外れのサイズだと、美しいを通り越して、もはや不気味としか言いようがない。
「キャーッ!!い、今緑色の長く伸びた触角に、細い後ろ足が異常に発達した緑色の縦長の虫がぁーっ!ず、ず、頭上をびよ~んって飛んでいきましたっ!あ、赤ちゃんなみの大きさでしたっ!!」
またしてもナージャさんが悲鳴を上げた。
うん、きっとあれはバッタだな。しかもかなり巨大化した…。
「も、もう限界ですっ!!レベッカ様っ!あ、貴女のその素晴らしい神のような奇跡の力で何とかこのジャングルを抜け出せませかっ?!こ、このままでは心臓が持ちませんっ!」
ナージャさんがギャーギャー泣きわめきながら、私をガクガク激しく揺さぶる。
「ま、ま、待って下さいっ!い、今…何か方法を考えますからっ!」
そこで私は考えた。
「う~ん…」
「そうだ!いいことを考えつきましたよ!ロミオとレティオを呼べばいいんですよ!」
「あ、なるほど…そうですね。では早速呼んでください!」
急かすナージャさん。
余程この巨大昆虫が潜むジャングルを抜けたいのだろうな…。
かくいう私もそうなのだけど。
だって背後から何故かこちらをじっと見つめているような視線を先ほどからヒシヒシと感じていたから。
「では…」
私は深呼吸すると、お腹の底から声を張り上げた。
「ロミオーッ!!レティオーッ!!」
私の叫び声に驚いたのか、一斉にそこら中を飛び立つ鳥たちに巨大昆虫たち。
いやはや、その凄さと言ったら言葉に言い尽くせないほどだ。
猛禽類は空を飛び、昆虫類も空を飛ぶ。
そして辺りに響き渡るナージャさんの悲鳴。
「キャアアアアアッ!!いやああああっ!!い、今変な汁が頭にいっ!お、落ちてきましたよっ!!」
頭を抱えてしゃがみ込むナージャさん。
駄目だ、完全にパニックになっている。まぁ私はモグラさえ出て来なければまだ冷静さを保てるかな…?
そこへ…。
ドカッ!
ドカッ!
ドカッ!
大きな地響きと共に蹄の音がどんどんこちらに近付いてくる。
ロミオとレティオの蹄だっ!
「ナージャさんっ!落ち着いてくださいっ!ほら、ロミオとレティオがこちらへむかってきていますよ!」
地べたに座り込むナージャさんに声を掛けたところへ…。
「「ヒヒーンッ!!(お待たせしましたっ!!)」」
私達の愛馬、ロミオとレティオが駆け寄って来た。
「ありがとう!来てくれたのねっ!」
2頭の首に抱き着き感謝を述べると私はロミオに、ナージャさんはレティオにまたがって早速島の中心へ向かって進み始めた。
そして、この後私は予期せぬ出来事に遭遇する――。
ナージャさんと2人でまるでジャングルのように生い茂った草木の中をガサゴソと進んでいた。
それにしても何と恐ろしい場所なのだろう…。
「きゃーっ!な、なんか今巨大なヒラヒラ舞う4枚の羽根の付いた生物が目の前を横切ったわっ!」
ナージャさんが先ほどからキャアキャアと騒ぐ。
うん、はっきり言わないだろうけど今のは蝶だった。けれどナージャさんはきっと認めたくはないのだろう。
だって、その蝶…私たちの顔よりも大きかったのだから!
どんなに美しい柄の蝶でも規格外れのサイズだと、美しいを通り越して、もはや不気味としか言いようがない。
「キャーッ!!い、今緑色の長く伸びた触角に、細い後ろ足が異常に発達した緑色の縦長の虫がぁーっ!ず、ず、頭上をびよ~んって飛んでいきましたっ!あ、赤ちゃんなみの大きさでしたっ!!」
またしてもナージャさんが悲鳴を上げた。
うん、きっとあれはバッタだな。しかもかなり巨大化した…。
「も、もう限界ですっ!!レベッカ様っ!あ、貴女のその素晴らしい神のような奇跡の力で何とかこのジャングルを抜け出せませかっ?!こ、このままでは心臓が持ちませんっ!」
ナージャさんがギャーギャー泣きわめきながら、私をガクガク激しく揺さぶる。
「ま、ま、待って下さいっ!い、今…何か方法を考えますからっ!」
そこで私は考えた。
「う~ん…」
「そうだ!いいことを考えつきましたよ!ロミオとレティオを呼べばいいんですよ!」
「あ、なるほど…そうですね。では早速呼んでください!」
急かすナージャさん。
余程この巨大昆虫が潜むジャングルを抜けたいのだろうな…。
かくいう私もそうなのだけど。
だって背後から何故かこちらをじっと見つめているような視線を先ほどからヒシヒシと感じていたから。
「では…」
私は深呼吸すると、お腹の底から声を張り上げた。
「ロミオーッ!!レティオーッ!!」
私の叫び声に驚いたのか、一斉にそこら中を飛び立つ鳥たちに巨大昆虫たち。
いやはや、その凄さと言ったら言葉に言い尽くせないほどだ。
猛禽類は空を飛び、昆虫類も空を飛ぶ。
そして辺りに響き渡るナージャさんの悲鳴。
「キャアアアアアッ!!いやああああっ!!い、今変な汁が頭にいっ!お、落ちてきましたよっ!!」
頭を抱えてしゃがみ込むナージャさん。
駄目だ、完全にパニックになっている。まぁ私はモグラさえ出て来なければまだ冷静さを保てるかな…?
そこへ…。
ドカッ!
ドカッ!
ドカッ!
大きな地響きと共に蹄の音がどんどんこちらに近付いてくる。
ロミオとレティオの蹄だっ!
「ナージャさんっ!落ち着いてくださいっ!ほら、ロミオとレティオがこちらへむかってきていますよ!」
地べたに座り込むナージャさんに声を掛けたところへ…。
「「ヒヒーンッ!!(お待たせしましたっ!!)」」
私達の愛馬、ロミオとレティオが駆け寄って来た。
「ありがとう!来てくれたのねっ!」
2頭の首に抱き着き感謝を述べると私はロミオに、ナージャさんはレティオにまたがって早速島の中心へ向かって進み始めた。
そして、この後私は予期せぬ出来事に遭遇する――。
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